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銀行員をやる気にさせろ

村上です。

不動産投資に興味を持ったきっかけは何ですか?
と質問すると、ほとんどの人は、
「老後が不安」とか、「仕事を辞めたい」など、
どちらかというネガティブな理由をあげます。

しかし、中に1割くらい、
「やりたいことを思いっきりやりたいから」
「人生をもっと面白くしたいから」
というように、ポジティブな回答をする人がいます。

どういう人がそういう発言をするのか
観察してみると、本業で成果を出している人たち、
という共通点がありました。

そして、実際に物件を買い始めてから
大きく飛躍するのも、彼らです。
仕事で稼いでいるので、融資も付きやすいですし、
自信があるので、銀行まわりにも積極的です。
本業での成果が、不動産投資にもプラスに働いているのです。

これは逆から見ると、
不動産投資でうまくいきたければ、
まずは本業をがんばって、成果を上げることが有効、
とも言えるのではないでしょうか。

真剣に仕事をして、スキルを上げれば、
今の会社を辞めたって、転職は容易でしょう。
本業で突き抜けることで、
自分の力で生きていけるようになれば、
不動産投資だって、不要になるかもしれません。

「つらい」「不安だ」「給料が上がらない」
ネガティブな言葉は、ネガティブな現実を作り出します。

会社の悪口を言うのは簡単ですが、
それだって自分で選んだ道です。

本業も不動産投資も、ベストを尽くす。結果を出す。
その心意気で、いきましょう。
もちろん、私も実践しています(笑)

銀行員をやる気にさせろ!

さて、本題です。

不動産投資を行うために避けて通れないのは、
何といっても「融資」です。
どんなにいい物件を見つけたとしても、
融資が付かなければ、絵に描いたモチ。

では、融資が出るか出ないかが決まる
一番重要なポイントって、何だと思いますか?

それはズバリ!
「銀行員のやる気」
なんです。

え?銀行員のやる気?
たったそれだけなの!?

と、思う方がいるかも知れません。
でも、銀行員のやる気次第で、
全てが決まると言っても過言じゃないんです。

その理由を、これから解説しましょう。

>融資部vs審査部

ここで言う銀行員とは、
銀行の各支店にある「融資部」の担当者です。
窓口で融資の相談に応じてくれるので、
ご存知の方も多いですよね?

融資担当は、支店単位で四半期ごとに決められた、
貸出額や貸出残高の目標をクリアするために、
日々、融資を付けようと頑張っています。
「融資」という商品を売る銀行の営業マン、
そんなイメージです。

融資担当は、持ち込まれた投資物件の
融資申込みを受け付けると、融資の稟議書を作成し、
支店長などの決裁を受けたのち、
本部にある「審査部」へ稟議を回します。

審査部は、持ち込まれた稟議に対して、
融資しても良いかどうかを審査する部署。
融資部の「より多く融資をしたい」という意向とは逆に、
「危険な融資は認めない」というスタンスです。

審査部は、重箱の隅を突くように案件をチェックし、
融資が安全なものかどうか、色々と難癖を付けてきます。
その結果、この審査部によって
融資案件の多くが落とされてしまうんです。

では、審査部という高いハードルを越えるためには、
どうしたらいいんでしょうか?

それが、先ほど出た「銀行員のやる気」です。

融資担当者がこの融資を絶対に通したい!と思い、
いい稟議書を作ることができれば、
審査部の厳しいチェックをパスし、
融資が通る可能性がグッと高まります。

さらに、やる気の違いだけで、
融資決裁の日数も倍以上違ったりしますし、
返済年数や金利が変わるケースもあります。

つまり、融資担当者のやる気次第で、
融資の可否や条件が大きく左右される!
ということです。

やる気スイッチを押せ!

では、融資担当者にやる気を出してもらうには、
どうしたらいいのでしょうか?
それには、融資を申し込む側の自己アピールが
大きく影響してきます。

ちなみに、担当者が稟議を書く際は、
以下のような要素を盛り込んで作成します。

・属性(年収、年齢、学歴、家柄など)
・資産(預貯金や不動産など)
・経営能力(経験や運営実績)

学歴や家柄など、
こちらが大した情報ではないと思っていることでも、
融資の面ではプラス要素になることも、
少なくありません。

自分自身をアピールできるポイントが見つかれば、
出し惜しみなく提示し、
担当者がいい稟議を作れるよう、
積極的にアプローチしてください。

実践会員Eさんの事例を紹介します。

Eさんは銀行開拓の際、
保有する物件の概要をA4用紙1枚にまとめて、
融資担当者に見てもらっているそうです。
明記する内容は以下のとおり。

・物件外観
・立地
・取得価格
・固定資産税評価額
・融資条件など

銀行の融資担当からは、
「個人でここまでまとめている人に、初めて会いました」
と、高確率で言われるそうです。
もちろん、担当者のやる気スイッチも
グッと入りやすくなるはずです。

不安を排除して安心させろ!

担当者のやる気スイッチを押すためには、
不安材料を極力排除することも大事です。
例えば、担当者は以下のような事態を恐れています。

・稟議で落とされる「空振り」
・ローンが返済されない「焦げ付き」

そういった不安材料を払拭するためには、
・この人はしっかりしている
・きちんと返済してくれそうだ
・稟議もスムーズに通るはず
・自分の融資目標もクリアできそう

という安心感を持ってもらえるよう、
プラス材料をなるべく多く揃え、
こちらから営業を掛けるスタンスで臨みましょう。
好印象を与える会話術もマスターすべきです。

担当者をやる気にさせれば、
いい稟議書を作って、審査部と戦ってくれます。
融資担当を自分の味方につけられるよう、
自分自身をどんどん営業してください。

がんばりましょう!

村上

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