村上です。
最近の新築物件、特に
実需のマンション設計において、
個人的に懸念しているのは
とにかく狭くて窮屈
という点です。
例えば、
・50平米なのに3LDK
といった、設計の段階から
どう考えてもキツキツな物件が
多くなって来てるんですね。
特に、都心部の新築相場が
かつてないほど高騰した結果、
・廊下部分がない
・バルコニーが狭い
・収納が殆どない
・天井高も低い
といった、高効率かつ
合理的な設計を採用したおかげで、
あまりに暮らしにくい
新築マンションが増えているのです。
ちなみに、昔の区分マンションは
そうじゃありませんでした。
3LDKだって今とは違い、
80平米ぐらいが当たり前でしたし、
収納や廊下だってゆとりをもって
設計されていたんです。
玄関を入って、
そこに無駄なスペースがあれば、
季節の花を飾ったり、
ちょっとしたアートを飾ったり、
いろんな夢が膨らみますよね?
遊び心が生まれるわけですよ。
だからこそ私は、無駄な
スペースが一切ない現代の新築に、
住みたいとは思いません。
そもそも、
くつろぐために選んた家で、
ストレスを溜めてしまったら
買った意味がないですよね?
もう、ここまで来たら、
区分マンションに住むのは止めて、
割安の中古戸建とかに住んだ方が、
ずっと安くてお得だと思います。
いいじゃないですか。
都心にこだわらなくても、
世田谷だって良い暮らしが出来ますよ。
相場的に戸建は割安感がありますし、
土地の持分だって遙かに多いです。
各部屋だって広々していますし、
収納や無駄なスペースだって、
いっぱいあると思います。
一切の無駄がない…
ゆとりのかけらもない…
そんな物件のローンを、
35年も支払い続けるなんて、
私には我慢出来ないと思います。
これから日本の人口は減るんですから、
もっとゆとりのある過去に
戻って欲しいと思っているのは、
私だけでないと信じたいですね。
ハッタリは匙加減次第?
さて、本題です。
「ハッタリ」という言葉、
みなさんもご存知ですよね?
元々は賭博などの場で、
胴元が打ち手に勝負を促すため、
「張ったり!張ったり!」
と、掛け声を入れたのが
その語源とも言われています。
そのハッタリですが、
私たち不動産投資の世界では、
・業者
・銀行
・売主
などに対して、
「私には実力があります!」
と、自分の実力を盛るケースが
多いのではないでしょうか。
しかしこのハッタリ、時には
使い方にセンスが求められる
存在でもあるのもまた事実。
今回は、そんなハッタリについて、
私なりに解説してみたいと思います。
頑張り次第で結果は出る
過去にも言ったことがありますが、
私は個人的に
それぞれの人間に大きな差はない
と考えています。
健全な肉体と精神を持つ人間であれば、
どんなことも自分の頑張り次第で、
何らかの結果が出せる
と思っていますから、結果が
ゼロということはあまりないはず。
ということは、
未経験のタスクに対して、
「はい!やれます!」
と言い切ったとしても、
嘘にはならないでしょうし、
逆に、自分がどうやっても
結果を出せないことは、
他の人がやっても出来ない
と考えたほうがいいですから、
結局は自分の頑張り次第
で、どうとでもなるはずです。
ハッタリはセンス次第?
そこで、重要となるキーワードが、
冒頭で述べた「ハッタリ」です。
自分をどんどん追い込んで、
自分自身にハッタリを利かせ、
上へ上へと追い込むことが出来れば、
おのずと結果は付いてくる
ものなんですね。
実際、私も経験が浅かった若い頃は、
そうやって自分を追い込むことで、
結果を残そうとしていました。
それを地道に続けた結果、
他の人よりも早く成長出来たと、
私自身は考えています。
しかし、ハッタリというものは、
使い方を間違えてしまうと、
・相手に嘘をつくことになる
・相手の信頼を損ねてしまう
ことにもなりかねません。
そこは、冒頭でも述べたように
使い方にセンスが求められる
テクニックだとも言えるのです。
次の物件を紹介してもらうために
例えば、不動産業者に対して
物件が買えないにもかかわらず、
「この物件を必ず買います!」
などと、
ハッタリをかましたらどうなるか?
自分の実力とかけ離れたレベルで、
誇大なハッタリをかますのは、
単なる嘘つきでしかありません。
相手をその気にさせておきながら、
いざ決断の場になって、
「やっぱり買えませんでした…」
となれば、次の物件を
紹介してくれなくなります。
とはいえ、最初からグジグジと
優柔不断な態度を続けてしまえば、
「あ、この人は買いそうにないな…」
と判断されて、こちらも
物件を紹介してくれなくなります。
結局、要は匙加減であって、
ハッタリを適度にかますセンスが、
重要になるというワケです。
ですから、交渉事を成功させたいなら、
あらかじめ予防線を張っておいた上で
「おそらく買えると思います!」
「前向きに検討してお返事します!」
という適度なハッタリをかます、
センスを持って臨んでください。
そうしておけば、
仮に物件を買えなかったとしても、
嘘にはなりませんよね?
絶妙な匙加減でかませ!
事実1つを述べるだけでも、
いろんな表現があるものです。
例えば、コップに水が
半分入っている状態を指して、
「水が半分入っていますね」
と、事実をありのままに言うのか、
「半分しか入っていませんね」
とネガティブに言うのか、あるいは
「半分も入ってますよ!」
「しかも、これから増えるんです」
と、ハッタリをかますかによって、
結果は大きく変わるものです。
もちろん、相手が期待するものに、
沿ったハッタリであるほうが、
いい結果を導くことになるはず。
嘘つきにならず、
かといってネガティブでもなく
絶妙な匙加減でハッタリをかます。
その処世術を、不動産投資にも
ぜひ役立ててもらいたいものです。
がんばりましょう!
村上