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投資は後戻り出来ない

村上です。

リーガルテックという言葉、
みなさんはご存知でしょうか?

リーガルテック(LegalTec)とは、

Legal(法律)+Technology(技術)

を組み合わせた造語であり、
法律に関わる業務に
IT技術を活用することで、
業務効率化を図るシステムとのこと。

例えば、

・電子契約サービス
・契約書のレビュー
・申請/出願サービス

など、これまで紙や人を介した
手間と時間のかかる法律業務を、
テクノロジーで解決するという、
新たな試みを指します。

調査によると、
主要な企業の約8割ほどが、
何らかのリーガルテックを
導入しているそうです。

でも、本当でしょうか?

このリーガルテック、
私自身は10年ほど前から
この言葉を耳にしていますが、
普及したという話を知りません。

例えば、大手IT系の企業などでも、
大手会計事務所が入っていたりとか、
あまり先進的な話は聞かないのです。

私たち不動産業界の人間にとっても、
法律は避けて通れない業務の1つですから、
テック化を期待したいところですが、
普及するイメージが湧かないんですね。

あと、もう1つ気になるのは、
世の中の企業上層部にいるおじさん達が、
AIを「人工知能」と勘違いしている点です。

確かにAIは人工知能ですが、
現代のAIはまだそこへ到達しておらず、

単にビッグデータを解析して答えを出す

レベルに過ぎません。

アニメに出てくる、
ロボットやアンドロイドのような、
思考回路を持っているなら別ですが、
世のおじさん達が勘違いして、

AIの進化は素晴らしい!

みたいな評価をしているのは、
ちょっと違うのでは?と思いますし、
リーガルテックへの理解も、
進まないのではないかと思います。

新しいテクノロジーは、
旧来のアナログな手法より、

速くて簡単かつ低コスト

でなければ、なかなか
普及しないと言われていますし、
法務は高い精度が要求されますから、
それなりにAIが進化しない限り、
リーガルテックの普及は、
まだまだ先の話かも知れません。

投資は後戻り出来ない

さて、本題です。

*****

土地から新築案件に、
チャレンジしていますが、
資材高騰の影響をモロに受け、
請負金額以上の建築費を
請求されてしまいました。

ある程度の追加は、
覚悟していたのですが、
元の金額から1.5倍程度の
請求があったため、
泣く泣く支払っています。

自分の戦略が、
間違っていなかったと
考えるしかありませんが、
後戻りが出来ず、
前に進むしかない状態です。

*****

という、
コメントをいただきました。

資材価格が高騰している現在、
「土地から新築」案件を、
進めたために後へ引けず、
厳しい結果を迎えている方が、
多いことは事実です。

今回はそんな、
後戻りの難しさについて、
お話ししたいと思います。

プロセスが増えるほど…

まず始めに、
不動産投資に限らず
どんな事柄においても、
手間やプロセスが増えるほど、
後戻りがしにくくなります。

例えば、自分独りで
フラッと旅に出掛けるのと、
団体旅行の幹事になって、
集団行動をまとめるのとでは、
手間やプロセス、さらには責任も
大きく変わって来ますよね?

一人旅であれば、
仮に出発前日になって
体調が悪くなったとしても、

明日の出発はキャンセルしよう

ぐらいの気軽さはありますが、
団体旅行の幹事ともなると、
簡単に延期や中止は出来ません。

ここまで企画したんだから、
この期に及んで、みんなに
迷惑が掛けるわけには行かない!

たとえ風邪で辛くても、
ツアーを催行しなければ!

そういうマインドに、
なりがちだと思います。

土地から新築スキームも同様に、
多くのプロセスや契約、さらには
多額のお金が絡んでいるため、

一度企画がスタートした以上、
今から後戻りは許されない

という側面があるのです。

背水の陣で臨め!

一棟物の中古物件を、
仲介を通して買うのとは違い、
土地から新築スキームは、
設計士や工務店など、
数多くのステークホルダーが、
間に入ってくるために、

何がなんでも建てる!
竣工まで持っていく!

という背水の陣で、
臨む必要が出て来ます。

案件を進めてしまった以上、

お金が払えなくて…

なんて言い訳は通じませんから、
ご相談者さんが腹を括って、
1.5倍の建築費を支払ったことも、
相当な覚悟だったと思います。

建築費が1.5倍になれば、
当初のシミュレーションより、
利回りは相当低くなっていますし、
今後は、相場の下落傾向も
懸念されていますから、
一部の都心物件を除いて、

厳しい戦いがさらに続く

ことも、十分に予想されます。

保有するという選択

ただ、ご相談者さんの場合、
それほど悲観する必要はないと、
私自身は考えています。

利回りが低下するとは言え、
設計当初のシミュレーションを、
きちんと実現しておけば、
運営することは可能でしょうから、
短期転売などを考えず、

じっくり腰を据えて中長期で回し、
損益分岐点がプラスになるまで待つ

という、守りの投資をお薦めします。

幸い、個人の投資家は、
銀行から短期の融資を受け、
転売を繰り返すことで、
利益を出す転売業者とは異なり、

売れなければ保有を続ける

という奥の手がありますから、
家賃収入というインカムで、
ローンの返済から管理まで、
安定的に回すことが出来れば、
焦って損切りする必要はありません。

そこが、個人投資家最大の
強みでもあるんですね。

とにかく前に進もう

株に限らず全ての投資において、
景気や市場の動向を、正確に
予測出来る投資家はいません。

安定していると言われている、
不動産投資であっても、
ある程度のリスクを背負いながら、
リターンを追求している以上、
痛い目に遭うこともあります。

走り出したことや、
起こってしまったことを、
後悔しても始まりません。

今はとにかく、
ご相談者さんの言うとおり、
前に進むしかないです。

早期の満室を実現して、
安定した運営を行うことに、
全力でフォーカスして下さい。

5年後や10年後に、

「あの時に頑張ったおかげで、
 今の自分があるんだな…」

と思える投資が出来るよう、
今が踏ん張りの時ですよ。

がんばりましょう!

村上

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