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狭小物件は買ってもいいの?

村上です。

長引く新型コロナの影響によって、
世の中の仕組みは良くも悪くも、
多大なインパクトを与えています。

あれだけ活発だった、
インバウンド需要が一気に冷え込み、

民泊やホテルの宿泊業が大打撃を受けた

ことは記憶に新しいですし、
緊急事態宣言やまん延防止等重点措置で、

飲食業が休業を余儀なくされた

のも、みなさんご存じのとおりです。

もちろん、暗い話題ばかりでもありません。

毎日の通勤にかける
時間と労力が大幅に減った

ことは、見逃せないポイントですし、
国内における多くの企業が、

・社員の在宅勤務を広く認めた
・オンラインの仕事を増やした
・リモートでの会議を実施した

ことは、日本の将来にとって、
大きな進展だと思います。

例えば、議題に乏しい社内会議でも、
これまで無駄なリソースを割いていたのが、
コロナで一気に解決したのですから、

・働く側にとっても
・経営する側にとっても

大きなメリットになったんですね。

ただし、実力のある人間が、
成果によって正当に評価された一方、
実力に乏しい若い社員が、
教育の機会を逃したのは残念なことです。

特に、若い人は可哀想ですよ。

今まで以上に、

・コミュニケーション能力
・文書作成能力

が求められるようになったおかげで、
それらのスキルに乏しい人たちが、
まともに煽りを食らっています。

若い芽を潰すのは残念ですが、
コミュニケーション能力が
職場において台頭することは、
まぎれもない事実だと思います。

まぁ、そんな話はさておき、

飲み会が少なくなった

というのは、個人的にも
コロナ最大の功績だと思います。

私はそもそも、
飲み会に参加するのが苦手でしたし、
出来ればバッくれたい人間です(笑)

喫茶ルノワールが8時で閉まるのは、
個人的にいただけないですが、
飲み会がなくなるだけで、

プライベートな時間が増えた

というのは、
新型コロナ最大の功績だと言っても、
過言ではないのかも知れません。

狭小物件は買ってもいいの?

さて、本題です。

私が物件を購入する際、
基準にしていることの1つに、

自分が住めるかどうか?

というポイントがあります。

・駅からのアクセスは?
・町の雰囲気はどうか?
・快適に暮らせる部屋か?

それらの要素を、
総合的に勘案した上で、
別に現在の自分だけでなく、

学生時代だったら住めるか?

という視点でも、
直感的に考えてみるんですね。

しかし、それらの
基準に照らし合わせた結果、
どう考えても自分は住めない
という物件もあります。

その代表格が、

12〜13平米のワンルーム、

いわゆる狭小物件なんですね。

今回はそんな狭小物件について、
私なりに解説してみたいと思います。

狭小物件のメリットとは?

まず初めに、狭小物件における

・メリット
・デメリット

について、改めて
おさらいしておきましょう。

狭小物件のメリットとしては、

・狭い土地にも企画出来る
・平米当たりの採算性が高い

という点が挙げられます。

例えば、土地から新築であれば、

限られた土地面積で、
より効率の良い物件を設計し、
どれだけ採算を取れるのか?

というポイントが重要ですから、

戸数が稼げる狭小ワンルーム

を企画することは、
投資効率が非常に高いのです。

そもそもデメリットありき

一方、狭小のデメリットとしては、

・好んで住みたい人はいない

ということに尽きるでしょう。

12〜13平米のワンルームなんて、
殆ど寝る場所しかないわけで、
よほどの事情でもない限り、
住みたいという人はいません。

・テレビを見るのも
・食事をするのも
・仕事をするのも

ベッドに腰掛けてこなすなんて、
私ならすぐに引っ越したいです。

つまり、狭小物件というものは、

そもそもデメリットありき

という点を理解しておく必要があり、
購入を検討するのであれば、

デメリットを補うぐらいの、
見返りがあるかどうか?

という目線が重要だと思います。

条件さえ良ければ

そういう意味で、都心の狭小物件は

忙しいサラリーマンが、
寝るだけに帰る部屋

というニーズが一定数ありました。

・都心の便利なエリア
・駅からのアクセスが良い
・相場より格安な賃料

なおかつ、

・シャワーを浴びて
・布団で寝られて
・荷物が置ければ良い

ぐらいの要件を満たせば、
すぐに借り手が付いたんですね。

もちろん、都心ですから
高い賃料もそれなりに見込めました。

そう、数年前までは…。

コロナで埋まらない現実

というのも、
近年台頭してきた民泊や、
新型コロナウイルスの影響で、

比較的賃料が高めの、
都心狭小物件が埋まらない

というケースが、
近年多発しているんです。

民泊施設があれば、
狭いワンルームを借りて、
高い賃料を払わなくてもいいですし、

新型コロナウイルスによって、
在宅やリモートワークが一般化し、
深夜残業しなくても、

自宅で仕事をする環境が醸成された

ことで、寝に帰るだけの部屋が、
不要になったというわけです。

都心の物件供給自体は頭打ちですから、
部屋が余っているわけではないのですが、

とにかく人の移動が減ってしまった

という意味で、この流れは
しばらく収まりそうにありません。

今から物件を仕込んでおく

まぁ、そうは言いつつ、
都心物件が高騰を続ける中で、

狭小物件を今から仕込んでおく

というのも、
悪い選択ではないと思います。

都心物件の価格高騰は、
今後も続く事がほぼ確実ですから、
コロナが収まった数年後を見越して、

空室ありの物件を利回り以下で買う

ことが出来れば、
投資としての旨味はあると思います。

・エリアや立地が優れている
・土地の資産価値が高い
・建物の管理状況が良好

などのメリットが見いだせれば、
前向きに検討してみましょう。

ただし狭小物件は、
そもそも人気がないという
前提も忘れちゃダメですよ。

がんばりましょう!

村上

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