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契約書を甘く見るな!

村上です。
一年の始まりに
新たに目標を立てる人、多いと思います。

2021年こそ、
大家デビューする!

不動産投資で成果を上げて
セミリタイアの基盤を作る!

そんな目標を掲げている人もいそうですね。

しかし、
ほとんどの日本人サラリーマンは、
なんだかんだと多忙です。

私は多くのサラリーマン大家さんと
話す機会がありますが、
多くの方が、同じ悩みを抱えています。

「仕事が忙しい」
「家族サービスもサボれない」

そして次に出てくる言葉は、
「だから、不動産投資にかける時間がとれない」
というものです。

うーん、困りましたね。
会社をサボるわけにもいきません。
睡眠時間も削りすぎると体に響きます。

では、どうすればいいのか?

そういう人たちには、
「やめることリスト」
を作るのをおすすめします。

よく、
「やること(TODO)リスト」
を作っている方がいますよね。

でも、もともと時間がないのに、
そこに新たなやることを加えても、
できっこないんですよ。

それなら、その前に
「やめることリスト」を作って、
やらないことを決めていく。

そうすることで、
自分の時間を確保できるようになり、
結果的に、
やりたいことをやれるようになるんですね。

やめることの内容は、人それぞれです。
ある人は、「付き合いの飲み会」をやめました。

忘年会、新年会、打ち上げ…。
これって本当に必要なんですかね。
またすぐ会える相手ですよ。

「人生には有限の時間しかない」

そう考えると、
これまで渋々参加していた飲み会を
断る勇気が出てくるかもしれません。

全部断るのが難しくても、
2回に1回は断るとか、
自分から誘うことをやめることなら、
すぐに始められるんじゃないでしょうか。

私はもうずっとテレビを観ていませんが、
それでも何も困っていません。

やめることをリスト化すると、
なんとなく断りにくくて
時間を奪われていたという
用事が減っていきます。

すると、新たに時間ができるので、
そこで多くの選択肢の中から
自分のやりたいことを選び、
エネルギーを注いでいけばいいんですね。

何かを始める前に、
何かを辞めること!

限られた時間です。
自分の人生に本当に大切なことのために、
使っていきましょう。

契約書とは「戦い」

さて、本題です。

改めて言うまでもありませんが、
契約書って大事ですよね?

契約を結ぶ双方がそれぞれ、

・なるべく得をしたい
・リスクを負いたくない

という思いをすり合わせ、
共有しあったものが契約書。

特にBtoBのプロ同士が
ビジネスの契約を結ぶ際は、
バッチバチに火花を散らします(笑)

契約書の文言いかんによって、
その後の収支にも影響しますから、
どちらも生半可じゃ終われないんです。

でも、個人間の契約だったり、
BtoCの契約だったりすると、
どうでしょうか?

パワーバランスはどうしても、
契約手続きを熟知した側に
有利になりがちですよね?

では、われわれ個人投資家が、
契約でプロに対抗するためには、
どの辺に気をつければいいのか?

今回は、それを探ってみましょう。

契約書を事前に見せない?

当社の塾生Yさん(仮名)が、
実際に経験したエピソードです。

Yさんは、とある銀行の
支店に融資を申し込んだ結果、
無事、金銭消費貸借契約(金消契約)を
結ぶ段階までこぎつけました。

しかし、そこで問題が発生。

銀行の担当者が、その契約書類を
事前に確認させてくれないのです。

銀行側としては、

・契約締結の場で確認すればよい

というスタンスだったんですね。

実はこれ、銀行ではよくある話なんですが、
Yさんにとっては驚くべきことでした。

というのも、Yさんは職業柄、
契約行為に精通している方だったのです。

・契約締結の場でしか
・契約書を確認できないなんて
・ありえない話だろ!

そう思うのも当然でしょう。

どうせ個人だから

結局、Yさんは契約締結の場で初めて、
契約内容を確認する羽目になりました。

内容に関しての質問なども含め、
契約を締結するまでに、
2時間もかかってしまったそうです。

ひどい話ですよね?

契約は、双方の合意に基づくもの。

・一方的に契約内容を見せない
・その場でハンコを押させる

そんな契約締結、
全くフェアじゃありません。

「個人だから細かい内容なんてわからないだろう…」
と銀行はタカをくくっているんです。

ありえないですよ、ホント。

こんな話を聞くたびに、
銀行ってほんとダメだな…って
いつも思うんですが、
愚痴を言ったってはじまりません。

大切なのは、
自分が不利にならないよう、
やるべきことを押さえることです。

要は書きようということ

たとえばBtoBの取引なら、
契約は、企業の存続にかかわる
重要な行為に位置付けられます。

ですから、お互いに弁護士を立てて、
契約書の「てにをは」に至るまで、
その内容を厳しく精査するんです。

日本語というものは、
「てにをは」を入れ替えるだけで、
意味合いが大きく変わってきます。

つまり、書きようによって
どうにでも読める文章が
作れるということ。

「こう読み取れるよね」
「こういう解釈もできるな」

少しでも自分側有利になるような条文を、
一語一句精査しなければ、
相手にやられてしまうんです。

そのため、金額や条件は良かったのに、
お互い契約内容に妥協することが出来ず、
結局、話はご破算に…というケースが、
少なからず起きるのです。

何かあれば盛り込め!

そのくらい、
契約は重要な行為なんです。

・個人だから
・素人だから

という話じゃないんですね。

ですから、みなさんも面倒がらず、
契約書には必ず目を通し、

・内容に不明瞭な点があれば確認
・必要であれば契約内容に盛り込む

これを徹底してください。

例えば、これから買いたい
アパートに、Aさんという
不良入居者がいたとしましょう。

売主から、

「引渡し日の前月末までに、
退去すると聞いている」

という話を聞いていたとしても、
本当に退去するかは分かりません。

そこで、万が一Aさんが、
退去しなかった場合に備え、

・「無条件で白紙解約」などの条文を、
・具体的に盛り込んでおけば安心

というワケです。

契約という戦いに勝つ!

日々のお買い物から不動産に至るまで、
世の中における取引はすべて、
契約書で書き示すことができます。

ですから、

・ネガティブな事であれ
・ポジティブな事であれ

それを確実に履行できるよう、
契約書の条文や特約に、
細かく盛り込んでください。

契約書とは「戦い」そのもの。

戦い方さえ理解できていれば、
こちら側有利に試合運びができます。

契約書の内容をきちんと読まずに、
ハンコを押すなんて、
こちらの負けを認めたようなもの。

気をつけてくださいね。

がんばりましょう!

村上

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