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勘違い大家は成功しない

村上です。

連日のように、
不動産投資家の方の相談を受けています。

相談に訪れるくらいですから、
悩みを抱えている方が大半です。

中には、
「不動産投資って難しいですよね~」
「もうどうしていいか、わかりません…」
とため息をつく人も多くいます。

そういうとき、私は困ってしまうんです。

なぜなら、不動産投資って、
数ある事業の中で、簡単な部類に
入ると思っているからです。

だからといって、
不動産投資で失敗しかけている人の前で、
「不動産投資って難しくないですよ」
と言うような失礼なマネはしません(笑)

「大変でしたね」
「リカバリーの方法を一緒に考えましょう」
と声をかけて、数字を元に
ロジカルな対策を考えていきます。

すると大抵は、
問題はそれほど大きなものではない
ということがわかります。

そこでも、
「ね、そんなに難しくないでしょう?」
とは言いません。
大人ですからね(笑)

でも、心の中で、
「ほら、それほど難しくなかったじゃん」
とつぶやくことは、時々あります(笑)。

さて、なぜ私が不動産投資を難しくないと
思うのかですが、その理由のひとつは、
ここが非常にアナログな業界である
ということです。

つまり、テンポがゆっくりなんです。
買う時も考える時間があるし、
ダメになる時も一気に崩れません。

備える時間や準備する時間があるので、
大失敗しにくいんですよね。

一方で、株やFX、仮想通貨と
いった類の投資は、
瞬間的な判断を求められます。

もちろん、不動産と同じく、
勝つためには
情報収集や勉強は欠かせません。

そこにプラスして、
天性の勘やセンスといったものも
求められる世界なんですね。

その点、不動産投資の世界は
ドリルや筋トレのようなものです。

苦手な人にとっては
やり続けるのはきついけれど、
とにかくルールに従ってやり続ければ、
そこそこの結果が出せる分野だと思います。

勘違いしてほしくないのですが、
「簡単に儲かる」という意味ではないんです。
なめてかかったら、
すぐに騙される世界ですからね。

それでも、「難しい」と
決めつける必要もないと思います。
勉強すれば、勝てるんですから。

少なくとも私の中には、
不動産投資で成功するロジックは
見えています。

詳しく知りたい方はぜひ、
Casegood-カセグ-にご入会ください。

ビジネスパートナーは大切に!

さて、本題です。

不動産経営を成功させるためには、
ビジネスパートナーとの関係作りが
とても重要です。

・賃貸管理会社
・不動産業者
・建築業者
・金融機関
・税理士

これらのパートナーがいなければ、
オーナー自身が仕事に追われて、
大変なことになりますよね?

でも、中には、

「金を払ってるんだから、こっちは客だ」

こんな、上から目線の
オーナーがいるんですね・・・。

実はこれ、意外に多くの人が、
やってしまいがちなミスなんです。

どういうことか、ちょっと説明しますね。

対等な立場ということ

最初に、冒頭に挙げた
ビジネスパートナー達が、
どんな仕事を引き受けてくれているのか、
おさらいしてみましょう。

・賃貸管理会社
→入居者を探したり、物件を管理したりする
・不動産業者
→物件を探したり、売却を手伝ったりする
・建築業者
→物件を新築したり、修繕したりする
・金融機関
→資金を調達する
・税理士
→会計処理や、経営をサポートする

いかがでしょう?

どれも本来は、不動産で儲けるために、
オーナー自身がやるべきことですよね。

それを、自分では出来ないから、
代わりにやってもらっているのです。

つまり、オーナーとパートナーは、
決して、客と下請けなんて間柄ではなく、
あくまで、対等な立場だということです。

誰でもできる仕事?

それにもかかわらず、
意外にも多くのオーナーが、
パートナーとの関係を履き違えるんです。

例えば以前、当社のセミナーで
こんなエピソードがありました。

セミナーに参加された方が、
ゲストで呼ばれた税理士事務所の方に、

「帳簿付けみたいな、誰でもできる仕事なのに、
なんで月3万円も取るんですか?」

こんな質問をしたんです。
それに対し、税理士事務所の方は、

「そういうお声もいただくんですが、
料金にご不満がおありでしたら、
ご自身でされたらいいと思います」

至極真っ当な答えです(笑)
そりゃそうでしょう。

頼んでいる方たちは、
自分自身でできないから、
外部のプロにお願いしているんです。
それも、月々わずかな料金で。

3万円がもったいなければ、
自分でコツコツやるか、安い時給で
パートでも雇ってください。

しかし、税理士並みのクオリティで、
収支計算をきっちり仕上げ、
中身の責任まで持ってくれる
月3万円未満のパートさんって、
みなさんの周りにいますか?

・・・いないですよね?

あなたは選ばれている

つまり、ビジネスパートナーとは、
オーナー自身が本来やるべきことを、

・資格を持ったプロが代わりに引き受け
・目的を達成してオーナーに返す

それを、妥当な料金で、
責任を持ってやってくれるという、
大切な存在なんです。

にもかかわらず、
自分は客だといった感覚で、

「高いからもっと安くしろ」
「ここの部分はサービスしろ」

こんな無理な要求をしたら、
そっぽを向かれて当たり前ですよ。

仕事を請ける側だって、
契約上の問題がない限り、
イヤなら断る自由があります。

そんな面倒な客に付き合っているより、
贔屓にしてくれる上顧客を
大事にしたほうが気持ちよく働けます。

・あなたがパートナーを選ぶように
・パートナーもあなたを選んでいる

このことを、忘れないようにしてください。

パートナーなくして成功なし

不動産経営は、
億単位という規模の投資が
当たり前の特殊な世界です。

その投資物件のオーナーである自分は、
周囲にとって「影響力のある存在」、
つまり、「上の立場」なのだと
勘違いしやすくなります。

でも、そうじゃないんですね。

・「お金」は銀行から貸してもらい
・「物件」は業者から紹介してもらい
・「入居者」は管理会社に探してもらう

こういったパートナー達に、
色々と手助けしてもらわなければ、
不動産経営が上手く行く見込みは、
限りなくゼロに近づいてしまうんです。

お互いにタッグを組んで、
お金儲けをしているんですから、
パートナー達にもきちんと報酬を払い、
それなりの敬意を払いましょう。

もちろん、こちらが一方的に損をしたり、
必要以上に相手を儲けさせたりする
義理はありません。

こちらも、専門的な知識と相場勘を持って、
不要な部分はきちんとカットし、
Win-Winのバランスを築けるよう、
紳士的に交渉してください。

ビジネスパートナーなくして、
不動産経営の成功なし!

がんばりましょう!

村上

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