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大家にできる自殺防止策って?

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村上です。

大きな声ではいえませんが、
学生時代からちょくちょく、
「サイコパスっぽいよね」
と言われます。

サイコパスだと?
これほど家族を愛するオレが、
サイコパスのはずがないじゃないか?

と最初は多少、反感を覚えましたが、
その特徴を調べてみたら、
思い当たるところがないわけでもなかったため、
今は何を言われても、
ニヤリと小さな笑みを返すだけにとどめ、
特に反論はしないようになりました。

ちなみに、
サイコパスの特徴を調べると、
感情の一部(特に他者への愛情や思いやり)
が欠如している、
自己中心的である、
道徳観念・倫理観が欠如している、
恐怖を感じない・・・。
などがあるそうです。

男性の3%、女性の1%が
該当するといわれていて、
日本全体では150万人が該当するのだとか。

あまり自覚がなかったので、
どのあたりがサイコパスっぽく
見えるのだろうかなんて思いながら、
自分を振り返ってみました。

すると、
「恐怖心を感じない」
というところは当てはまるような気がしました。

中学、高校と学校にほぼ行っていない、
片道切符で出かけるバックパックの旅が好き、
そんな私を見て、周りの人は、

「将来どうするの?」
「怖くないの?」

と聞きましたが、何も怖くありませんでした。

学校でずっと座っているのが退屈だったので、
好きなことをしていたのですが、
その様子は周りから見て、
相当変わった人に見えたのかもしれません。

社会人になって、
不動産投資をはじめてからも、
リスクはガンガンとります。
もちろん、借金もします。

これも私からすれば、
とれるリスクをとっているだけなのですが、
怖いもの知らずと見る人もいるでしょう。

ただ、
はたから見ればサイコパスに見える(?)
生き方をしている私ですが、
毎日、けっこう幸せに暮らしています。

家族といる時だけでなく、
勉強会の会員さんがいい物件を買えた時や、
投資家として成長した様子を見た時も、
嬉しいです。

もしかしたら、
日本人のサイコパスの中で一番、
幸せかもしれません(笑)

そんなわけで、
周りの人は色々言いますが、
これからもあまり気にせず、
自分らしく好きなことをやっていきたいと思います。

皆さんも、自分の好きなように生きてください。
人と違うことをすれば、色々なことを言われますが、
他人の言うことなんて、気にしなくてもいいんです。

人身事故が起きたらどーするの?

さて、本題です。

人身事故…といっても
通勤電車の遅延理由じゃありません。
保有する物件で起きる、死亡事故のことです。

自殺や殺人、孤独死などの事例は、
ふだんは他人事のように思えますが、
いざ、事故物件のオーナーという、
いち当事者になってしまうと本当に辛いものです。

もちろん、精神面だけじゃありません。

賃貸経営にも大ダメージを与えることになり、
最悪の場合、破産につながる恐れもあります。

そんな、オーナーにとって悪夢の人身事故、
防ぐ手立てはない…と思いきや!

意外にもありそうなんです。

え?物件に寝泊まりするとか、そんな感じ?
でも、自殺を止めさせるなんてムリでしょ?

いや、そうとも限らないんです。

今回は、人身事故の中でも自殺について、
少し深掘りしてみますね。

自殺を抑止するには?

「大島てる」ってサイト、
みなさんご存知ですよね?

過去に、自殺や事件が起きた物件を
全国のマップに掲載している
インターネットの事故物件サイトです。

実は以前、そこの運営者の方がインタビューで、
こういう話をしていたんです。

・自殺や事件がある物件は、続けて起きる
・原因を追求していくと、共通する傾向があった

で、その傾向とは、

・なんとなく陽当たりが弱かったり、暗い
・ベランダなどの手すりが低く、越えやすい

だったそうです。そこで、

・そういった箇所を改善していくと
・事故が起きにくくなった

という内容でした。

自殺は、入居者自身に問題があることは
もちろんでしょうが、住環境によっても
その衝動がより強くなるんですね。

アプローチを模索せよ!

そういえば最近、駅のホームと電車を仕切る、
いわゆる「ホームドア」を設置する駅が、
ずいぶんと増えました。

これは、誤って転落する事故の防止と共に、
自殺の抑止にも効果があると言われています。

また、ホームに青い照明を取り付けて
利用者の気分を落ち着かせるなど、
鉄道会社もいろいろな方法で、
人身事故の抑止を模索しているそうです。

つまり、賃貸物件も駅と同じなんですね。

建物の造りによって自殺が誘発されるなら、
その原因を改善していくべきなんです。
例えば、

・24時間換気システムを導入する
・通路を明るいLED照明にする
・危なそうな箇所に手すりを追加する など

科学的なアプローチで対処していけば、
事故の発生を未然に防ぐことも可能なんです。

住環境改善のメリット

さらに、そういった住環境の改善は、
自殺の抑止以外にも、
多くの効果が期待できます。

例えば、部屋を探しているお客さんは、
案内された物件が暗かったり、
風通しが悪くて空気が淀んでいたりすると、
なんとなく入居をためらうものです。

物件の入居者だってそうです。
住んでいて気が滅入るような物件なら、
次の契約更新時までに、
もっと明るい物件に引っ越そうか?などと、
考えるはず。

つまり、賃貸物件の住環境改善は、
入居付けのしやすさや長期入居といった、
大きなメリットももたらすんです。

もちろん、いくらコストをかけて
住環境を改善しても、オーナーが完全に
入居者の自殺を防ぐことはできません。

管理会社でも、高齢者の孤独死などは
年に数回はあることなので、
特別なケースではありません。
遺体の処置などはある意味、慣れたものです。

心配するより行動!

問題なのは、自殺などの事件や、
死亡して時間がたち、匂いや汚れなどがしみ付いて、
内装を全取り換えしなければならない状況です。

壁紙や床を全部剥がして、スケルトン状態にすると、
それなりの費用がかかります。

その費用は、連帯保証人や遺族がいる場合、
相手に対して損害賠償請求するのが、
一番オーソドックスなやり方です。

請求の内訳は、主に以下のとおりとなります。

・リフォーム/クリーニング費用: 〜数百万円
・空室期間のロス: 家賃×月数
・家賃減額分: 差額×2年分(目安)

もちろん、相手に支払い能力があるかどうか?
という問題もありますので、万が一に備えて
オーナー自らが、火災保険の死亡事故特約などに
加入しておくといいでしょう。

備えあれば憂いなし。
防げない事を日々心配しているよりも、
自分が出来ることを探して、事前に対処しておく。
このマインドで立ち向かってください。

がんばりましょう!

村上

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