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物件のストーリーを調べよう

村上です。

自尊心、いわゆる「プライド」は、
誰もが持っているものです。

子供であろうと老人であろうと、
プライドを無くしてしまえば、
生きる意味を失ってしまいます。

かく言う私自身も、
プライドを捨ててまで、
生きようとは思っていません。

おそらく、プライドを捨てると
人生自体がつまらないものになるはず。

ポジティブになれませんし、
毎日が苦痛でしかなくなります。

投資だってそうですよね?

自分が頑張って結果を出したからこそ、
お金が儲かるわけであって、
そこにプライドが存在しなければ、
モチベーションだって維持出来ません。

さらに、銀行や業者回りで、

自分から頭を下げなければならない

ということがあっても、
それ以上の大きな目的があれば、
進んで頭を下げられるものです。

気高さや誇りを持ちつつ、
目的の達成に向けて地道に突き進む。

ここにプライドが無ければ、
土下座なんて出来ないですよね(笑)

まぁ、そんなプライドですが、
私の実家が「お寺さん」と呼ばれる
気位の高い家系だったこともあって、

人が見ていないところでも気高く
弱いものには手を差し伸べる

という考えが、
ごく当たり前に存在していました。

誰だって、プライドというものは
大なり小なり持っているものです。

極論ですが、信念を捨ててまで、
生きる必要はないと思います。

他人の成功を横目で羨み、
時にはやっかんでみたり…

そんな人生が、果たして
充実したものになり得るのか?
そうじゃないですよね。

人生は一度きり。
やり直しは効きません。

だったら、自己のプライドを堅持し、
誰からの指図ややっかみを受けず、
定めた目標に向かって突き進む。

その方が、よほど
健全じゃないかと私は思います。

みなさんも、自己のプライドに
真正面から向き合っているかどうか?

これを機会に、
確かめてみてはどうでしょうか。

物件のストーリーを調べよう!

さて、本題です。

これは、あくまで私の持論ですが、
物件を購入する際に重視しているのが、

ストーリーを知る

ことです。

物件の情報をもらった時に、
自分のところに物件が辿り着いた
ストーリーが大事なんですね。

・売主がどんな理由があって
・なぜここの価格設定で
・物元仲介に依頼したのか?

または、

・どういう経緯があって
・客付仲介に話が届いて
・なぜ自分のところに
・物件情報が回ったのか?

私自身、これらのストーリーを
スッキリキレイにしておかないと、

「その物件は検討したくない」

ぐらいに考えているんですね。

そんなわけで今回は、

物件のストーリーを調べる

ことの重要性ついて、
解説してみたいと思います。

調べるには時間が掛かる

まず最初に、
物件のストーリーを調べる上で、
大きなデメリットが1つあります。

それは、

ストーリーを知るために、
時間をかける必要がある

ということ。

物件のストーリを知れば知るほど、
多くの時間が掛かることになり、
結果的に、

物件が他の投資家に流れる

ことも、少なくはありません。

みなさんもご存知のとおり、
良い物件、儲かる物件ほど
即座に売れてしまうのですから、

ストーリーを知ることに、
時間を掛ける暇なんてあるの?

と、いぶかしがる投資家がいても、
不思議ではないと思います。

物件の「なぜ」を調べ上げろ!

しかし、私自身は
そのようなデメリットを差し引いても、
あえてストーリーを調べることを、
重視しているのです。

例えば、以下のような具合です。

Q. 売主がなぜその物件を
売りたがっているのか?

A.買換え特例の制度を利用して、
1年以内に物件を手放したい

Q. その値付けは誰がやったのか?
物元の仲介か?それとも
税理士などの第三者か?

A.物元の仲介と相談の上、
相場並みの価格で出している

Q.なぜその客付仲介に
話が回って来たのか?

A.手数料が割れ(片手)でも構わないから、
なるべく早く売却したい売主の意向で、
多くの仲介に情報を提供している。

このような事情や根拠などを、
いきなり根掘り葉掘り聞くのではなく、
会話の中で探りを入れるのです。

相手の懐に飛び込もう

そうすることで、

交渉を自分有利に進められる

という、大きなメリットを
勝ち取ることが出来ます。

柔道や相撲じゃないですが、
徐々に相手との間合いを詰め、
相手の懐により深く入り込むことで、
戦いを自分有利に進められるんですね。

逆に、ストーリーを知ることなく、
こちら側の一方的な希望で、
「高いから安くしてくれ」では、
まとまる話もまとまりません。

相手の売りたい理由を知らず、
相手の弱い部分も調べず、

当たって砕けろ精神で
正面からぶち当たる

ようでは、相手を怒らせて
交渉が決裂することだって、
珍しくはないのです。

トラブルを未然に回避する

また、売主側の仲介が、
きちんと売主と話せていないと、
後になってトラブルになる
ケースも少なくありません。

仲介があいまいな情報を、
こちら側に伝えてしまったお陰で、

「そんな考えでやっていない」
「そういうつもりじゃなかった」
「やってくれるものだと思っていた」

そんな行き違いから、
トラブルに発展することだって
大いにあり得るのです。

つまらないミスが発端で、
数千〜数億円の交渉がまとまらなかった
としたら、勿体ないですよね?

買い付けを焦る気持ちも分かりますが、
ストーリーを調べているうちに、
誰かに先を越されたのであれば、
それはそれで良しとしたほうが、
精神的にもマシだと思いますよ。

円満かつ有利な交渉を目指す

ですから、
物件情報が回って来たとしたら、
はやる気持ちをぐっと堪えて、
まずは情報収拾から始めて、
物件のストーリーを知ることに努める。

これを、
みなさんにもオススメしたいです。

・交渉を円滑に進める
・トラブルを未然に防ぐ

そして何より、

・自分有利に交渉を進めて
・大きな指値を勝ち取る

ためにも、
物件のストーリーは不可欠ですよ。

がんばりましょう!

村上

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