不動産投資を始めた方の悩みの1つが、確定申告でしょう。
不動産投資独特の必要書類はあるのかと心配という方も多くいるはずです。
そのためここでは、不動産投資における確定申告の方法や確定申告時に利用したい手段を解説します。
INDEX
1.不動産投資における確定申告の方法
1.1 不動産投資での確定申告に必要な書類
1.2 不動産投資の確定申告の流れ
2.不動産投資初心者が確定申告する際に活用したい手段
2.1 不安なら税理士に相談するのが一番
2.1 自分で確定申告するなら確定申告書作成コーナーを利用
不動産投資における確定申告の方法
ここでは、不動産投資における確定申告に必要な書類や確定申告の流れについて解説します。
不動産投資での確定申告に必要な書類
不動産投資の確定申告には、以下のような書類が必要になります。
・不動産売買契約書
・賃貸契約書
・譲渡対価証明書
・売渡清算書
・家賃送金明細書
・保険料の証明書
・税金の納付書
・修繕積立金・管理費の明細書
上記は基本的に青色申告時に必要になります。
また、サラリーマンと兼業で不動産投資を行っている方は、上記に加えて源泉徴収票も必要です。
不動産投資会社とやり取りをしている方であれば、一通りの書類を整理して受け取っているはずですので、紛失しないようにきちんと保管しておきましょう。
不動産投資の確定申告の流れ
確定申告は、対象年度の翌年2月16日から3月15日の間に行わなくてはなりません。
上記期日に間に合うように、以下の順で準備を進めましょう。
1. 上記必要書類を揃える
2. 決算書を作成する
3. 確定申告書を作成する
決算書は、青色申告の場合は青色申告決算書、白色申告の場合は収益内訳書になります。
青色申告の場合は手間がかかりますので、早めの準備を心掛けましょう。
不動産投資初心者が確定申告する際に
活用したい手段
ここでは、不動産投資を始めたばかりの方が確定申告をする際に活用したい手段を2つ紹介します。
不安なら税理士に相談するのが一番
まず大前提として、少しでも不安が残るのであれば税理士に相談するのがベストでしょう。
税理士に依頼すれば必要書類の準備等受けた指示をこなすだけで確定申告書の作成を行ってもらえます。
また、最初は相談のスタンスで行けば、必要書類や作成方法のアドバイスなどを受けることも可能でしょう。
長年不動産投資をしている方にも、確定申告について不安がある方は多くいます。
無理せず専門家に相談してしまうと、お金はかかるもののかえって自分ですることが減って合理的かもしれません。
自分で確定申告するなら確定申告書作成コーナーを利用
もし自分で確定申告の書類を集めて申請書を作成するのであれば、国税庁のホームページにある確定申告書作成コーナーを利用しましょう。
確定申告書作成コーナーでは、画面の案内に従って金額等を入力するだけで、申告書や決算書などを作成できます。
作成した申告書はe-Taxで送信でき、印刷して郵送で提出することも可能です。
データの保存も可能ですので、確定申告書作成の手間が大きく削減できるでしょう。
まとめ
不動産投資をしている方は原則、2月16日から3月15日の間に確定申告をする必要があります。
期日に間に合うように必要書類を揃え、余裕を持って確定申告するようにしましょう。
書類準備や作成にあたって不安な点があれば、専門家である税理士に相談することをおすすめします。
また、自分で作成する際には国税庁ホームページにある確定申告書作成コーナーを活用しましょう。