不動産投資について調べている中で、「マンション投資物件」という言葉が気になった方もいるのではないでしょうか。
マンション投資物件は、一般的な住むための物件と特性やポイントを区別して理解することが大切です。
この記事では、マンション投資物件の概要や選ぶ際のポイントを解説します。
INDEX
1.マンション投資物件とは?
1.1マンション投資物件と居住用物件の違い
1.2マンション投資物件のその他の特徴
2.マンション投資物件を選ぶポイント
2.1物件のある場所の特性を整理する
2.2区分マンションか一棟マンションかの違いを整理する
マンション投資物件とは?
ここでは、マンション投資物件とは何かについて解説します。
マンション投資物件と居住用物件の違い
マンション投資物件とは、自分が住むのではなく、賃貸に回して利益を得るためのマンションのことを指します。
一方の自分が住むための物件を居住用物件と呼び、両者を区別しています。
マンション投資物件は、物理的な特徴は居住用物件と同じであるものの、使用用途が「投資のため」なのか「住むため」なのかによって異なるのです。
マンション投資物件のその他の特徴
マンション投資物件と居住用物件は用途が異なるため、ローンの種類も異なります。
住宅ローンと比較して、投資用ローンは金利が高めで、審査基準も厳しめだと言われています。
住宅ローンは、申込人本人の属性や返済能力が重視される一方で、投資用ローンは投資対象の採算性が重要視される点でも異なるのです。
また、マンション投資物件と居住用物件には、物件の査定方法でも違いがあります。
居住用物件は、基本的に取引事例比較法を用い、同じマンション内や近くの間取りが似ている物件などの取引事例と比較して物件価格が決定されます。
一方のマンション投資物件は、取引事例比較法だけでなく収益還元法も用いて利回りも評価し、物件価格が決定されるのです。
マンション投資物件を選ぶポイント
ここでは、マンション投資物件を選ぶ際のポイントを2点に整理して解説します。
物件のある場所の特性を整理する
マンション投資物件を選ぶ際には、物件が建っている土地の特性を理解することが大切です。
例えば、都内を中心とする首都圏は人口が多く、空室リスクが低いと考えられる一方で、入居者が頻繁に入れ替わることから原状回復費用などが多くかかる可能性があります。
地方物件は物件価格が比較的安い一方で、空室リスクは比較的高くなることを覚悟しなくてはなりません。
今後、地方の人口が増える見込みは現状では立っておらず、投入した資本の回収には気を付ける必要があるでしょう。
それぞれの土地の特性を理解し、目的を持ってマンション投資用物件を選ぶことをおすすめします。
区分マンションか一棟マンションかの違いを整理する
マンション投資用物件を選ぶ際には、区分マンションと一棟マンションの違いを理解する必要があります。
区分マンションは物件価格が低めで管理もしやすく、不動産投資にまだ慣れていない人にもおすすめしやすいと言えます。
ただし、それほど大きな利益は期待できない点は理解しておく必要があるでしょう。
一方の一棟マンションは初期費用が高額になり、部屋数が多くて共有部分などの管理もしなくてはならず、不動産投資の難易度は高いと言えます。
しかし、部屋数が多いために、区分マンションと比べると高い収益が望めるでしょう。
まとめ
マンション投資物件とは自分が住むのではなく、賃貸に回して収益の獲得を目指す物件のことです。
居住用物件とは、ローンの種類や物件価格の決定方法などにおいて異なります。
マンション投資物件を探す際には、土地ごとの特性を理解し、区分マンションと一棟マンションの違いを知って、自分の目的に合った物件を選ぶことが大切でしょう。