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メディアの大予測記事に振り回されるな

村上です。

不動産投資家といっても、
せっかちな人 から
のんびりした人 まで
個々の性格はさまざまです。

別に、どちらが良い悪い
と言うわけじゃないですが、

不動産投資に限って言えば、
せっかちぐらいが丁度良い
と、私は考えているんですね。

かく言う私自身も、
「即断即決」を信条とする
せっかちなタイプ。

・交渉がなかなか進展しない
・依頼した事をやってくれない

ようなことがあると、つい
イライラしてしまいます。

まぁ、私の性格はさておき(笑)
不動産投資を始めてみると、
それこそ膨大な量の

・分からないこと
・不安なこと

が、目の前に押し寄せて
来るというもの。

その1つ1つを、
積極的なマインドで解決
しなければ、

いつまで経っても
その問題が解決しないだけでなく、
重要な投資判断を誤る
ことだって、大いにあり得るのです。

当たり前ですが、
「何とかならないかなぁ…」
と何もしないまま、
問題を先延ばしにして、
解決することなんてありません。

「どうしよう。困ったなあ」
と悩むことも、無意味です。

では、何をすればいいのか?
疑問や不安を抱えたなら、
その1つ1つを潰すため、

・勉強する
・調査する
・確認する
・助言を受ける

ことに、なるべく
早く取り組むべきです。

やればいいんです。
行動しましょう。

もし、やり方が間違っていたら、
その都度、修正すればいいんです。

自分でできなければ、
誰か詳しい人の力を借りるのも
いいでしょう。

最初に思いついた解決法が無理なら、
諦めて次へ行っても構いません。

要はひとつ行動すれば、
状況はどんどん変わるということ。

そして、問題自体も解決に
向かっていくんですね。

さらに言えば、
行動することには、
その問題を解決できるだけでなく、
経験値が上がる
というメリットもあるんですね。

1日24時間は、誰に対しても
公平に与えられていますが、
その使い方は人それぞれ。

問題解決の為に有効に使うのも、
「困ったな」と思いながらただ
時間をやり過ごすのも、自由です。

「どうしていいか分からない」
「何となく不安で動けない」
という気持ちも分かります。

ただし、
立ち止まってはいけません。

誰かにメールする、電話する、
そんな簡単なところから
初めて見るだけでもいいのです。

先延ばしはやめて、
今すぐ取り掛かりましょう。

大予測を気にするな!

さて、本題です。

大手経済紙やテレビなどで、
「20**年の日本を大予測」
といった特集をよく見かけますよね?

その多くは、

・経済の先行きは不透明
・株価はいずれ暴落する
・不動産市場が下げに転じる

など、
悲観的な内容のものが
多いのが特徴です。

ここで、よく考えてみてください。
「日本経済はバブル。必ず崩壊する」
「中国経済はいずれ破綻する」

こんなことが言われ始めたのが、
いつだったか覚えていますか?

けっこう前からですが、
いまだに大丈夫ですよね?

これって、
どういうことなんでしょう?

今回はそんな、
市場大予測について、
私なりに検証してみたいと思います。

大予測はメディアの思惑

こういった「大予測」は、
年末年始の特集記事として
私たちの目に触れることが
多いものです。

なぜそうなるかというと、
年の変わり目に派手な見出しで
雑誌の発行部数を伸ばしたいという、
メディアの思惑があるからです。

ここで注意したいのは、
まず、日本や世界を俯瞰した
マクロの大予測の内容は、

私たちが手掛けているような
ミクロのビジネスとは、
必ずしも連動しないということ。

例えば、
市場経済のバブルが弾けたとしても、
7〜8千万の融資で木造アパートを購入
しているような不動産投資家が、
直接影響を受けるということは、
ほぼありません。

どっちのダメージが大きい?

バブルが弾けたからと言って、
来月から家賃がガクッと下がる
わけではありません。

企業城下町の物件でもない限り、
入居者が一斉に退去する
ことも、普通はあり得ないはずです。

もちろん、
失業者は増えるでしょう。

しかし、それが木造アパート
一棟の経営を直撃するか?

というと、
その確率はゼロに等しいと言っても、
過言ではないと思うのです。

むしろ、
雑誌の大予測を気にすることで、

「値下がりしたら困るから、
 今年は物件を買うのを控えるか」

と儲かる物件に手を出せなくなる
ほうが、よっぽどダメージではないか、
と私自身は思うんですね。

心配していたら物件は買えない

実際、十数年前の
リーマンショック時も、
賃料相場が1割2割下がった
という話は聞きませんでした。

みなさんが働いて
受け取る給料だって、
それほど変わらなかったと
思います。

つまり、
こういった雑誌の特集を読んで
将来を悲観することには、
何の意味もないんですね。

私のところにも、

「オリンピックが終わると、
バブルは崩壊するのでしょうか?」

「生産緑地問題で、
都心の土地が下落すると聞きましたが、
本当でしょうか?」

といった、質問をよくいただきます。

しかし、そんなネガティブな情報を
いちいち信じていたら、
いつまで経っても物件は買えないですよ。

大予測は当たらない?

もちろん、
ネガティブな予測を信じて、
「今は物件に手を出さない!」
と考える人がいても、
わざわざ止めたりはしません。

しかし、今物件を買っておけば、

・この先何年もの賃料収入を得られる
・ローンの残債も計画的に減らせる

わけですから、
物件に手を出さないことのリスク
も、大いに検討すべきです。

そもそも、こういった大予測は
当たらないことが殆どです。

気にするだけ野暮
とも言えるんですね。

自分の投資に集中しよう

私たち不動産投資家は、
そんな大予測に振り回されるより

きちんと儲けの出る物件を
出来る限り安く買う
ことに、もっと集中すべきです。

どんなに時代が変わろうと…
どれほどの景気後退があろうと…

儲かる物件をきちんと押さえておけば、
そうそう失敗することはないですよ。

そもそも、そんな
大予測を気にして自分の
スタンスを変えるタイプの人は、
投資だって上手く行かないはず。

もっと、自分の投資に集中して、
儲かるなら買う
儲からないなら買わない
という取捨選択をしていきましょう。

やるべきことをやれ!

まとめると、
雑誌の大予測というものは、
せいぜい教養程度に見ておく
くらいがいいと思います。

そんな未来予測より、
いま目の前にあることを
一生懸命にやる。

そうやって、
道を切り拓いていってください。

大予測を気にするのは、
神社のおみくじぐらいが、
丁度良いと思いますよ(笑)

がんばりましょう!

村上

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