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株と不動産を比べるという愚問

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村上です。

融資がつきにくくなって、
物件の購入を諦める人が出てきました。

副収入を得る方法は
不動産投資だけではありません。

もっといいやり方、
自分にあったやり方が見つかったから、
方向転換する、というのは、
もちろんアリだと思います。

勉強会に参加して、
他の投資家たちの話を聞き、
物件を見に行ったり、
金融機関を回ったりもした。
その結果、別の方法でいこうと判断した。

そういう人は、
資産を増やすという目的に向けて、
行動した人たちです。

勉強して、行動してみて、
転進するという結論が出たなら、
それはある意味、前進です。

世の中の多くの人は、
チャレンジすることさえもしません。
「何もしない」人が大半です。

何もしない人たちと、
結果は出なくても、
何か行動している人たちとの差は、
目には見えなくても、
実はとても大きいんです。

バタフライエフェクトって、知っていますか?

物事にわずかな変化を与えると、
そのわずかな変化がなかった場合とは、
その後の状態が大きく異なるという現象を指します。

日本にも昔から、
風が吹けば桶屋が儲かる
という言葉がありますよね。

少し話は飛びますが、
私は幼稚園のとき、ある日突然、
バタフライエフェクト
というものの意味に気づきました。

「僕が今日、幼稚園を休んだら、世界が変わる!」
と思ったんです。

それ以来、自分のやること、言うことで、
意味のないことなんてひとつもない、
という自覚がいつもあります。

何を言いたいかというと、
すぐには求めている結果に結びつかなくても、
何か少しでも行動したなら、
回りまわって世界は変わっていくし、

その影響はいずれ、自分自身にも及ぶだろうから、
無駄かもしれないなんて考えずに、
やってみたらいいということです。

私は小さい時から好奇心の塊なので、
いつもいろんなことに手を出しています。

ものにならなかったとしても、
その小さな行動が、
今日も世界に何か影響を与えていると思うと、
面白くないですか?

そんなわけで、これからも、
好奇心の赴くままに、
色々なことに手を出していこうと
思っています。

皆さんも、どんどん世界を変えていきましょう!

金融商品のほうが儲かるんじゃないの?

さて、本題です。

タイトルからして身も蓋もありませんが(笑)
実は、不動産より金融商品のほうが儲かる
ということが、往々にしてあります。

私も、株取引では20年以上のキャリアですが、
けっこうコンスタントに勝っているんですね。

でも、だからと言って、
不動産をやめて株一筋で…ということは、
まったく考えていません。

どちらが儲かるか? という話ではなく、
ベストミックスで儲かれば、それでいいんです。

ただし、それには条件があります。
不動産と金融商品、それぞれのメリットと
デメリットをきちんと理解しておくことです。

それができないと、
いいとこ取りどころか、
「こんなことなら、手を出さなければよかった…」
なんてことになりかねません。

今回は、そんな金融商品と不動産の
メリットデメリットについて、解説しましょう。

以前、当社のお客様とやりとりしていた中で、
こんな話がありました。

その方は、株取引で平均10%以上の利益率を
維持し続けているんですが、
「きちんとやれば、金融商品は
不動産よりもずっと儲かる」
という持論を彼は持っているんですね。

確かにそうだと思います。

例えば、不動産の購入にあたって、
フルローンやオーバーローンを組んだ場合、
表面利回りが10%程度だっとしても、
最終的な手残りは、だいたい1%といったところ。

1億の物件を買ったとしても、
手残りが1%では100万円のプラスですから、
1千万の金融商品で10%の利益を出すのと、
ほぼ同じことになります。

しかも、不動産はスパンの長い事業なので、
売って買ってを繰り返そうとしても、
せいぜい、2〜3年に1度がいいところです。

株のように、短期間に利益を確定させ、
再投資のサイクルに組み入れるような、
スピーディーな規模の拡大ができません。

どちらが効率的なのかは明らかでしょう。

しかし、不動産には
金融商品がマネ出来ない良さもあります。
それは、「安定性」と「ハンドリング」です。

不動産は株やFXのように、
パソコンに四六時中張り付いていなくても、
家賃収入で利益を出すことができます。

バブルのような土地の高騰は望めない代わりに、
アメリカ大統領のツイッターで相場が乱高下…
といったこともありません。

つまり、金融商品に比べて安定しているんですね。

万が一、建物が全焼したり自然災害で全壊しても、
火災保険や地震保険に入っていれば、
建物部分のリスクは担保できますし、
最悪、土地だけは残ります。

確かに、10年後といった長いスパンでは、
人口減少による空室増や相場の緩やかな下落、
建物の老朽化やデッドクロスなど、
起こりうるさまざまなリスクを想定して、
適切に回避する必要があるでしょう。

しかし、株の短期売買やFXのように、
一瞬で損が出てしまうようなシチュエーションって、
不動産にはありませんよね?

自分の手で価値アップ!

もう一つの「ハンドリング」についても、
解説しましょう。

金融商品は基本的に、相場の動きを読むことで、
利益を上げることが求められますが、
不動産は自分自身の力で、
収益性や資産性を上げることが出来ます。

例えば、叩き売りで買った空室ばかりのボロ物件を、
見違えるほどに再生して満室にするなど、
本気になって取り組めば、実現は可能のはず。

つまり不動産は、相場の変動と関係なく、
自分でハンドルすることができるんですね。

もちろん、株などの金融商品でも、
大株主になって経営に参加し、会社を立て直して
株価をアップさせることも出来ます。

しかし、そのためは相当な資金力を持たなければ、
経営に口を出すことは出来ません。

さらに、不動産には売却益以外にも、
保有中に得られる家賃収入があります。

ちゃんと利益を出す物件であれば、
売り時が到来するまで、保有し続けて構いません。

・自分の手で価値を上げて
・売りたい時に売れる

これも、不動産の大きな強みだと思います。

ベストミックスで実力をつけろ!

自分の部屋で誰にも気を使わず、
マウスのクリックひとつで、
損益が確定してしまう金融商品は、
ある意味、ギャンブルやゲームに似ています。

それに対し、不動産経営は「事業」そのものです。

株やFXのように相場に頼るのではなく、
業者や管理会社などのパートナーと連携し、
自分の力で収益性をアップさせる楽しさは、
会社を経営する感覚と同じなんですね。

金融商品と不動産、
どちらが優れているか? という話ではありません。

資金的に可能であれば、
どちらもチャレンジしてみてください。

それぞれのメリットデメリットを肌感覚で理解し、
うまく組み合わせて運用することができれば、
みなさんの収益、そして投資の実力も、
これまで以上にアップするはずです。

がんばりましょう!

村上

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