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融資を通す人がやっている訓練

村上です。

「フリーランス」
という言葉をよく聞きますよね?

概念的には

・組織に属さない個人経営で
・顧客からの業務を請け負い
・納めた成果から報酬を得る

という働き方を指すものです。

会社員の方の中には、
自由にも見える
フリーランスという働き方に
憧れる方が一定数います。

しかし、このフリーランス、
誰にも束縛されず自由であるのと同時に、
社会的に非常に危うい立場
でもあります。

それを知らないで、
会社を辞めてしまったら、
後悔することになりかねません。

ではどういう意味で、
フリーランスが危ういのか、
その理由をお伝えしますね。

まず1つめに、
【属性が限りなく低い】
ため、借り入れが難しくなります。

かなり多くの所得を上げない限り、
住宅ローンさえ組めません。

例えばサラリーマンの方が
高い属性をフルに活用して
十分な物件規模を築き上げ、

専業の不動産投資家として
晴れてフリーランスになる
のであれば問題はないのですが、

そのレベルに到達する前に
専業を目指してしまうと、
多くの場合、
融資に行き詰まることになります。

次に、属性にも関係しますが
【収入が不安定になる】
ことがあげられます。

現在、フリーランスの方と
話をすると、
元はサラリーマンだったけれど、

・サラリーマンはダサい
・人生我慢して生きるのか

という風潮に流されて、
嫌な会社を辞めてしまった。

ところが、
まともな食いブチが得られずにつらい、
というような話もよく聞きます。

生活するために
再びサラリーマンに戻ったが
属性がガタ落ちになって後悔している
なんて話も、珍しくない話です。

また、フリーランスは身体が資本。
万が一、
体調を崩したりでもしたら、

休業期間中の所得は
保険でカバーしない限り、
誰も補填してくれません。

もしもその時、
ローンの返済を抱えていたら、
どうなってしまうかは
ご想像のとおりです。

そして最後の注意点ですが、
【社会がフリーランスに適応していない】
ことです。

能力の高いフリーランスに
より高い報酬を支払うべき
というルールが浸透していない日本では、

フリーランスは通常、
市場相場で仕事を引き受けることに
なりがちなのです。

サラリーマンより能力の高い
フリーランスの所得水準が、
サラリーマンよりずっと低い。

そんな話が、
日本ではゴロゴロしています。

それじゃ、
フリーランスの地位や属性は
いつまで経っても改善されません。

そんな状態ですので、
フリーランスを目指すのであれば、
そういったポイントを踏まえて、
慎重に判断することが大切です。

少なくとも、不動産投資を志すなら
フリーランスという道を選ぶ前に、
現在の属性をフル活用してください。

それが、将来の働き方を自由にする
真のフリーランスになるはずです。

銀行回りは事前の準備で決まる!

さて、本題です。
以前、勉強会の会員さんから、

・銀行へ融資相談に行く際
・要求されたもの以外に
・準備しておくものは何か?

という質問をいただきました。

ややざっくりした内容ですが、
確かに、
融資審査に1%でも有利なことは
やっておくに越したことはありません。

逆にマイナスの印象を与えるものは、
行く前に1%でも排除しておきたい
ものですよね。

不動産投資は「融資」ありき。
現金で買えるような
地方の築古戸建などは別として、

世の中に存在する不動産の多くは、
融資が下りなければ手も足も出ません。

今回はそんな、
銀行回りで印象を良くする
方法について、
考えてみたいと思います。

見た目で損をしている?

まず、最初のポイントは、
【身だしなみをきちんとする】
ことです。

「人は見た目が9割」
という言葉がありますが、
銀行だって例外じゃありません。

普段着ているような
よれよれのTシャツやジーンズ
の格好で、銀行の窓口に行ったら、
スーツ姿の融資担当はどう思うでしょうか?

「何だか冴えない人が来たな…」
「本当に返済出来るんだろうか…」

そう思われても無理はないですよ。

かっちりした上下のスーツでなくても、
シャツ+襟付きのジャケットぐらいは、

大人としての身だしなみ
として、最低限着こなすべきでしょう。

訓練で自分をダメ出しする!

次に、
【自己紹介の訓練をする】
ことも、非常に効果的です。

私はもともと営業畑の人間ですから、
アナウンサーの人について
マンツーマンで訓練する
ということを、過去に何度もやりました。

何をするかと言うと、
決められたテーマを与えられて

・3分スピーチ
・1分スピーチ

の内容を即座に作り上げます。

それを人前でスピーチし、
その様子を撮影した動画を見ながら
欠点を修正するという訓練を続けるんです。

会社が行う研修だけでなく、
自費で何度もやっています。

私と同じことをやれ!
というわけじゃありません。

ただ、効果はありますから、
自宅でカメラを回しながら、
決めた時間内で

・自分はこんな人間で
・こんな投資をやっている
・今回こんな物件を買いたい

という内容について、
気持ちに余裕を持ってスピーチする
練習を繰り返してみるのは
おすすめです。

録った動画を後から見れば、
自分がイメージしている以上に、
ダメな部分がはっきり見えるはずです。

「記憶」より「記録」しよう

また、これは訪問後の話ですが、
【訪問の感触をまとめておく】
ことも、非常に役立ちます。

・いつ、どこの誰と
・どんな話をして
・どんな返答があって
・結果はどうだったか

というデータを記録しておくのです。

そうしておけば、
次の訪問先でも役に立ちますし、

再度、同じ訪問先を回った時にも
あらかじめデータを調べておくことで
「以前、こんな話をしましたよね?」
という返しが出来るようになります。

さらに、訪問時期が変わって

・銀行の融資姿勢が変わったり
・自分の融資評価が変わったり

ということになれば、
単なる記憶レベルではない
過去との違いを判断するツール
にもなりえますよね。

質問に即レスポンス!

最後に、一番大事なのが、
【質問に対して即座に答えられる】
ということです。

そもそも、自分のビジネスで
お金を借りようとしているんですから、

・どういった物件に
・どのくらい資金が必要で
・それが事業計画の中で
・どんなポジションを占めるのか

という内容を、
どんな質問にも即座に返せる
ことが重要です。

例えば、融資担当者から
「これ、〇〇の場合はどうなるんですか?」
といった質問をされたとき、

「えーと、そうですねぇ…」
などと口ごもっていたら、
(この人はちょっとダメだな…)
と思われてしまいますよね?

・きちんと数字と計画を練り上げて
・どんな質問が来ても返せるように
・想定問答を作って繰り返しておく

ことを、心掛けてください。

備えあれば憂いなし

孫子の兵法じゃないですが、
「戦う前に勝てる態勢を作っておく」
ことが出来れば、心の余裕につながり
どんな場面だって何とかなるものです。

自分に自信が持てるまで、
準備は万全に行ってください。

その上で、
数をこなして経験値を積む
ことが出来れば、怖いものなしですよ。

がんばりましょう!

村上

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