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こっきんを活用せよ!

村上です。

 

不動産投資で成功するには、勉強が不可欠です。

でも、勉強だけでは人並み以上に稼ぐことはできません。

 

だって、そうですよね。

勉強すれば、お金持ちになれるんだったら、

東大を出た人はみんなリッチなはずです。

でも、現実はそうじゃない。

 

世界中の偏差値の高い人が集まっている

ファンドやリードだって、失敗します。

ビジネスって、そこが面白いって、

私は思います。

 

では、成功するには、勉強以外に何が必要か?

その答えですが、私は、「感性」だと思います。

 

じゃあ、「感性」を磨くにはどうしたらいいか?

そこに関わるのは、「教養」ではないでしょうか。

 

教養は、一朝一夕で手に入るものではありません。

その人がこれまでに読んだ本、

関わってきた人、旅した場所、

真剣に物事に向き合った経験、

そういうものが教養となり、

それは、心の豊かさにもつながります。

 

勉強をして得た知識にこの「感性」が結びつき、

そこに行動が加わることで、

大きな成功を生み出せるのではないでしょうか。

 

大人になっても、感性を磨く方法は、色々あります。

そのひとつが、いつもとは違うことをすることです。

 

知らない土地に行って、知らない文化に触れる。

ビジネス書ではなく、小説を読む。

自転車に乗って、遠出する。

美術館や博物館で、古いものやアートを眺めてみる。

 

年をとると、「初めてのこと」が億劫になって、

気づくと毎日が同じルーチンに陥ります。

そうなると、頭はもう固くなる一方です。

感性を磨くどころでは、ありません。

 

煮詰まっている人、

なんとなく、自分の天井を感じている人、

そこに足りないのは、

「知識」ではなく、「感性」かもしれませんよ。

「こっきん」を活用せよ!

 

さて、本題です。

 

「こっきん」ってご存知ですか?

 

当たり前でしょ!という方も多いと思いますが、

改めて解説しますね。

 

「こっきん」すなわち「国金」とは、

かつて存在した「国民金融公庫」、

そして後の「国民政策金融公庫」の略称です。

「日本政策金融公庫」という名称に変わってからも、

以前と同じく、国金と呼ばれています。

 

国金は、国民生活金融公庫法に基づく政策金融機関、

つまり、政府からの出資を受けて運営されている

公的な金融機関です。

 

民間の金融機関から

融資を受ける事が困難な事業者に対し、

低金利の貸付を行うことなどを目的としています。

 

つまり、属性や物件などの理由で

銀行の融資が引けない不動産投資家にとっては、

頼みの綱とも言える存在なんです。

 

そんな、借りられない人に優しい国金ですが、

なぜそんな事をしてくれるのでしょう?

 

国金の特徴とは?

 

国金はそもそも非営利の特殊法人です。

民間の金融機関から融資を受けられない事業者に

貸付を行う「受け皿」的な機関で、

若者や女性、シニア世代の起業支援なども

積極的に行なっています。

 

金利は付きますが、民間のように

金利から利益を上げることが目的ではありません。

 

また、融資の焦げ付きリスクや、

融資の成績、ノルマなどを心配せず、

国の予算を使い切るというスタンスですので、

基本的に優しい担当者が多く、

気軽に相談しやすい雰囲気があります。

 

ただし、国金の貸付には、

民間と異なる要件があることも覚えておいて下さい。

 

【融資期間が短い】

国金にはさまざまな貸付制度がありますが、

制度によって融資期間が7年以内のものや、

最長でも20年までだったりします。

つまり、家賃収入に占める返済比率が

高くなってしまうデメリットがあります。

 

【融資限度額が低い】

融資する事業内容にもよりますが、

不動産賃貸業に関して、

億単位の融資をすることはありません。

RC一棟物といった大規模な物件購入では、

国金は使いにくいと考えて下さい。

 

【常に借りておく】

国金は、「借りて返して」という実績を重視します。

少額でもいいから何らかの資金を借りておき、

国金との付き合いを繋げておいて下さい。

そうしないと、いざ融資を受けたいとき

すぐに借りられない場合があります。

 

【滞納に要注意!】

税金や家賃、水道光熱費などの滞納がある場合、

国金の融資は非常に厳しくなります。

必ず完納し、滞納のないよう注意してください。

 

国金でキャッシュ温存

 

実践会の会員さんにも、国金を利用している方がいます。

 

埼玉県のIさんは、

区分マンションの購入の際に、利用したそうです。

当初は、現金決済の予定だったのが、

ものは試しと、国金に相談したところ、

不動産賃貸業の事業性資金として融資が通り、

手持ちのキャッシュを使わずに済んだとのこと。

 

不動産投資をする際、

キャッシュはなるべく温存するべきです。

次の物件の頭金に回せるだけでなく、

突発的な修繕や事故対応といった、

スピード勝負になるリスクへも、素早く対応できるからです。

 

高金利の銀行やノンバンクで

融資を引こうと考えているなら、

低金利の国金に相談してみてください。

全国に支店がありますから、

地方の方でも大丈夫です。

国金は使いよう

 

国金は、民間の金融機関とスタンスが違うため、

遠慮せずに相談してみることをおすすめします。

 

物件購入に限らず、

リフォーム資金として借りてもいいですし、

不動産投資で基盤を作りつつ、本業のビジネスをやりたい

といったスタンスでも、融資が通る可能性があります。

 

創業資金など、借り入れの目的がはっきりしていて、

民間の融資が厳しいと予想されるのであれば、

最後の砦としてではなく、

最初から国金に行くという手もアリでしょう。

 

周りの人たちが、

RC一棟マンションなど、比較的、

大きな金額で不動産投資をしている場合、

国金を使っている人は見あたらないかもしれません。

 

しかし、実際には、初心者も含めた

多くの不動産投資家が、国金を利用しています。

 

一つの選択肢として、

国金を上手く活用してみてください。

 

がんばりましょう!

 

村上

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