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借金は「悪」ではない?

村上です。

長期の円安傾向に伴い、
インフレによる物価高騰が、
日本に大きな影響を与えています。

海外のGDPが軒並み底を打つ中、
日本だけが世界から取り残される
という、独り負け状態なんですね。

例えば、国内の生み出される富が、
GAFAなどの巨大IT企業によって、
海外にどんどん流出していますし、
かといって、日本国内の企業は
それに対抗する術を持っていません。

さらに、今後の超少子高齢化も、
生産力の低下に拍車を掛けるわけで…

かつての日本経済が復活することは、
ほぼ絶望的ではないでしょうか。

さらに、東日本大震災による
復興特別税は2038年まで続く上に、
今回のコロナによる増税も、
待った無しの状況だと思います。

そんな中、優秀な日本人たちが、
海外で続々と会社を興しています。

日本に居ながら海外でビジネスを行い、
稼いだドルを日本円に替えて優雅に暮らす。

そんな時代が、
否応なく到来しているのです。

とはいえ、そんな日本にいる私たちが、
日に日に貧しくなっているのかというと、
決してそうではありません。

少なくとも、国内で暮らしている限り、
牛丼はワンコインで食べられますし、
インターネットは定額で使い放題ですし、
もちろん、家賃だって上がりません(笑)

つまり、贅沢な生活を望まない限り、
国内で生活することに不満はないんですね。

少なくとも、

これだけインフラが充実し、
ご飯だって安くて美味しいし、
着るものだって不自由しない

そんな国、海外には存在しませんよ。

まぁ、そのような
恵まれた環境があるからこそ、
日本人の生産性が一向に上がらない
という現実はある意味、
受け入れざるを得ないのかも知れません。

少なくとも、これからの日本は

成長しないが
困りもしない

という、世界的にも
稀有な資本主義国になることは、
間違いなさそうです。

借金は「悪」ではない?

さて、本題です。

不動産投資にとって、
金融機関からの融資は、
必要不可欠な存在です。

数百万円程度で買えるような、
地方の築古戸建はさておき、
一般的な不動産投資においては、
融資がなければ手も足も出ないことは、
みなさんもご存知のとおり。

しかしその一方で、
日本人の多くは借金に対し、
ネガティブなイメージを持っていることも、
また事実だと思います。

特に、私たちより上の高齢者世代では、

「借金は悪だ!」

と言わんばかりに、
無借金を美徳と考える傾向が強いです。

しかし、いち投資家として
借金を一括りにネガティブとするのは、
いかがなものか?という思いも、
当然にあるんですね。

今回は、
そんな事を書いてみたいと思います。

世の中は借金だらけ?

まず始めに、私が言いたいのは、
世の中は借金ありきだということ。

そもそも、日本が発行している
国債と地方債の残高は1200兆円
と言われていますし、今後はさらに、
その額が増えると見込まれています。

さらに、世界中を見渡しても、
無借金の国というのは、
数える程しかありません。

それに加えて、
みなさんは民間企業の決算書を、
見たことがあるでしょうか?

おそらく、借り入れのない会社は
殆ど無いことが分かると思います。

要は、国から企業に至るまで、
無借金経営は現実的ではないということ。

にもかかわらず、一括りに
「借金は悪だ!」というのは、
現実を直視していないコメントだと、
言わざるを得ないんですね。

借金は「どう使うか」が大事

つまり、借り入れ自体は別に、
悪いものでも何でもないということを、
みなさんに理解してもらいたいです。

それよりも、
借りたお金を何に使うのか?
という点のほうが、
よほど重要なんですね。

例えば、借り入れたお金を、
先の見えない事業に費やすより、
形がハッキリしている不動産に投じる
ほうがより確実です。

実際に物がきちんと存在して、
その価値がハッキリしている

というのは、どんなビジネスより
やり易いことは間違いありません。

建物は日々劣化するものの、
土地が毀損することはほぼ無い。

つまり、どんなビジネスよりも、
不安要素が少ないと言えるのです。

借金は本当に「悪」なの?

もし、それらの事実を踏まえた上で、
それでも借金が怖いのであれば、
その人は投資に向いていない
ということになるはずです。

もちろん、それが
良い悪いという話ではありません。

個人1人1人の性格や資質ですから、
投資に向かない人を、
とやかく攻める理由はないですよ。

投資に対する考えは、人によってさまざま。

無借金の経営が好きな人であれば、
地方の戸建賃貸など、
やりようはいくらでもあると思います。

結局のところ、

借金を単に「悪」と捉えるか…
あるいは「機会」と捉えるか…

人の考え方次第で、その結果は
大きく変わることになるのです。

借金はリターンを得るためにある

そもそも、あらゆる投資において、
リスクを避けることは不可能です。

リスクを取らなければ、
リターンを得られない

投資家であれば、
誰もが知る事実ですよね?

不動産投資には多くのリスクがあり、
いちいち心配していたら、
投資の成功はおぼつきません。

借金は単にリスクだけでなく、
リターンを得るためのツール
ぐらいに捉えた方が、投資として
より合理的だと思います。

そういう意味で、
これを読んでいるみなさんには、
借金を無闇に怖がらない
という強いマインドを持ち、
投資に向き合ってもらいたいです。

迷わず突き進め!

もちろん、億単位の融資を抱えて、
月々の返済を確実に行うのは、
相当なプレッシャーであることに、
間違いはないと思います。

しかし、先ほども述べたように、
借金は決して悪ではないわけで、
周りがとやかく言おうと、
自分の投資が正しいと考えているのなら、
迷わず突き進んだほうが良いと思います。

十分な知識を経験を備えた上で、
ポジティブに借金を見据える…

そんな投資を目指したいですね。

がんばりましょう!

村上

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