コン・パス代表、村上です。
不動産投資家は業者と
同じ土俵で戦っています。
不動産で稼ぎたいと思うなら、
業者並みのスキルを身につけて
第2の本業として取り組むんでください。
実際のところ、
やり方さえ間違えなければ
不動産は手堅いビジネスです。
・相場がゆるやかで長期サイクル
・相対取引なので安値購入→高値売却が可能
・業者を使って一人でも経営できる
将来の引退後のビジネスとしても
ちょうどいいのではないでしょうか。
不動産で成功するために
必要なことは山ほどお伝えしたいのですが、
あえて一つに絞るならこれです。
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『高値づかみ』が破たんを招く
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地方RCフルローンはダメだ!
ということを繰り返し言ってきました。
しかし誤解しないでください。
地方がダメなわけではないし、
フルローンがダメなわけではないし、
高金利がダメなわけでもありません。
ダメなのは『 高値づかみ 』です。
利回り9%、オーバーローン、金利4.5%
さらに場所が地方となると
経費率も高いのでお金は残りません。
地方は家賃が安いのに経費が高く都心よりも不利。
・家賃が安い
・修繕費は都心並み
・広告費が高い
・固都税が高い
地方、郊外であれば場所にもよりますが、
利回り20%前後が業者目線になってきます。
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最悪なのは出口がないこと
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収益不動産は必ずデットクロスが来ます。
所得税 > キャッシュフロー
となり黒字倒産状態。
必ず訪れるデットクロス、最善の策は売却。
毎年マイナスが
ふくらんでいきますので
売却しなければなりません。
ファンドも大手不動産会社も
定期的に物件を入れ替えるのは
これが理由です。
地方不動産を高値で買うと、
売却ができないというのが
最大の問題です。
・高金利なので残債が減らない
・残債以上の値段では誰も買わない
・手持ち資金がなければ損切りもできない
マイナスが拡大して税金が払えなくなり
いずれ経営破たんとなります。
売却するという前提で考えると、
値下がりしない場所を買う
ということも重要ですね。
とにかく『 高値づかみ 』だけは
しないようにお願いします。
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ギリギリまで利益を乗せる販売業者
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地方物件が高騰している要因は
色んな要素がありますが一番は業者です。
・物件を買いたい人が増えた
・自己資金が少ない人が多い
・銀行は不動産への融資に積極的
こういった状況で、
収益物件を専門に扱う業者が急増。
銀行評価が出やすく買い手がいない
地方の古い1棟モノを仕入れて
一般投資家へ販売しています。
以前であれば地方物件は、
表面利回り15%以上が当たり前でした。
フルローンで買いたい投資家に
銀行が融資を出す。
その限界ギリギリの金額まで、
業者が利益を上乗せしている
というのが価格高騰の真実です。
投資家が背負う借金が増えた分、
業者が得る利益が増えている
ということになります。
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業者価格で買え
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不動産には定価がありません。
同じ不動産は二つとなく
売主買主の相対取引だからですね。
当事者間で決めた金額が売買価格になります。
相続人にとっては無用な空き地でも
アパート業者にとっては
数千万円の利益を生む
掘り出し物かもしれません。
業者が8000万円で仕入れた
1棟マンションが1.2億円で
販売されたりするわけです。
購入金額の妥当性をよくよく考えてください。
業者価格とエンド価格ですね。
物件を購入する際は
本当の価格を見極めてください。
いくらでも安く買うチャンスはある。
値段をつけるのはあなたです。
業者価格で物件を手に入れるために
どんなスキルが必要か。
次回に続きます。
今日もがんばっていきましょう!
村上