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老害が日本をダメにする

 

村上です。

 

サラリーマン大家さんと話していると、

「一発逆転ホームランを狙いすぎ」

と突っ込みたくなることがよくあります。

 

不動産投資本などで、

「この物件のおかげで会社を辞められた」

等のラッキーなケースが紹介されているので、

「オレも運命の物件を見つけるぞ!」

と思うのかもしれません。

 

でも、

奇跡は滅多に起きないから奇跡なのです。

大きすぎる期待は禁物です。

 

スポーツ好きの方には

わかってもらえると思うのですが、

一撃ホームランを狙うと、

それ以外のチャンスを

見逃しやすくなります。

 

その結果、

最初からホームランは狙わず、

ポテンヒットを

コツコツ積み重ねた人の方が早く、

目標を達成できたりするのです。

自分の会社を思い出してみてください。

一発大きな案件を成功させたのを機に

人生が変わるレベルで給料が上がったとか、

ごぼう抜きレベルで昇進した人とか、

いますか?

 

マンガじゃないんですから、

滅多にいないですよね。

 

結局、日々、

やるべきことを地道に積み上げながら、

周りの人たちと良い関係を築いていける人が、

伸びていくんです。

 

不動産投資だって、

他の事業と同じで、

成功する近道なんてありません。

 

人より早く結果を出したように見える人は、

人の何倍も速くPDCAサイクルを回した人です。

 

行動量が多いんです。

決して、一発逆転ホームランで

成功したわけではありません。

 

人生が変わるような物件との出会い

を夢見ている人は、

そろそろ目を覚ましてください。

 

老害が日本をダメにする!

 

さて、本題です。

近年、ネットやテレビなどで「老害」という

キーワードを目にする機会が増えました。

 

みなさんは老害と聞いて、

どんなイメージを持ちますか?

 

・自分の意見を頑なに曲げない

・理不尽な要求をしたり、怒りをぶつける

・間違いや過ちを認めない

 

こんな感じでしょうか。

また、2018年に入って大きな話題になりましたが、

スポーツ系の団体などで、

 

・長年にわたって上層部を独占し、ポストを譲らない

 

といったケースも、老害に当たるでしょう。

 

実はこの老害、不動産業界にも

少なからず影響があるんです。

 

ちょっとデリケートな話題ですが、

最後までお付き合いください。

 

「派閥」「学閥」という存在

 

「派閥」って言葉、みなさんもご存知ですよね?

 

政党内で、政策や主張の共通する者同士が結集し、

主導権を争う派閥政治が有名です。

 

もちろん、派閥は政治だけに限りません。

会社や団体の中で「あの人は○△派だから」といった、

利害関係でまとまった集団を指すときにも

よく使われます。

 

さらに、有名大学の出身者同士によって作られる派閥、

いわゆる「学閥」というものも存在します。

 

政治家や官僚、学会、企業などの幅広い業界人が、

同じ大学出身という名のもとに結集し、

政策や許認可、企業同士の連携、

さらには子孫や知人の就職活動に至るまで、

政財界に大きな影響力を持っています。

 

そしてこの学閥こそが、

不動産業界の「老害」になっているんです。

よくある事例をお話ししましょう。

 

分譲マンションは看板で売れ!

 

分譲マンションのチラシで、一番下の部分に、

複数の会社名が並んでいるのを

見たことがありますよね?

 

その中で、大手財閥系の「〇〇不動産」といった

名前が、一番左側に大きく出ていませんか?

 

実を言うと、あれは単に名前だけのいわゆる

「看板貸し」であって、その下に「黒子」と呼ばれる

実務を行う会社が入っているんです。

 

つまり、〇〇不動産自身は、

分譲に関わっていないのです。

 

なぜそんなことをするの?って思いますよね。

 

黒子である無名の会社が、

仮に、自分の会社名で分譲したとしても、

ネームバリューやブランド力がないために、

モデルルームに客が来ないんです。

 

高い買い物ですから、知らない会社のマンションなんて、

誰だってちょっと心配でしょう。

 

そこに、知名度の高い財閥系業者の名前を出し、

モデルルームに「〇〇不動産」というノボリを立てれば、

安心感がぐっと増すことで、確実に集客できるんです。

 

もちろん、看板の使用料も発生しますが、

費用対効果を考えれば安いものでしょう。

 

要は黒子が、ブランド力の高い看板を借りて、

商売をしているんですね。

 

口利きがモノを言う世界

 

でも、考えてみてください。

 

ポッと出の無名な会社に対して、大手財閥系が

簡単に看板を貸してくれるって不思議ですよね?

実はここに、学閥が絡んでくるのです。

 

無名な会社の幹部や社員が、有名大学の学閥に入り込み、

その上層部を接待して、どんどん貢いで仲良くなり、

大手財閥系に「口利き」をしてもらうことで、

やっと看板を貸してもらえるようになるんです。

 

また、建築や開発の許可などでも、

学閥の影響力がモノを言います。

 

許可が下りにくい案件だった場合、

官僚やゼネコンの幹部へ口利きしてもらえれば、

スムーズに事が運ぶんですね。

 

学閥の上層部は、各界の現役を引退したOBばかり。

つまりそこには、接待慣れしたおじいちゃん達が

多くいらっしゃいます。

 

・政財界に大きな影響力を持ち

・事あるごとにちやほやと接待される

 

そんな美味しいポスト、

誰も譲りたがりませんから、

学閥の上層部は高齢者ばかり…という訳です。

 

でも、そのおじいちゃん達に媚を売らなければ、

許可が下りず、看板を借りなければ、

マンションの販売もままならない。

 

これが、不動産業界における「老害」なんです。

 

時代はネット社会へ

 

ちなみに、私が新卒で業界に入った頃は、

ほとんどの大規模案件が、

キャバクラ接待の場で決まっていました(笑)

 

でも、そういう接待や口利きが当たり前だった

時代は、だんだん終わろうとしています。

 

大きな変化のきっかけは、やはり

インターネットの台頭でしょう。

 

ネットで情報が広く公開され、

誰もが共有できる時代になったので、

私たちのような若い世代の会社が、

合理的で効率が良く、稼ぎも多くなってきました。

 

以前のように、おじいちゃん達に媚びへつらって

口利きをしてもらわなくても、

普通に仕事ができるようになったのです。

過去の力関係が、だんだん崩れてきたんですね。

 

ネットの普及によって不動産業界も、

オープンな環境へ様変わりしつつあります。

特に、若い人が起業しやすくなったのは、

非常にいいことだと思います。

 

みなさんも、過去の慣習にとらわれず、

新しいことにどんどんチャレンジしてください。

 

がんばりましょう!

 

村上

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