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高値売却に不可欠な2つの要件とは

村上です。

インターネットの普及によって、
現代はかつてないほど、

お金を広く集めること

が、可能になりました。

クラウドファンディングの
サイトなどを見ていると、
本当に多くの人たちが、

「夢を実現してみたい!」
「こんなことをやりたい!」

といった熱い想いを、
切々と語っているものです。

しかし、そんな便利な時代だからこそ私は、

集めたお金に責任を持つことが、
より重要となるのでは?

そんな気持ちになるのです。

私自身も、本業の不動産を経営しながら、
ベンチャーキャピタル(VC)の仕事に
携わっているのですが、中には

実現しそうもない事業計画

を持ってくる、
若きベンチャーも少なくありません。

それって本当にやる気なの?
どう考えても無理じゃない?

そう言いたくなるプランも、
実際に多いです。

でも…ベンチャーのみなさん、
経営ってそんなに甘くないですよ。

自分に投資してもらうなら、
それこそ必死になって結果を出し、
お金を融通してくれた人に恩を返す。

そのぐらいの気持ちで、
向かってきてもらいたいですし、
そのぐらいのマインドじゃないと、
成功さえおぼつかないと思います。

それは、不動産投資でも同じこと。

銀行の融資担当者を説得して、
自分が描く不動産投資のプランに、
何億円というお金を出してもらうのです。

例えば、みなさんが知り合いから、

「月末までに必ず返すから、
○万円貸してくれないか?」

と言われたら、素直に貸せますか?

いろいろと事情を聞き、
返済の計画も確認した上で、
本当に信頼出来るなら貸しますよね?

銀行の融資も同じこと。
生半可な気持ちじゃダメですよ。

緊張感と覚悟を持ちながら、
融資担当者を必死に説得する。

そして、融資が付いたなら、
その責任をきちんと果たす。

そのぐらいの本気でなければ、
銀行も首を縦に振ってくれません。

お金を集めることが
容易になった時代だからこそ、

集めたお金に責任を持つ!

そのことを心にしっかりと刻み、
銀行回りを続けてもらいたいです。

高値売却に不可欠な2つの要件とは?

さて、本題です。

不動産投資の成否は、

保有する物件を売却した結果、
トータルで儲かったかどうか?

で決まります。

どんなに高利回りの物件を買おうと、
どれだけ満室で物件を回そうと、
安値で物件を手放してしまった結果、

トータルでマイナスになった

としたら、
何のために不動産投資をしたのか、
よく分からなくなってしまいます。

つまり、物件の売却においては、

高値で売ることを貫く

必要があるのですが、
売却の経験が浅い投資家にとって、
ハードルが高いことは否定出来ません。

そこで今回は、これまでの経験を活かし、
物件をより高値で売却する方法について、
私なりに解説してみたいと思います。

100ドルが100万ドルに?

まず始めに、保有する物件を
高値で売却するための要件は、
大きく分けて2つあります。

・物件の価値を見極めること
・高値で買う客を見つけること

ですね。

まずは1つめの、
「物件の価値を見極めること」ですが、
こんな例えはどうでしょうか?

アフリカで現地の人がある日、
ダイヤの原石を掘り当てました。

すごく大きな原石なのですが、
掘り出した人は残念ながら、
その価値をよく知りません。

そこに宝石のバイヤーが現れ、
「この石を100ドルで買いましょう」
と言ってきたらどうでしょうか?

価値を知らない現地の人は、
「100ドル!そんな高値でいいのか?」
と、二つ返事で原石を売ってしまいました。

しかしその後、買い取ったバイヤーは
原石を大きなダイヤにカットし、
100万ドルという高値を付けて、
富裕層へ売却することに成功したのです。

物件の価値を見極めろ!

では、原石を掘り出した現地の人は、
なぜ100ドルで売ってしまったのか?

それは、みなさんもお察しのとおり、
原石の価値を見抜けなかったからです。

もし仮に、掘り出した原石を見て、

「100万ドル相当のダイヤになるな…」

ということが分かっていれば、たとえ
悪徳なバイヤーが買い叩いたとしても、

「そんな安値じゃ売らんよ!」

と、突っぱねることが出来たはず。

結局、不動産も同じことが言えるのです。

物件が持つ価値をよく理解せず、

・不当に安い価格で売ってしまったり
・相場より高い値付けで売れなかったり

したら、結果的に損をするのは
他でもない自分ですよね?

そのためには、
土地の価格や将来的な収益性を、
トータルに見極めた上で、

それより上のラインで売却する

マインドを持ってください。

また、日頃から自分の物件が
今売ったら幾らになるのか?を、
マメに把握しておくことも重要です。

誰がダイヤを買ってくれる?

次に、2つめの
「高値で買う客を見つけること」について。

これは、投資家が自分の物件について、
正確な価値を知っていたとしても、

その値段で買ってくれる客

を知らなければ、
相応の価格以上で物件を売ることが
難しいことを意味しています。

例えば、先ほどお話しした、
ダイヤのエピソードで言えば、

現地の人が原石を掘り出した!
これは100万ドルのダイヤになる!

そこまでは大丈夫だったとしましょう。

まぁ、仮に原石の卸値が、
50万ドルぐらいだったとして…

果たしてその人は、
アフリカ大陸のど真ん中にいながら、

50万ドルで買ってくれる人

を、自力で見つけられるでしょうか?
なかなか難しいですよね?

また、先ほどのバイヤーみたいに、
買い叩いて儲けを得る業者は、
価値を知っている人のところには、
なかなか寄り付かないものです。

結果的に、たとえ本人が
モノの価値を知っていたとしても、
それを売る販路を持っていなければ、
相応の価格で売ることは難しくなるのです。

あらゆる手段で模索せよ

ですから、自分が保有する物件を
より高く売却したいのであれば、

・物件の価値を見極めること
・高値で買う客を見つけること

この2つを徹底的に守った上で、
積極的な行動に出てください。

もちろん、自力で販路を開拓するのは、
アフリカ並みに大変でしょうから、

売れるルートを持っている業者

を探すことが重要になります。

例えば、自分のアパートが
1億円ぐらいで売れると見極めたら、

その価格で買ってくれる客が何人いるか?

業者に対し、率直に訊いてみましょう。

「うちではちょっと無理ですね」
「おそらく3人ぐらいは当たれます」

いろんなコメントが返って来ると思います。

そうやって、
脈のある業者を1つでも増やしたり、
レインズに掲載するしないを判断したりと、
あらゆる手段で売却を模索してください。

そうやって経験値を積んでおけば、
高値売却の実現に近付けるはずですよ。

がんばりましょう!

村上

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