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不動産屋はなぜ平気で嘘をつくのか?

村上です。

薬剤師、税理士、運転手など、
AIの進化により、近い将来、
多くの職業が消滅するといわれています。

富士通やソニー、日産や東芝など、
大手企業のリストラのニュースも
吹き荒れています。

こんなことばかり聞くと、
超高齢化で人口激減、
急速に縮小する日本経済の中に、
将来性のあるビジネスなんてないのでは?
そんな気持ちにもなるというものです。

でも、当たり前ですが、
どんな事にも陰と陽があります。

今の日本にも、
下り坂の業界もあれば、
上り坂の業界もあるんです。

では、上り坂の業界ってなんでしょう?
答えを言ってしまいますが、実はこれ、
「富裕層向けのサービス」なんです。

私は仕事柄、海外の富裕層の方と
お話する機会が多くあります。

彼らがよく言うのは、
「日本ではサービスが横並びすぎる」
ということです。

そのことに不満を持っている外国人富裕層が
けっこうな割合で存在します。

例えば、
日本だと高級レストランでも
一人一食5万円程度ですよね。

このくらいなら、
ちょっとした小金持ちの人なら
立ち寄れる金額です。

でも、海外に行けば
20万円もするコースが提供される店が
いくつもあるんです。

さすがにこの金額ですと、
本当のお金持ちしか立ち寄りません。

他にも、料金は高いけれど、
占有できて快適な移動手段、
待たずに利用できる遊園地…。

こういうサービスが、日本にはないんですね。

中国やシンガポールは、
こういった富裕層向けのビジネスが
日本に比べると相当、充実しています。

そのために、
欧米の富裕層がアジアを訪問する際に
日本ではなく、中国やシンガポールを選ぶことも
増えているんです。

もったいなくないですか?

私たち不動産関係者も、
サービスを提供する上で、
こうした海外の富裕層に目を向けてみると
チャンスが広がるように思います。

私も研究中です。

何か、いいビジネスアイディアが
思い浮かんだ方がいれば、
勉強会の時に教えてください。

富裕層ビジネスでぜひ、
日本を盛り上げていきましょう。

不動産屋はみんな嘘つき?

さて、本題です。

「不動産屋は嘘つきの始まり」

という言葉があるんですが、
聞いたこと、ありますか?(笑)

業界にいる私が言うのもなんですが、

・不動産屋の99%は
・大なり小なり嘘をついている

そう言っても、
大げさじゃないと思います。

実際、胡散臭い人も多いですよね(笑)

一般的な企業に勤めていると、
この業界で見かけるような怪しい人って、
ほとんど会わないと思うんです。

・誰も嘘をつかないだろう
・誰も自分を騙さないだろう

そんな「性善説」に基づいて、
行動している人が
大多数じゃないでしょうか?

その意識のまま、
不動産ビジネスに関わると、
大やけどをしてしまうかもしれません。

今回は、そんな一般の人たちが、
われわれ不動産業界側の人間に
コロッと騙されない方法について、
考えてみたいと思います。

金のためなら嘘もつく

まず初めに、どうして
不動産業界の人間は、
嘘つきばかりなんでしょうか?

それはやはり、

・金儲けのため

不動産は額の大きなビジネスです。

自分の行動次第で
何千万〜何億というお金が
簡単に動く世界ですから、
会う相手すべてが
札束に見えてもおかしくありません。

ですから、お金になることであれば、
口八丁手八丁はもちろん、
嘘でさえ厭わない風潮が、
この業界には根強いんです。

私自身も、長くこの業界で生きてきたので、
「ビジネスとはそんなものだ」と、
しばらく思っていました。

ですから、業界に入って数年経った頃、
一般的な企業に勤める方と
取引の場でお会いした際に、

「こんないい人が、世の中にいるんだ…」

と、衝撃を受けたくらいです。

嘘つきばかりの中で
ガンガン鍛えられてきたせいで、
そういう思考になってしまったんですね。

「慣れ」という恐ろしさ

まぁ、私のことはさておき(笑)

この業界に順応してしまうと、
はした金を得るような些細な取引でさえ、
平気で嘘をつけるようになります。

例えば、もらえる報酬が
たかだか数万〜数十万であろうと、
素人の投資家を騙して
物件を買わせるようなことを、
平気でできるようになるんですね。

特に最近、たちが悪いと感じるのは、

・不動産業者だけでなく
・コンサルや銀行に至るまで
・グルになって投資家を騙す

というケースが増えていること。
ひどい話ですよね?

実際、不動産投資を始めたことで、
想像もしなかったひどい目に遭い、
「人を信じられなくなった…」
という方も、結構いるんです。

私はそういった人たちを救済し、
業界で渡り合える人材を育てるために、
コン・パスという会社や勉強会を
立ち上げたんです。

こんなトークに要注意!

不動産業界は世知辛いところ。

素人がカモにされたところで、
法に触れない限り、
嘘を咎められることはありません。

それでも
不動産経営をやりたいのであれば、

・今までのような性善説だけで
・この業界で生き抜くことは難しい

そう心に刻んでおくべきでしょう。

その上で、
不動産業界の人間と接する際に、
注意すべき点をいくつか挙げてみます。

a. 辻褄の合わない話をする

いろいろな会話をしているうちに、
「あれ?さっきの話と違うな…」
と気づいたら要注意。

それが単なる間違いなのか、
最初から無理のある話なのかを、
質問しながら見極めてください。

b. 論点を飛ばすような話をする

都合の悪い事実をはぐらかしたり、
他の話題に切り替えるようなトークは、
そもそも、隠し事をしているのを、
自分からばらしているようなもの。

当然、そんな人は信用できませんよね?

c. 頭の良し悪し

その人にたとえ悪気がなくても、
仕事の出来ない担当者に当たると、
最終的に迷惑を被るのは自分です。

その話が論理的なものか?
確かな経験や、分析に基づくものなのか?

あるいは、単に憶測だったり
売りたいだけのトークなのか?

その辺を、会話の中から
冷静に判断してみてください。

情報は自分で確かめる!

取引に限らず、不動産業界は
確度の高い1次情報から
真っ赤な嘘に至るまで、
さまざまな情報が入ってきます。

そんな業界ですから
私自身は、相手の話を
基本的に信じてはいません。

・情報はあくまで情報として受け止め
・ウラを取って事実かどうかを検証し
・その上で、信じるかどうかを決める

そのぐらいの慎重さが必要です。

誤った情報を鵜呑みにして
大きな損害を被った場合、
結局、信じた自分が悪いんです。

性善説でも、性悪説でもなく
真偽を見抜くのは自分自身。

そう考えて、嘘やごまかし、
不確かな情報の多い不動産業界を
したたかに生き抜いてください。

がんばりましょう!

村上

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