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不動産投資の前に本業を頑張る

村上です。

私自身はこれまで、
残業という概念を
持ったことがありません。

不動産業界自体がそもそも、
営業成績を残さなければ、

深夜残業であろうと…
休日出勤であろうと…

結果が出るまで働け!

という世界ですから、
そんな働き方に対して、

今日は30分残業だなとか、
22時を過ぎたから深夜割増だとか、
残業なんて遠い世界の話なんです。

さらに現在は、経営側の人間ですから、
なおのこと

・自分が深夜まで働く
・仕事を自宅に持ち帰る

という行為に、
残業という認識はありません。

そもそも私個人として、

当初に決められた業務を
全てこなすことが出来ずに、
勤務時間を超えて残業する。

さらに、その残業時間に対して、
割増の賃金が得られる。

というのは、どうしても
違和感があるんです。

例えば、渡した仕事に対して社員が、

「4時間で提出出来ます!」

と言ったにもかかわらず、
実際にやってみたら大変だったために、
5時間も6時間も掛かってしまったら、
どうでしょうか?

もし私がその社員だったら、
残業代は要りません!ぐらいに宣言しても、
別におかしくないと思うのです。

車の整備工場だってそうですよ。

若い整備士が技能不足で、
整備作業に予想外の時間が掛かったとしても、
客に割増料金を請求することは出来ません。

時間通りに終わらせるベテランより、
想定外に時間のかかる新卒者のほうが、
もらえる残業代が良かったとしたら…

なんだかおかしな話ですよね?

もちろん当社は、労働基準法を無視して、
「残業代は払わない!!」という
ブラック企業ではありませんし、

実際に残業の申請があれば、
きちんと給与計算に反映しています。

でも、仕事が出来ない人が、
より多くの残業代を稼ぐのであれば…

経営者の側だって、
成績の良くない社員に対し、

・給与を下げる
・退職を通告する

ぐらいの権限を持たせてくれても、
いいんじゃないでしょうか?

かつての経営者優位だった時代は、
とうの昔に終わっていますから、
その辺の見直しは必要だと思うのですけどね。

不動産投資の前に「本業」を頑張る?

さて、本題です。

不動産投資を志すきっかけって、
誰もが持っていますよね?

人生やお金に対して、
漠然とした不安を持っていたところに、

・不動産投資の本を読んだ
・ネットニュースで知った
・知人が投資をやっていた

そんなきっかけで、
不動産投資のセミナーに行ってみた、
という方も多いのではと思います。

しかし、きっかけはあくまできっかけ。

不動産投資を始めたいタイミングで、
実力や資金が備わっているという人は、
まずいないものです。

むしろ、実力やお金に
全く余裕が無いにもかかわらず、
情熱だけで投資に走った結果、
手痛い火傷を負って市場から撤退する
なんて人が、少なくありません。

そこで今回は、
不動産投資を始める前に、

本業をしっかり頑張っておくこと

の大切さを、解説したいと思います。

不動産投資より本業が大事?

私は日常的に、多くの不動産投資家から
さまざまな相談を受けていますが、
その中でよく思うのは、

「いや、不動産投資をやるより、
本業を頑張った方がいいですよ」

という人が結構多いこと。

おそらく、相談を受けた方の半数以上が
当てはまるというイメージです。

私はどちらかというと、
不動産投資を勧める側の人間ですから、
こんなことを言ってしまうのはどうよ?
という思いも正直ありますが(笑)
事実は事実なんですね。

そもそも不動産投資は、
情熱や行動だけで成功出来る
ものではありません。

投資家個人の属性が低ければ、
銀行は融資をしてくれませんし、
まとまった自己資金がなければ、
頭金さえ用意出来ないのです。

しかし、ある行動を起こすことで
その多くは解決に向かうんです。

それは…

・年収を上げて属性を良くする
・転職によって高い報酬を得る

ということ。

つまり、投資を始める前に、
本業をより頑張っておくことが、
より盤石な投資につながるのです。

情熱だけでは成功出来ない

例えば仮に、相談に来る方の中で

・年収300万円
・貯金30万円

で、不動産投資をやりたいです!
そんな方がいたとしましょう。

しかし、そんな属性では
まともな不動産投資は無理というもの。

地方の安い築古戸建だって、
まとまった額のリフォームしなければ、
お客さんは付きませんよ。

「不動産が好きなんです!」
「一度やってみたいんです!」

そんな情熱だけで、
投資が成功するはずはありません。

ですからまずは、
年収をアップして貯金を増やしたり、
転職で属性を上げることに集中しましょう。

もしくは、
不動産投資だけにこだわらず、
もっと選択肢を広げて、

少額で始められるビジネスや投資

を探してみるのも良いと思います。

ライバルと渡り合うために

もちろん、世の中には
そういった不利な状況の中でも
良い成果を残す投資家がいます。

しかし、
それはあくまで例外というもの。

・実力がない
・お金もない

これじゃ、実力と資金力に勝る
ライバルたちと渡り合うには、
圧倒的に不利なんですね。

まずは、この厳しい世界で
生きて行ける力を備えるために、
自他共に認める実力と資金を蓄積し、
晴れてこの業界に参入してください。

その方が、
大きな失敗を避けられますし、

財務的や融資的にもずっと有利

ですから、
投資の拡大もしやすくなります。

時間が投資マインドを変える?

また、本業を頑張る中で、

やりたいことが変わって来る

ということも、実際に多いです。

本業を頑張って結果を出すには、
やはり数年単位の時間が必要ですから、

その中で、

「最初は区分投資を考えていたけど、
木造アパート投資も視野に入れたい」

「都心での投資をやりたかったけど、
最近は地方もアリかなと思っている」

そんなケースが結構あるんですね。

もちろん、投資の軸足を定めず

・Aがいいと言われたらそっちへ
・Bが儲かると言われたらそっちへ

という感じではダメですが、
時間を掛けて視野を広げるのは、
投資の成功にはとても重要。

そういう意味で、

本業を頑張りながら投資の視野を広げる

という時間は決して、
無駄にはならないと思います。

じっくり腰を据えて頑張れ!

不動産投資は、時間を掛けて
じっくり資産を築き上げるという、
時間を味方に付ける投資ですから、
一般的には

なるべく早く始めた方が良い

と言われています。

しかし、実力も資金も乏しいまま、
競争の激しい市場に飛び込むことは、
決してオススメしません。

より高くジャンプするためには、
自分の瞬発力を鍛え上げると共に、

自分が立つ地面を強固にしておく

必要がありますから、まずは

不動産投資の前に本業を頑張る!
その間に実力と資金を蓄積する!

焦らずじっくりと腰を据えた上で、
数年後の不動産投資に備えつつ、
ひたすらパワーを貯めてください。

がんばりましょう!

村上

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