BLOG

ブログ

おススメの検索サイトって?

村上です。

正常性バイアスという言葉、
聞いたことがあると思います。

ざっくりいうと、
自分にとって都合の悪い情報を無視したり、
過小評価したりしてしまうという
人間の特性のことです。

昨年も災害が多く
今年もコロナウィルスが世間を賑わせていますが
そういった話題についてのニュース等で、
「自分だけは大丈夫と思わないでください」
みたいなことをアナウンサーが言っていますよね。

あれはまさに、「正常性バイアス」によって、
命を落とす人がいないよう、
注意を呼びかけているわけです。

そしてこれ、不動産投資でも同じなんです。

何が同じかと言うと、
不動産投資家の人たちって、
自分にとって都合の悪いアドバイスは、
聞こえなくなってしまうんです(笑)。

私は仕事柄、
たくさんの不動産投資家の方から
様々な相談を受けます。

「私なら買いません」と伝えた物件を
その後で買った人を何人も見ました。

「すぐ売らないとまずいですよ」
とアドバイスした物件をずるずると保有して、
ますますリスクを膨らませている人もいます。

もちろん、何をどうするかは、
その人自身が決めることです。

でも、プロの意見を求めて相談に来たんじゃないの?
と、複雑な気持ちになるのも事実です。

ただ、わからないでもないんです。

反対意見を述べる私のような人間がいる一方で、
耳障りのいい言葉を並べたてて、
思惑通りにコトを進めようとする
不動産会社の営業マン等がいるわけですから。

自分にとって都合のいい情報と、
そうでない情報なら、
都合のいい情報を、信じたくなりますよね。

「村上さんは危ないっていったけど、
そんなことないだろう」

「不動産投資で失敗する人が多いというけど、
自分は大丈夫」

まさに、正常性バイアスです。

では、正常性バイアスに思考を左右されないには、
どうしたらいいのでしょうか?

答えは、データです。
数字です。

自分でも他人の「意見」でもなく、
客観的な指標を元に、
買っていい物件かどうかを見極めるのです。

これができれば、
かぼちゃの馬車のような詐欺案件に
ひっかかることもありません。

数字の見方に自信がないという方は、
Casegood-カセグ-にお越しください。
きっと、力になれると思います。

▼Casegood-カセグ-とは?

どこのサイトが使えるの?

さて、本題です。

物件を探そうと思った時、
みなさんは最初に、
どこからアプローチしますか?

・業者を足しげく回る
・不動産ポータルサイトを検索

当然、業者を回るのも大切ですが、
「まずはネットから」という人が、
多いんじゃないかと思います。

でも、不動産ポータルサイトって、
大手だけでも色々ありますよね?

さらに、サイトによって
それぞれ得意分野があったり、
実需向けや投資向けに特化していたりと、
いろんな違いがあります。

では一体、どれがベストなのか?

今回は、不動産ポータルサイトについて、
少しだけ書いてみたいと思います。

「実需」と「投資」

最初に、不動産ポータルサイトには、

・自分で住む「実需」向け
・事業用の「投資」向け

大きく分けて、この2つがあります。

例えば、自分で住む「実需」向けには、

・LIFULL HOME'S
・SUUMO
・アットホーム
・オウチーノ

「投資」向けの収益不動産であれば、

・楽待
・健美家
・ノムコム
・不動産連合隊

このほかにも色々ありますが、
大手だとこんな感じ。

もちろん、実需と投資向け物件が
同じサイト内で扱われたりもしますので、
そこは使い方次第かなと思います。

実需向けはサービス充実

大手の「実需」向けポータルサイトは、

・賃貸と売買の両方を掲載
・物件数が多い
・一般向けの不動産ノウハウも充実

といった特徴があり、
自分で住むための物件を探す、
実需の客に向けたコンテンツが中心。

また、LIFULL HOME'SやSUUMOでは、
Webサイトでの検索以外に、
スマートフォン向けの
アプリも提供しており、

・ユーザーの位置情報を取得し
・現在位置や住みたいエリアから
・希望に合う物件が探せる

といったサービスも提供しています。

さらに、私たちのような投資家は、
LIFULL HOME'Sの統計から、
エリアの家賃相場を調べられるので、
そういう意味でも、
うまく活用したいところですね。

投資向けは使いよう?

次に「投資」向けのサイト。

実は、楽待や健美家などは、
主に一般投資家向けのサイトであり、
販売色も強いため、
価格もやや高めになりがち。

なので、あまりオススメはしません。

さらに、これらの投資家向けサイトは、
宅建業者が使うレインズから、
転載される情報が多いんです。

いわゆる二次情報中心なんですね。

・価格が割安とは言えず
・情報の鮮度もやや落ちる

結局、業者などのプロは、
楽待などから物件を探すことが
あまりないんですね。

もちろん、物件情報以外にも、
不動産投資系のニュースや、
投資家のコラムなども読めるので、
二次情報ということを理解した上で、
活用するならいいと思います。

プロが使うサイトって?

ちなみに、私たち業者が主に使うのは、

・レインズ
・アットホーム

この2つです。

レインズは宅建業者しか閲覧できません。
主に、販売に強くない業者が
情報を掲載しているケースが多く、
「他の業者に買主を探してもらう」
というスタンスです。

レインズの情報は、他の業者によって
外部のポータルサイトに
転載されるケースも多いので、
「一次情報をより早く知る」という意味で、
重要なサイトだと思います。

今後、業者回りなどの機会で、
担当者と懇意になることがあれば、
一度、見せてもらうのもいいでしょう。

アットホームはどう?

もう1つのアットホーム。

これは、私自身もよく使いますし、
業者でなくても見ることができます。

何より、物件数が多い。
180万件近く掲載されています。

実需向けがメインとは言え、
楽待の7万3千件などに比べると、
圧倒的な量です。

さらに、アットホームは、

・「不動産の流通」が主な目的で
・他のサイトより販売色が薄い

という特徴があり、
業者向けの割安な物件も、
結構出るんですね。

特に、今流行りの築古や戸建てなど、
小ぶりな物件を探しているなら、
楽待や健美家などより、
アットホームの方がいいでしょう。

ユーザーインターフェイスが使いにくい
というデメリットはありますが、
現時点では一押しだと思います。

数多くサイトを回れ!

不動産ポータルサイトはそれぞれに、
得意分野や特徴があり、
また、検索の使いやすさなどにも
違いがあります。

さらに、サイトのサービス自体も
マメにリニューアルしていたりと、
その時点でどこが一番使えるかは、
割と変わったりするんですね。

まずは、業者回りと同じように、
なるべく数多くのサイトを
訪れてみてください。

その上で、サイト同士を比較検討し、
自分の希望に合った
「使える」サイトを見つけ出すのが、
ベストな選択だと思います。

がんばりましょう!

村上

PICK UP

ARCHIVE

TOP