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無料セミナーの裏側

村上です。

コロナショックの影響で、
株や為替の動きが
ものすごいことになりましたね。

皆さんから見たら私は
不動産投資業界の
人間だと思いますが、
実は株歴も25年あるんです。

中学卒業とか高校入学とか、
そのくらいの若造の頃から
株が好きでした。

不動産歴は18年で、
社会に出て初めて触れましたから、
株の方が長いんですね。

私だけではなく、
不動産投資家の人の中には、
株歴も長いという方が
多くいます。

株で得た利益を不動産に
変えておきたい、
というような相談も
よくあるんです。

そんな私から、
皆さんに伝えたいことがあります。

それは、
こういうマーケットから
逃げてはいけない、
ということ。

株をやっている人は、
少額でもいいから
ベッドしてみたらどうでしょう、
ということです。

中にいる人にしか、
感じられないこと、
得られないものがあるからです。

決めたルールを守れない
自分の弱さや、
欲深さなどにも、
嫌でも向き合うことになります。

それが、その後の投資に
生きてくるんですね。

もちろん、
大勝負に出てはいけませんよ。

とれるリスクの中で、
自分の投資の実力を知り、
その後に生かすことが大事、
という意味です。

それともうひとつ、
こういうときにドヤ顔で
現れる株の専門家とか、
それっぽい人の意見を
鵜呑みにするのはやめましょう。

みんながワーワー騒いでいる中で、
それらしい分析をしている人、
いますよね。

その人が相当設けたらしい
なんてウワサを聞けば、
「この人ってすごい」と
思ってしまいがちです。

でも、そんなことはないんです。

マーケットの先が読めたら、
その人は世界中のお金を
吸い上げることができるはずです。

実際にはそんな人、
どこにもいませんよね。

自分のお金を動かすとき、
その根拠をきちんと語れる
人になりましょう。

「あの人が儲かるっていうから」
という動機では弱すぎます。

株をやっていないという人は、
「自分には関係ない」と思わず、

株価と不動産価格がどう
連動しているか、
過去のデータなどを
調べてみるといいと思います。

すべてのニュースが
不動産投資の勉強の材料に
なるんです。

この辺りの話は、
私の得意とする部分ですので、
興味を持った方はぜひ、
Casegood-カセグにお越しください。

▼Casegood-カセグ-とは?

完全無料のセミナーはない

さて、本題です。

以前、
コン・パスの塾生さんから
再建築不可物件を
「可」にするセミナーが
巷で流行っていようですが、
実際はどうなんでしょう?

という相談をいただきました。

・再建築不可物件を客に買わせ
・顧問弁護士などがコンサルし
・「不可」を「可」にして
・物件を高値で売却させる

といったスキームで、成功すれば

・数百万〜1千万円超のキャピタル

を得られるというもの。

確かに、再建築不可物件は、
やりようによって、
「可」になる物件もあります。

でも、私たちプロから見ても、
「不可」を「可」にするのは、
ハードルが高いですし、
実現する確約もできません。

そもそも、
再現性の高いスキームなら、
今頃、海千山千の転売業者が
こぞって買い占めるはずですが、
実際はそうじゃないんです。

自分たちでやらないの?

私自身はこういった
セミナーの話を聞くたび
しっくり来ないものがあります。

それは、

確実に儲かるスキームなら
セミナーなんて開かず、
自分たちでやればいいのに

と思うからです。

ちなみに、冒頭のセミナーでは、

参加した投資家に対して
高額のコンサル契約を勧め

再建築不可物件を購入させて
「可」で売却したら成功報酬

を得るシステムのようです。

コンサル料と成功報酬が、
業者の収入源なんですね。

結局、よくありがちな、

・業者はノーリスクで儲かり
・責任とリスクは投資家持ち

というスキームなんです。

それなりの指導や助言を行い、
投資家が儲けを出すまで
相応のバックアップを
行うのでしょうが、

「不可」を「可」に出来なければ、
コンサル料を含めた損失は、
投資家自身が被ることになる
はずです。

業者は百も承知である

何度も言うようですが、
本当に儲かるスキームなら、

・業者自らが買って
・キレイにして売り
・ガッポリ儲ければ

いいだけのこと。

再建築不可物件なら
相場よりずっと割安ですから、

銀行の融資が下りなくても、
彼らが今まで稼いだ
潤沢なキャッシュを使って、
幾らでも買えるはずですよ。

とまぁ、
正論をぶつけてみましたが…

要はそんなこと、
業者は百も承知
なのです。

・リスクを背負って稼ぐより
・シロウトから集金した方が楽

だから、
初心者を相手にした
セミナーを開いているんですね。

たとえ投資家が損しようと、
彼らの財布は痛まないのです。

「無料」にはワケがある

世の中には、不動産に限らず、
様々なセミナーが溢れています。

R待などのサイトを見ていると、
有名無名を問わず、
無料や千円といったセミナーが
毎日のように開催されています。

しかし、そういった
セミナー主催者たちの多くは、

・投資家を儲けさせたい

と表向きは謳いつつも、実際は

・自分たちが儲けたい

であることがほとんど。

業者は別に、
ボランティアじゃありません。

自分らが「儲けたい」から、
全国各地でセミナーを開催し、
投資家を集客するのです。

確かに、セミナーで得られる
知識やノウハウも大事ですが、
それ以上に、

・無料のセミナーには
・開催側の意図がある

ということに、投資家は
もっと目を向けるべきです。

儲けはどこに隠れている?

財源を寄付でまかなう、
純粋なボランティアでもない限り、
通常のビジネスには

・儲かる仕組み

が、必ず構築されています。

近所の100円ショップから
億の物件を転がす業者まで

創業何百年の老舗から
ホヤホヤの新興企業に至るまで

・儲かる仕組みを回す

という意味で、
やっていることは同じなんですね。

もちろん、当社のコン・パスも
その例外じゃありません。

ですからみなさんも、
今後のビジネスや投資において、
相手が勧めてきたものは、

・どこで儲けを取っていて
・どの位の利益があるのか?

という目線を、
必ず持つようにして下さい。

相手がビジネスでやっている、
「完全無料」のセミナーは
存在し得ないのです。

その前提を踏まえて、
参加の可否を判断してください。

がんばりましょう!

村上

 

 

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