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最悪のリスクを許容出来るか?

村上です。

世の中の流行と同様、
不動産投資もこれまで、
さまざまな流行がありました。

例えば、
ここ10年ほどの間でも、

複数法人を立ち上げて、
フルローンで物件を増やす

ような投資法や、
現在は全く通用しなくなった

消費税還付のスキーム

などもありましたよね?

あとは、海外不動産や
コインランドリー投資、
シェアハウスや民泊なども、
コロナ禍を挟みながら、
さまざまな浮き沈みが
あったかと思います。

また、ここ数年は

タワマンの高額転売

も盛んです。

数名のチームを組んで、
タワマンの抽選に申し込み、
当選したら転売することで、

数千万円の転売益を出す

そんなスキームが、
エリートサラリーマンの間で、
流行っているようです。

また、
以前から根強い人気なのが、

築古の戸建や区分投資

特に、地方のボロ戸建を
格安で現金買いして、
DIYで再生させる投資は、
以前に比べて、
随分とメジャーになった
印象があります。

フルローンが当たり前だった
以前に比べると、確かに
融資は厳しくなりましたから、
キャッシュで気軽に買える
地方の戸建や区分に人気なのは、
必然なのかも知れません。

ただし、築古の出口を
どうやって取るのか?

そこが大きなポイントかなと、
個人的に考えています。

費用を掛けて解体しても、
誰も土地を買わないんじゃ、
意味がないですし、
かといって、
借り手の付かない
空き家を抱えていても、
リスクしかないですよね?

そういう意味で今後、
築古の戸建投資は、
壮絶なババ抜きに展開しそうな、
予感がしなくもありません。

今から10数年後、

昔は築古戸建が
流行っていたよなぁ〜

となるのか?それとも、
よりメジャーになっているのか?

流行の神様がどう微笑むかを、
静かに見守りたいところです。

最悪のリスクを許容出来るか?

さて、本題です。

******

村上社長はよく、
「儲かれば何でもいい」と
おっしゃっていますが、
あれこれと気にしてしまいます。

シミュレーションした結果、
ある程度の予測は立つものの、

思い切った決断が出来ない

そんな、ヘタレの自分に
喝を入れてもらえないでしょうか。

******

先日、こんな
コメントをいただきました。

その気持ちは良く分かります。

誰だって、
数千万円〜数億円の買い物に
思い切った決断が出来るわけじゃ
ありませんよね?

儲かるかどうか分からない物件に、
エイや!と大金を投じた結果、
手痛いロスを抱えて撤退する
投資家も少なくないわけで、
そこが、この投資を成功させる
大きな分かれ目であることは、
間違いありません。

今回はそんな、
不動産投資における決断力について、
改めて考えてみたいと思います。

儲かるかどうか

まず始めに、私が考える
不動産投資の可否判断について。

これは、冒頭の
ご相談者さんがおっしゃるように、

その物件が儲かるかどうか?

という目線が重要です。

物件購入からリフォーム、
さらには売却までのトータル収支を
きちんとシミュレーションした上で、

「この物件は必ず儲かる」

あるいは、

「この価格まで指せば儲かる」

という物件にのみ、
買付を入れるという考え方です。

それを徹底して繰り返し、
物件規模を拡大することで、

・賃貸で儲かる
・売却でも儲かる

という、最強の
不動産投資が実現します。

リスクを許容出来る?

とはいえ、その物件が
本当に儲かるかどうかを
見極めることは、
容易いものではありません。

自分なりのシミュレーションで
これなら儲かると踏んだものの、
実際に物件を回してみたら、

思っていたより儲からない
儲けどころか損が出ている

なんてケースも多々あるからです。

冒頭でも触れたように、
不動産投資は大金が伴うことから、
一度の失敗が再起不能となる
可能性もあるわけで、
慎重にならざるを得ないという
気持ちも良く分かります。

そういう意味で、
この投資を決断するために、
重要なポイントをこれから
お話ししましょう。

それは何か?というと、

最悪のリスクを許容出来るか?

という点です。

GOサインを出すために

最悪のリスクとは、
その物件を見極めた上で、

これぐらいは儲かりそうだが、
最悪の場合は〇〇万円くらい
損が出るかも知れない。

という予測です。

例えば、物件の収支を
シミュレーションした結果、
売却までのトータルで、

2千万円は儲かるはずだが、
思い通りに行かなかった場合、
2〜300万円の損が出そうだ。

という予測が出たとしたら、
そのマイナス2〜300万円が
投資家自身にとって
許容出来る範囲内かどうか?

つまり、許容出来るかという
しきい値を設けておくことで、
自分なりのGOサインを
出しやすくするというわけです。

死ぬ気で頑張る!

さらに、
GOサインを出した以上は、

絶対にその物件を
収支プラスに持ち込む!
絶対にマイナスは出さない!

ぐらいの覚悟で、
運営に励んで下さい。

物件を買った時点で
安堵してしまい、

あとは運を天に任せる

ようなオーナーも
少なからずいたりしますが、
そんなマインドでは、
儲かるものも儲かりません。

不動産は投資額が大きく、
一度失敗してしまうと
再起が難しくなります。

だからこそ、
死ぬ気で頑張るぐらいの
意気込みを持って、
運営に当たってもらいたいです。

やり抜く決意を持とう

ここまでの解説を読んで、

なんだ、結局は精神論かよ…

などと思う方が、
いるかも知れません。

もちろん、数字の積み上げで
収支をシミュレーション出来る
不動産投資は、ロジカル思考だけで
勝つことも十分に可能です。

とはいえ、
長い投資人生においては、
思いもよらない結果が
出ることも多々あるわけで、
そこをリカバリーするには、
強いマインドを持って
積極的に行動するしか、
打開策はないんですね。

許容出来るリスクを受け入れ、
一度GOサインを出したものは、
やり抜く覚悟を持って臨む!

それが出来れば、結果は
必ず付いて来るはずですよ。

がんばりましょう!

村上

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