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どんな投資本を読めばいい

村上です。

私は個人的に、
世の中で最も脅威な組織は、

・税務署

だと考えています。

偏見かも知れませんが、
警察よりずっと怖いです(笑)

例えば、
何か事件が起こったとしても、
警察は、逮捕状の請求など
さまざまな法的拘束に
縛られているのに対し、
税務署の調査は基本的に、

「見なし」レベルで行える

ことが多いです。

これを事件に例えれば、

「こいつは犯人に違いない」

と疑っただけで、
容疑者を拘束出来るようなもの。

ある意味、独裁政権における
秘密警察ぐらいの権限があるのです。

さらに、
税務調査は抜け目がありません。

・銀行との取引状況
・クレジットカードの利用
・パスモやスイカの履歴

に至るまで、

いつどこで誰と何をした?

という事実を
洗いざらい調べて行きます。

私も過去に、税務署どころか
国の特別国税調査官が来たのですが、
あの人たちも本当にすごいです。

会社を立ち上げたばかりの頃に、
大幅な売上げを計上してしまったせいで、
目を付けられてしまったのですが…

個人情報でさえ筒抜けですから、
適当な嘘なんてすぐバレると思います。

幸い、私のところに調査が入った時は、
丁寧に帳簿に記録していましたから、
特官にもきちんと説明が出来ました。

結果的に、指摘された事項は
1件のみで追徴課税もなく、
印紙の貼り忘れがあったぐらいで、
ほぼパーフェクトな対応だったのですが、
そんな私でさえ、

あんな調査は二度と受けたくない

ぐらいに思っています。

いや、別に悪いことを
やっているわけじゃありません(笑)

調査官から洗いざらい調べられ、
身ぐるみを剥がされるような
細かい尋問を受けることに、
嫌気が差してしまうんですね。

しかし、そういった
税務署の強権的なふるまいは
ある意味、

世の中の多くの企業が
何らかの隠し事をしている

裏返しであるとも言えるはず。

おそらく、私の会社でも
この先5年ぐらいの間に、
再び調査があるでしょうから、

税務署に後ろ指を指されない

真っ当な経営を続けたいものです。

どんな投資本を読めばいい?

さて、本題です。

ご存知の方も多いと思いますが、
私は、自他共に認める本好きであり、
多くの時間を読書に費やしています。

ここ数年は子育てもあって、
読書の時間がやや減ったものの、
投資に関わる部分では以前と同様、

・不動産
・株式
・金融

などの分厚い専門書を、
ひたすら読んでいますし、
子供を連れて書店に行った際は、

・絵本
・アニメの本

も買ってあげたりします。

そんな本好きの私ですが、
不動産投資に関する本、
いわゆる投資本については、
やや複雑な思いもあるんです。

というわけで今回は、
投資本の存在意義について、
私なりの考えを述べてみたいと思います。

いろんな投資本がある

まず始めに、
投資本とひとくくりにしても、
いろんなものがありますよね。

・都心のRC
・新築アパート
・地方の戸建
・民泊やレンタルスペース

など、ジャンルの違いがありますし、

・初心者向け
・専門的なもの
・成功体験談

といった、
著者のアプローチもさまざま。

とはいえ、多くの投資本が、

・有料セミナー級のノウハウを
・千数百円という価格で得られ
・いつでもどこでも読める

わけで、
投資の第一歩を踏み出すにあたり、
重要な位置付けとなっていることは、
間違いないと思います。

実際、有名大家さんの中には、

「最初は数多くの投資本を買って、
ひたすら読破してください。」

といったことを指南する方も、
少なくないんですね。

成功大家さんの本はどうよ?

とはいえ、私自身は手当たり次第に

投資本を買って読みあさる

ということを、
あまりお勧めしたくはありません。

特に、成功大家さんが書くような、

「自分はこうやって成功した」
「家賃年収○千万円を達成した」

といった類の成功エピソードは、
残念ながら読む価値が低いと思います。

確かに、成功大家さん達が
そのスキームで成功したことに、
偽りはないのでしょうが、
その大家さんだって、たまたま

・投資のタイミングが良かった
・ラッキーに恵まれていた

ということも多いはず。

そもそも不動産投資は、
資産や属性、投資エリアなど、
同じ投資環境を再現出来ないわけで、

成功大家さんが成功したからと言って、
自分も成功出来る訳ではないのです。

成功者に憧れる気持ちは分かりますし、
同じことをやれば自分も上手く行くのでは?
という考えも否定はしません。

しかし、憧れと再現性は別の話。
そこを履き違えないようにしてください。

専門書をきちんと読む

一方、私が個人的に
お勧めしたい本はというと、
冒頭でもお話しした、

・不動産投資に関連する専門書

です。

不動産の実務はもちろんのこと、

・金融やファンド
・財務会計
・建築や設計
・各種の法律など

個々のジャンルに精通した、
専門家が書いた本ですね。

それらの本は概ね、

難解で取っ付きにくい

と思われがちですが、
分かりやすい言葉で表現した、
教科書的な専門書もあるので、
最初はそういった部分から
入ったほうが良いと思います。

理論に基づいた情報かどうか

おそらく、専門書の知識を軸に、
投資本を数多く読んでみれば、
著者が言っていることが、

・確かな理論に基づくものか?
・単なる成功談でしかないのか?

ということが、
よりハッキリと見えてくるはずです。

逆に、専門的な知識を持たずに、
不動産投資本を読んでしまうと、

投資家Aが「良い」と言うから…
投資家Bが「ダメだ」と言うから…

などと、自分の軸を持てずに、
右へ左へと彷徨うことになります。

数多くの投資本を読んで
様々な情報を集めるのはいいですが、
それはあくまで、

情報を取捨選択する能力を持つ

ということが前提です。

十分に気を付けてください。

ブレない投資を目指そう

これまでの話をまとめると、

・専門書をきちんと読むことで
・投資における自分の軸足を持つ

その上で、

・多く投資本を読んで情報を得ながら
・情報に左右されない取捨選択を行う

ことが肝心です。

みなさんにとっての投資本は、

・薬にも毒にもなり得る

存在であることを、
認識しておきましょう。

その上で、
自分の軸足をきちんと定め、
ブレない投資を目指してください。

がんばりましょう!

村上

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