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融資担当者は「やる気」が重要?

村上です。

オレオレ詐欺や
振り込め詐欺といった、

いわゆる特殊詐欺

は、減るどころか
ここ数年で被害の総額が
より一層増えています。

警察庁が発表した
2022年の統計によると、
全国の特殊詐欺被害額は、

前年比31.5%増の370億円

という、かつてない
水準に達したとのこと。

日本国民の超高齢化に
拍車が掛かる今後は、
その被害額もさらに増えると
予想されています。

詐欺師の存在は、
警察の摘発にもかかわらず、

いつの時代においても、
どこの業界においても、

消えて無くなることはありません。

例えば、不動産や建築業界でも、

倒産することが明白なのに
資金を集めて夜逃げする

客に偽って契約を結ばせ
多額の損害を与える

そんな、詐欺まがいの
行為が珍しくないんですね。

特に、景気が下降局面に向かうと、
詐欺師の数は一気に増えます。

事業経営が深刻な不振で、
資金繰りに切羽詰まると、
背に腹は変えられないとばかりに、

普段は善良な経営者が
平然と詐欺をやらかす

といったことが横行するのです。

中小の建築業者などは、
その傾向が特に強いですから、
私たち不動産投資家も、

詐欺行為から身を守る

必要があることは、
言うまでもありません。

他者と比較して
極端に見積もりが安いとか…

着手金がすぐに欲しいとか…

怪しい前触れがありますから、
その辺をきちんと見極める
必要があるでしょう。

不動産業者もそうですね。

Aさんと契約を結んでいるのに、
BさんCさんDさんとも
重複して契約を結んだ挙句、

手付金を持ってドロンする

など、そんな話がこの業界でも
本当にゴロゴロしています。

本人は詐欺の自覚がないのに、
結果的に詐欺行為をしている
なんてケースもあります。

そんなわけで、この世に
詐欺が撲滅しない以上、

自分の身は自分で守る

しか方法はないことを、
私たち不動産投資家はもちろん
より多くの方に自覚して
もらいたいところです。

融資担当者は「やる気」が重要?

さて、本題です。

以前のメルマガでも
度々解説してきましたが、
不動産投資において

融資を引けるかどうか?

は、最も重要なポイントです。

どんなに良い物件情報が
格安で出て来たとしても、
融資を引くことが出来なければ、
手も足も出ませんよね?

そういう意味で私たち投資家は、

日頃から銀行回りを続け、
融資の感触を掴んでおく

ことが不可欠。

私自身も毎日のように、
融資担当者と公私を問わず
さまざまな情報交換を行い、
融資の感触を探っています。

今回はそんな融資担当者に、

より良い条件の融資を
より確実に付けてもらう

ために必要なポイントを
解説してみたいと思います。

向こうだってビジネス

まず始めに、
融資担当者と付き合う上で、
忘れてはならない前提を
お伝えしておきます。

それは何かというと、

向こうもビジネスとして
相談に乗ってくれている

ということ。

例えば、私たちは
融資担当者と友達になりたいから、
銀行回りをしているわけじゃ
ありませんよね?

あくまで、自分の投資を
有利に進めて儲けたいから
お付き合いをしているだけ。

向こうだって同じです。

当たり前の話ですが、銀行は
ボランティアじゃありません。

返済能力のありそうな人に
まとまったお金を貸し付けて、

金利という利ざやを稼ぐ

そのために、融資担当者は
たとえ面倒な客であろうと、
窓口で話を伺っているわけです。

やる気にさせよう

そんな融資担当者に対し、
私たち投資家はどのように接し、
より確実な融資を引けば良いのか?

その答えは、

融資担当者をやる気にさせる

ことです。

例えば、やる気の違いだけで
決裁までの日数が変わりますし、

融資期間から金利に至るまで

全ての条件が、
変わってくるんですね。

また、融資担当者が
やる気を出してくれないと、
本部の融資審査においても、
負けてしまうことが多いです。

より良い稟議を作ってもらい、
より確実に審査を通してもらう

そのために、私たち投資家は
どのようにして融資担当者に
やる気を出してもらうのか?

これからその秘訣を
ご紹介したいと思います。

足繁く通って仲良く

まず1つ目の秘訣は、やはり

銀行に足繁く通って
融資担当者と懇意になる

ことです。

ある意味、泥臭い
営業活動でもあるのですが、
良く考えてみて下さい。

そもそも、
初対面の人に心を許して、
他人の利益のために頑張ろうと
思う人っているでしょうか?
なかなかいないですよね?

融資担当者だって人の子。

初めて銀行の窓口に来た
素性の分からない客のために
融資付けを頑張るより、
普段から顔見知りの客に対し

この人に融資してあげたい!

そう思わせる間柄になった方が、
はるかに有利なのです。

営業目標によっても変わる

次に重要な秘訣が

融資担当者の営業目標を知る

ということ。

融資担当者は支店ごとに、
四半期単位の
貸し出し目標が決まっており、
その目標をクリアするために
日々営業を頑張っています。

期日が迫っているのに
目標達成の見込みが厳しい…

そんなタイミングで、
私たち投資家が融資案件を
持ち込んだらどうなるでしょうか?

いつもは難しかった融資が、
意外に通ったりするんですね。

もちろん、それらの事情は
一度支店を訪問したレベルでは、
なかなか把握出来ないもの。

定期的に支店へ顔を出して
融資担当者と顔見知りになれば、
そんな状況も把握出来ますから、
やはり銀行回りが大切なのです。

やる気スイッチを押せ!

そんなわけで、
融資担当者をやる気にさせる事は、

より良い条件の融資を
より確実に引くために

欠かせないポイントです。

もちろん、投資家本人の
属性が低かったり、
個人信用情報に傷があるなど、
審査の土俵に乗らないケースも
あり得ますが、とにかく

融資担当者のやる気スイッチを押す

ために、あらゆる
手を尽くしてみて下さい。

不動産投資は融資ありき、
融資担当者のやる気ありきですよ。

がんばりましょう!

村上

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