BLOG

ブログ

賃貸物件のブランディングとは

村上です。

のっけから、こんな質問も
どうかと思うのですが、

みなさんは、将来の夢を
持っているでしょうか?

というのも、私自身は昔から

夢というものを持ったことがない

人間だからです。

例えば、周りの人たちから

「将来の夢は何ですか?」

という質問をされても、
直ぐに答えることが出来ないんですね。

もちろん、相手に話を合わせて、
それなりの夢を考えてみる
ぐらいのことはやりますが、

届かないものに対して憧れる

ような発想が、
子供の頃から本当に苦手でした。

例えば、クラスの女の子たちが、

「私アイドルになりたい!」

などと話していたとしても、
私の感情の中では、
そんな表面的な憧れではなく、

・アイドルだって普通の人間
・メシ食って寝てまた起きて
・スケジュールに振り回されて
・売れなくなったらすぐにクビ

みたいなバックグラウンドを、
リアルに想像していたんです。

その頃から、本当に
いろんな本を読んでましたから、

芸能人の実際はどうなのか?

ぐらいのことは、
知識として持っていました。

まぁ、良くも悪くも
冷めた感情しかないわけです(笑)

そんなわけで私は、
夢の実現みたいなものに、
執着することは微塵もありません。

ただ、ビジネスに限って言えば、
冷めた感情がプラスに働くことも、
多い気がします。

例えば、

・誰に会っても緊張しない
・どんな場でも話を続けられる

というのは、
大きな取引の場において、
アドバンテージとなるんですね。

腹が据わってるからこそ、
相手と対等に話すことが出来ますし、
交渉だって有利に運べます。

もちろん、あせらずに
自分をコントロール出来ますから、
笑顔だって自然に出てきますし、
相手が興味を持ちそうな話を、
振ることも難しくありません。

夢や憧れという感情自体を、
否定するつもりはないですが、

それを持たない代わりとして、
自分が冷静でいられるというのも、
悪くはないと思いますよ。

賃貸物件のブランディングとは?

さて、本題です。

不動産に限らず、
市場で取引される商品のほぼ全ては、

ブランディング

が、とても重要です。

例えば、
八百屋さんのキャベツ1つでも、

「農家さんがこだわり抜いた
朝採れの新鮮なキャベツを、
本場の群馬県嬬恋村から
産地直送でお届けします!」

というブランディングを行えば、

・他店と差別化が出来る
・高値でも買ってもらえる
・継続的な売り上げが期待出来る

ことにつながりますよね?

もちろんそれは、
賃貸物件においても同じこと。

そこで今日は、
賃貸物件のブランディングから、

アパマンのネーミング

について、
解説してみたいと思います。

ネーミングは重要!

アパマンのネーミングは、
入居を検討するお客さんにとって、
私たちオーナーが想像する以上に、
インパクトがあるものです。

例えば、みなさんが
お住まいの地域である〇〇地区に、
3つの木造アパートがあったとします。

1つめは、「〇〇荘」

2つめは、「コーポ〇〇」

そしてもう1つは、
「カーサ・リヴィエラ〇〇」

では、この中で

名前だけで物件を選ぶ

としたら、どうなると思いますか?

多くの方が、3つめの
「カーサ・リヴィエラ〇〇」を、
選ぶことになるはずです。

〇〇荘はもう古い

カーサ・リヴィエラとは、
イタリア語で、

Casa = 家
Riviera = 海岸

つまり、
海沿いの家と言う意味ですが、
その意味はさておき…

・〇〇荘
・コーポ〇〇

に比べ、オシャレなイメージを
持つ方が多いのではないでしょうか。

まぁ、そもそも令和の時代に、
〇〇荘なんてネーミング自体が
競争力に欠けているのですが、
実際、そういった賃貸物件が

全国どこにでも存在する

のが、
賃貸市場の実態でもあるのです。

狛江に成城がある

とはいえ、
過度なブランディングにも、
問題があることは事実です。

その1つに、賃貸物件に限らず、
実需の分譲マンションで良くある、

エリア名を盛っている

というケースですね。

例えば以前、
ネットで話題になったのが、
世田谷区成城から離れた狛江市に

「□□成城」
「△△成城」

というアパートがあること。

ちなみに、成城と狛江は
小田急線で2駅も違いますし、
狛江の街自体は、

高級住宅が立ち並ぶ成城

とは違う、どちらかというと
郊外ののんびりした雰囲気。

そこのアパートに
「〜成城」という名を付けるのは、
個人的にどうかと思いますし、
不動産公正取引協議会連合会による、

不動産の表示に関する公正競争規約
https://www.sfkoutori.or.jp/webkanri/kanri/wp-content/uploads/2019/01/h_kiyaku.pdf

第19条「物件の名称の使用基準」によれば、

(1)当該物件の所在地において、
慣例として用いられている
地名又は歴史上の地名がある場合は、
当該地名を用いることができる。

(2)当該物件の最寄りの駅、
停留場又は停留所の名称を
用いることができる。

というわけで、
ルールに抵触していることは、
言うまでもありません。

センスが大事です

結局、あまりにも
古臭いネーミングは問題外ですが、
かと言って盛りすぎも良くない
というわけです。

もし仮に、
築40年超のボロアパートを、
何のリノベーションもせずに、

「カーサ・リヴィエラ〇〇」

なんてネーミングをしたら、
内見に来たお客さんも、

イメージと違う!

なんて話にも
なりかねませんよね(笑)

ですから、エリアと物件の程度から

・あまり背伸びをせず
・かといって古臭くもない

ネーミングセンスが、
求められるというわけです。

思い切ってチェンジ!

一方、新築の物件や、
内外装ともに大きくリノベした
中古物件などには、

新しさを感じさせるネーミング

した方がいいでしょう。

せっかく、多額の資金を投じて、
リノベした物件が、従来のまま

「コーポ〇〇」

だったら、もったいないですよね?

私自身、これまで何度も
物件のネーミングを変えていますし、
それによって客付が、
大幅に向上したケースもあります。

別に、奇をてらう必要はありません。

ちょっとお洒落で新しい感じ

ぐらいのバランスで、
みなさんも考えてみてください。

アパマンのブランディングは、
まずネーミングからですよ。

がんばりましょう!

村上

PICK UP

ARCHIVE

TOP