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投資本をマネしちゃダメ

村上です。

物件を買いたいといいつつ、
なかなか買えない人たちの特徴として、

「今は高い物件しか市場に出てこない」
「サラリーマンには融資がつかない」

といった、マイナスの思い込みに
とらわれているということがあります。

マイナスの思い込みを持っていると、
人は無意識のうちに行動に制限をかけ、
成功の可能性を狭めてしまいます。

こんな話があります。
昔、1マイル走競技と言うものがありました。
1マイルは、約1,609メートルです。

この1マイル走競技で1923年、
フィンランドのパーヴォ・ヌルミ選手が
4分10秒3という世界記録を樹立しました。

この記録は前の記録より2秒早いものですが、
その2秒を更新するのに、37年もかかったそうです。

その後もなかなか記録は更新されず、
「人類が1マイルを4分以内で走ることは不可能」
という思い込みを多くの人が抱くようになりました。

ところが、その31年後の1954年、
ロジャー・バニスターという選手が
3分59秒4という記録を出し、
1マイル4分の壁をついに破ったのです。

そして、バニスター選手が
4分の壁を切った途端に、
驚くべきことが起こりました。

なんと、そこから1年以内に、
4分を切る選手が10人以上も現れたのです。

そして、その翌年には300人もの選手が、
4分の壁を突破しました。

実際には可能なことなのに、
「無理」という思い込みを持っていると、
それができなくなってしまうという
人間の性質をよく表しているエピソードといえます。

不動産投資だって同じです。

「お得な物件なんてない」
と思って探している人と、
「お得な物件があるはず」
と思って探している人。

「買えなくても仕方ない」
と心の底で思っている人と、
「自分はきっと買える」
と強く思っている人。

外から見てもその違いは
わかりませんが、
成果は大きく違ってきます。

どうしても買える気がしないなら、
自分と同じような属性で、
自分のしたい不動産投資のスタイルを
実践している人を周りに増やすと、
メンタルブロックを外せるかもしれません。

今、うまくいっていないという人は、
自分がマイナスの思い込みに
とらわれていないか、
心の中を点検してみてください。

▼Casegood-カセグ-とは?

投資本は読んじゃダメ?

さて、本題です。

不動産投資の書籍、
いわゆる「投資本」って、
毎月のように出ていますよね。

「自己資金ゼロからの〜」
「○年で家賃収入△千万〜」

そういえば、不動産を志したばかりの頃、
手当たり次第に購入したな~なんて人が、
結構多いんじゃないでしょうか?

実際、実践会の会員さんからも、
初心者の方を中心に、

「教科書的に使える本を探しています」
「役立つ内容の本があれば教えてください」

こんな相談をよく受けます。
気持ちはよくわかるんです。

でも、私自身はどうだったかというと、

・不動産投資本は読むけど
・参考にした本は1冊もない

そんな感じです。

別に、投資本なんて読んでも、
時間の無駄って意味じゃありません。

まぁ、ちょっと聞いてください。

投資本は面白ければいい

投資本の良し悪しを語る前に、
整理しておきたいことがあります。

それは、本を読むことで

・教科書的に役立てたいのか
・読んで面白ければいいのか

という点。

例えば、成功大家さんの投資本は
これまで数多く出版されていますし、
実際、私もよく読みます。

でも、個人的にはあくまで
「読んで面白い本」という位置づけ。

読むことで、その人の人生観や
不動産投資の考え方は楽しめますが、
「こうやるのがいいですよ」
と勧める投資理論にはあまり関心がありません。

もちろん、私などと違って、
不動産が全くの未経験だったら、
読むことすべてが新鮮に思えるでしょう。

とは言え、成功者の「こうやれ」を、
教科書代わりにしてしまうのは、
どのフェーズにいたとしても、
少し違うかなと思うんです。

成功者とあなたは違う

よく考えてみてください。

同じ「不動産投資家」であっても、
その人のバックグラウンドや
現在のステータスなんて、
みんなバラバラですよね?

・年収や資産状況
・年齢や家族構成
・事業展開しているエリア
・事業の開始時期
・物件の規模
・融資の状況
・パートナーやコネクション

さらには、

・どのくらいのスパンで拡大するか
・リスクを取るか取らないか

こういったマインドに至るまで、
誰もが違っていて当然です。

ということは、仮に成功大家さんが、
その理論で成功していたとしても、
同じことを自分も再現できそうなんて、
考えない方がいいんですよ。

成功の二番煎じにあやかれるほど、
不動産経営は甘くありません。

本を読んで後追いしたところで、
市場はすでにライバルだらけ…
そんなことは、よくある話です。

再現よりも大事なこと

不動産は相当な「水モノ」。

相場が常に波を打っている上に、
立地から価格まで全く同じ物件は、
1つとしてありません。

成功者が物件を安く買えたとしても、
同じものはもう手に入らないんです。

つまり、過去の成功を真似したところで、
再現性は限りなく低いということ。

だから、不動産投資本はあくまで、
読み物として楽しむべきであって、
教科書的に使うものではない…

私はそう考えています。

それよりも、

・財務諸表を読み解く力
・物件を評価する力
・収支を分析する力

これらをきちんとマスターすべき。

なぜなら、こういった要素は
過去の成功事例とは違い、
どんな物件にも使うことのできる
普遍的な「ものさし」だからです。

投資本は楽しみとして

派手なタイトルで読者の目を引く
成功大家さんが書いた本は、
やはり、読み物として面白ければ
いいんじゃないでしょうか。

あるいは、会話のネタとして
話題の本を読んでおくぐらいなら、
全然構わないと思います。

また、読むことによって
モチベーションが上がったり、
決断する勇気が湧いてくるなら、
それはそれで意義があるでしょう。

でも、その手法を真似ようとしたり、
その人をメンターにしたいなどとは、
思わない方がいい。

表面だけ見て取り入れるのは、
本当に危ないですよ。

不動産経営の基礎的な力とは本来、
地道な勉強と努力によって身につけるもの。

その上で、投資本を楽しむくらいの、
心の余裕が持てるといいですね。

がんばりましょう!

村上

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