BLOG

ブログ

勉強よりも経験が大事

村上です。

「村上さんって、宅建の資格、持ってますか?」
と時々、質問されます。

答えは、YES。
持っています。

宅建って、
資格があるから収入が増える
という類のものではありません。

でも、名刺に「宅建士」と入っていない
不動産業者は、相手業者から見たら、
プロとしての最低限の知識がない人
と見られるわけです。

ですから、私は
不動産の仕事をする以上、
持っていて当然だと思っています。

「どうやって勉強したんですか?」
と訊かれることもあります。

たぶん、何か裏技のようなものを
期待しているのだと思います。

「本番1ヵ月前に勉強を始めたんですが、
この問題集だけでバッチリでした」
とか、そういう答えですね。

でも、私の場合、そうじゃないんです。
変わったことは何もしていません。

宅建の資格は300時間程度の勉強で
取得できるといわれているので、
そのとおり、
1日3時間×20日間の勉強を
半年間、淡々とやりました。

そして予定通り、1回で合格しました。

何回も受けるのは時間の無駄なので、
1回で受かると最初から決めて、
机に向かっていたんです。

「僕、宅建また落ちちゃったんですよ」
という人にどうやって勉強したのか訊くと、
たいてい、勉強時間が足りていません。

300時間必要だと書いてあるのに、
「そうはいっても、自分は
100時間くらいで受かるんじゃないか」
と勝手に解釈しているんですね。

そういう人を見ると、
「落ちるに決まってるじゃん!」
とシンプルに思います(笑)

私は不動産投資家の皆さんに、
宅建士の資格を取ることを
強くすすめるつもりはありません。

それよりも、本業で成果を上げて
収入をアップすることの方が、
今は大切かもしれないからです。

ただし、自分で「受ける」と決めたなら、
しっかり勉強しようよ、と思います。

仕事が終わってから飲みに行くのをやめて、
毎日3時間、ファミレスや喫茶店で
勉強をすれば、受かるんです。

受からない人は、それができていないだけです。
飲み会やテレビやSNSを我慢できない人は、
覚悟が足りないんです。

独学では頭に入ってこないという人は、
塾に通ったっていいと思います。

今年、宅建の資格を受けて落ちたという人、
そこに甘えがなかったといえますか?

何かをやると決めたら、やり抜きましょうよ。
近道を探すより、まっとうに努力すること。

それができる人は、
不動産投資もきっと、うまくいくと思います。

▼Casegood-カセグ-とは?

百聞は一見にしかず

さて、本題です。

・一度やってみたいけど
・怖くてまだ手を出せないでいる

誰にでも、
そういうことってありますよね?

バンジージャンプなどは、
その典型じゃないかと思います。

幾ら安全だったとしても、
いざその場に立つと、
もし失敗したらどうしようなどと、
いろいろな心配が頭をよぎる…。

慎重な性格の人であれば、
そんな思いが人一倍
強くなるのではないでしょうか。

でも、そういった心配や思い込みって、
実際にやってみたら、
意外と大丈夫だった!なんてこと、
よくありますよね?

いわゆる「百聞は一見にしかず」です。

実は、不動産経営においても、
百聞は一見に…というケースが、
往々にしてあるんです。

今回は、思い込みを捨て、
一歩踏み出すことの大切さについて、
解説してみたいと思います。

行動に舵を切ったTさん

当社の会員、Tさんの
エピソードをご紹介しましょう。

Tさんは、とある投資本がきっかけで、
不動産に目覚めたのですが、
そこから一歩先、つまり
「物件を買うこと」になかなか踏み出せず、
勉強ばかりの日々が続きました。

それから、5年もの歳月が過ぎ、

「これではいけない…」

そう思っていたTさんはある日、
新たな1冊の本を見つけたんです。

それは、Tさんと同じような
属性の投資家が書いた本でした。

それを読んで目が覚めたTさん、
今度は、怒涛のような行動を開始します。

気がつけば、3年という短期間で

・小型不動産を14棟

売買したんです。

思い込みは行動を阻害する

みなさんもわかると思いますが、
3年間で14棟の売買って、
業者並みかそれ以上のレベルですよ。

すごい行動力だと思います。

でもなぜ、そんな行動派のTさんが、
5年もの間、一歩を踏み出すことが
できなかったのでしょうか?

それは、自分の属性。

・この属性じゃ物件は買えない

そう思い込んでいたからなんですね。

でも、出会った1冊の本がたまたま、
自分と属性が似た著者だったことで、

「同じような属性の人でも、
こんなに成功できるんだ!」

それが、Tさんを突き動かす、
着火剤になったというわけ。

・自分には縁がないだろう
・実現できないだろう

こういった「思い込み」は時として、
正しい行動を阻害する場合があります。

でも、一度自分でやってみたら、
「あぁ、自分にもできるんだ」
そんなこと、世の中には沢山あるんです。

知識は必要、しかし…

不動産経営を成功させるためには、
最初に、不動産に関する知識を、
幅広く習得する必要があります。

無免許のドライバーが車を運転し、
100キロのスピードを出したらどうなるか…

わかりますよね?

正しい知識を蓄えず、
やみくもに突っ走ってしまえば、
大失敗は目に見えているんです。

とは言え、知識を得ただけで、
成功することはできません。

イギリスのことわざで、

「学問なき経験は、経験なき学問に勝る」

というものがあるそうですが、
不動産経営は正にそれ。

知識を行動につなげ、
経験した人だけが結果を出せるのです。

物件を買えない人たち

先ほどのTさんは、

・長く勉強していたからこそ
・それだけの瞬発力を養えた

という見方もできます。

5年間行動しなかったのは、
さすがにもったいないですが、
行動に移して結果が出たんですから、
万事オーライですよ。

でも世の中、Tさんのように
上手くいく人ばかりとは限りません。

特に厄介なのは、

・一通り勉強はしたけど
・物件にあれこれと難癖をつけ
・一向に買う気がない人

これ、業者に一番嫌われるんです。

彼らは、いざ業者から物件を紹介されても
さまざまな不安が頭をもたげてしまい、
買わない理由を延々と探し続けるだけで、
いつまでたっても、物件が買えません。

結局、「こいつは冷やかしだ」
と業者に思われてしまい、
物件の情報さえもらえなくなります。

そうなると、より一層
買うことが出来なくなるという、
負のスパイラルに陥るんですね。

一歩を踏み出せ!

百聞は一見にしかず。

自分なりに知識を蓄えたと実感できたら、
思い切って行動に移してください。

・億単位の借金をするんだから
・失敗して立ち直れなくなったら困る

そんな気持ちもよく分かります。

いざ行動すれば、小さな失敗だって、
それなりに経験するでしょう。

でも、大きな失敗さえしなければ、
何とかなりますよ。

そのために、
今まで勉強してきたのですから。

不動産経営の経験値を上げ、
より良い結果を出すために、
まずは一歩を踏み出してください。

がんばりましょう!

村上

PICK UP

ARCHIVE

TOP