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個人投資家が良客になるには

村上です。

以前のことですが、
京都市の財政破綻を
回避する施策の一環として、

空き家税を導入する

というニュースがありました。

この新たな税制は、
現段階で骨子案であり、
導入されるかはまだ不透明ですが、

利用されていない住宅の流通を促進する

目的で導入されるものだそうです。

記事によると、これまでの

・固定資産税
・都市計画税

に上乗せする形で、

・評価額(家屋)の0.7%
・評価額(土地)の単価に、
建物の床面積をかけた額の0.15%から0.6%

を課税するとのこと。

実際に、空き家税が課税された場合、

・築20年、床面積100平米の
山科区の戸建で年間5万円増

・築5年、床面積100平米の
中京区のマンションで年間52万円増

という負担になる見込みです。

52万円増ってハンパないですよ。
実質的に固都税の倍以上の額です。

さらに、今回の骨子案では、

自宅だけでなく別荘にも課税される

らしいです。

京都はそもそも、域外の富裕層が
別荘をたくさん持っているところ。

その京都で、
別荘が課税されるとなると、

街に落ちるお金が激減する

ことにつながるわけで、個人的には

「何を考えているんだろう?」

と思ってしまいます。

とはいえ、京都市にとって空き家は、
頭の痛い問題でもあるようです。

現時点で、京都の空き家は
約10万戸もあるらしいのですが、
ひとくくりに空き家と言っても、

・現在募集中の賃貸から
・崩壊寸前の危険家屋まで

いろんな形態がありますから、
一概にどうとは言えないんですけどね。

いずれにせよ、
京都の空き家に対して
新たな課税がなされるのは、

さまざまな議論を呼ぶ

ことになるのは、
間違いないでしょう。

ただし、

「別荘を持つのは止めよう」

という流れになると困るのは、
外でもない京都市だと思います。

勢いで投げたブーメランが、
返ってこないことを願うしかないですね。

個人投資家が良客になるには?

さて、本題です。

・掌返し(てのひらがえし)

という言葉、
みなさんもよくご存知ですよね。

順調に進んでいた交渉事などが、
ある日突然、ご破算になるというアレです。

例えば、不動産業界においても

「契約直前まで進んでいた物件の売買が、
売主の意向で突然キャンセルになった」

「ほぼ確実と思われていた融資が、
審査の段階で見事に落とされた」

といったことが、
日常的に起こり得ますから、
この業界に在籍している以上は、

掌返しにいちいち落ち込まない

メンタルの強さが求められます。

とはいえ、時には

「それってあり得ないでしょ!」

と言いたくなるような、
掌返しが起こることもあるんです。

実はその多くが、

個人投資家のお客さん

だったりするんですね。

BtoBはあくまで紳士的

一般的に、企業間で取引を行う
BtoBの場においては、

お互いの信用

が、取引の大前提となります。

代金の支払いはもちろん、
契約をきちんと履行しないと、
信用を毀損してしまい、

・次の取引が出来なくなる
・他社との取引にも影響が出る

という、自らの首を絞めることに、
繋がりかねないからです。

また、企業の看板を背負った、
組織の一員として、

自社の信用を貶めるような、
無責任なふるまいは出来ない

という心のブレーキが掛かるため、
よほどの事情でもない限り、

相手に期待させておきながら、
掌を返すような仕打ちをする

ようなことはしないはずです。

BtoCは客のほうが偉い?

しかしこれが、一般個人の客という
いわゆるBtoCの取引になると
事情が大きく変わるのです。

あえて言わせてもらうなら、
本当にひどいものです(笑)

例えば、大企業に勤めている
見た目はきちんとした方が、

・交渉事を一方的に破棄する
・勝手な理由で約束を反故にする

ような掌返しをしたり、

・契約をきちんと履行しない
・尊大な態度で威張り散らす
・難癖をつけてクレームする

なんてことが、珍しくないのです。

別にこれ、ヤクザじゃないですよ。
あくまで、一般の個人客の話です。

私が思うに、日本という国は
消費者が過度に保護されているため、
「客のほうが偉い」というマインドが、
どこかにあるのかも知れません。

業者は性悪説で仕事をする

まぁ、そんな業界ですので…
性善説で仕事をしていると、
メンタルがズタズタになりますから、

基本的に人を信じないという、
「性悪説」に基づいて仕事をする

ことになります。

どれだけ酷い仕打ちを食らっても、

「まぁ、そんなもんだよな」

ぐらいで、次の仕事を取りに行く
強いメンタルが求められます。

さらに私たちは、
契約がまとまっただけで、
安心することもありません。

・契約を締結した
・決済が終わった
・物件を引き渡した

段階でのクレームは
ごく普通にありますから、
買主が物件を保有した後、

・確定申告が終わった
・契約不適合責任が満了した

ぐらいまで至らないと、
真の安心感は訪れないですね。

次の取引へつなげるために

もちろん、その後も
次々に契約をまとめていかないと、
売り上げが成り立ちませんから、
私たち業者はある意味、

仕事を続ける限り安心は無い

といってもいいでしょう。

実際に私自身も、

「決済が終わった良かった!」

なんて気持ちの盛り上がりは、
10数年ぐらい前から
感じなくなってしまいました(笑)

そういう意味においても、
個人客による「掌返し」は、

有って当たり前ぐらい

に考えておくべきなのですが、
だからと言って、そんな客に対し

次の物件を紹介したい

とは思えません。

業者だって人の子です。

相手が個人だろうが法人だろうが、
気持ちの良い取引をしたいのは、
同じですよね?

「業者がその後連絡してくれない」
「物件情報がなかなか出て来ない」

と嘆く前に、
自分自身の行動を改めて振り返り、

・業者の立場を理解しているか?
・次の取引につながる努力をしているか?

その辺を、チェックしてみてください。
意外な落とし穴があるかも知れませんよ。

がんばりましょう!

村上

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