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銀行回りはどの位やれば良い?

村上です。

以前、2024年に卒業する大学生の
就職人気ランキングを見る機会が
ありました。

ランキングの上位は、

・商社
・証券会社
・生保/損保
・広告代理店

といった日本の大手ですが、
私が驚いたのはその殆どが、

ゴリゴリの文系企業ばかり

ということ。

テック系はもちろん、
理系ですらソニーが19位であり、
以前に比べて様変わりしたというか、

日本の若者は保守的になった

という印象です。

少なくとも、
私たちが20年ほど前に
大卒で就活していたころは、
どちらかというと、

先進的な企業に人気が集まった

ものです。

新しいことにチャレンジし続ける、
いい意味でイケイケな企業に対し、
多くの学生が魅力を感じていました。

それが今では、商社や証券会社、
保険会社が人気なのですから、

随分と古臭い企業ばかりだな…

という印象が拭えません。

さらに、これらの保守的な会社は、

国内向けのビジネス展開

がメインであることから、
今後の先細りも十分にあり得ます。

積極果敢にチャレンジするより、
安定した人生を歩むことのほうが、
若者には魅力的に映るのでしょうが、
個人的には残念ですね。

ちなみに、我々の不動産業界は
ランキング的にどうか?というと、

大手財閥系の不動産業者でさえ、
100位以内にも入っていない

という、散々な状況です(汗)

不動産業界に対するイメージが、
あまり良くないことは確かですが、
大手財閥系の業者ともなれば、

エリート中のエリートが集まる

一流企業なわけですよ。

そこに憧れる学生が少ないとなれば、
私たちのような中小業者など、
一笑に付されるぐらいの存在なわけで、
やや不安にもなってしまいます。

まぁ、大学生の就職人気ランキングは
表面的なブランド評価に過ぎませんから、
真に受けるのもどうかと思いますけどね。

銀行回りはどの位やれば良い?

さて、本題です。

******

銀行回りはどのくらい
回られているものでしょうか?

近くに、支店違いの
同じ金融機関がありますが、
支店によって方針も違うのかと
思いますので、とにかく
たくさん回りたいと思います。

どのくらい回るべきか、
参考までにアドバイスいただければ、
嬉しいです。

******

というご質問がありました。

確実な融資を受けるために、
銀行回りで融資先を開拓することは、
不動産投資において不可欠な
プロセスの1つです。

とはいえ、これまで未経験の
銀行回りを始めるとなれば、
誰だって不安になるでしょうし、
件数の目安が気になるのは
当然のことですよね?

今回はそんな、
銀行回りにおける目安について、
私なりに解説してみたいと思います。

銀行回りの目安とは?

まず始めに、
結論から言ってしまいましょう。

投資の初期段階における
銀行回りの件数について、
ざっくりの目安としては、

30行〜50行ぐらい

の金融機関を回ってみて下さい。

おそらく、10行ぐらいは
誰でも簡単に回れるはず。

その後、訪問先を模索する中で、
30行ぐらいは行けるでしょうし、
頑張って上乗せすれば、
50行ぐらいは何とか…という
イメージではないかと思います。

もちろん、お住まいの地域や
投資するエリアによっても、
金融機関や支店の数も
大きく変わるでしょうし、
数多く回ったからと言って、
良い結果が出る保証もありません。

とはいえ、
銀行回りを繰り返しておけば、
金融機関の違いはもちろん、
同じ銀行の支店間によっても、
融資姿勢の違いが
本当に良く分かるものです。

ですから、とにかく
「数射ちゃ当たる」の勢いで、
訪問件数を積み上げて下さい。

電話を掛けまくれ!

具体的なアプローチとしては、
アポ無し訪問をしないで、
まず電話を掛けまくること。

バンバン電話を掛けてみて、
融資担当に話をつないでもらい、
向こうの反応を伺って下さい。

対応が芳しくなければ、
粘らずに次の金融機関へ…

という感じでOKです。

おそらく、
10行に電話を掛けたとしたら、

そのうち2〜3行ぐらい

は、反応があるはずですから、
その2〜3行に訪問した後で、
新たな10行に電話を掛ける
という繰り返しで、

少しずつ訪問件数を積み重ね、
有望な金融機関を1つでも増やす

努力を続けてみましょう。

一覧にまとめておこう

また、銀行回りを
始めるにあたっては、

シートを作成して一覧にする

ことをお勧めします。

・何月何日に
・どこの支店で
・どの担当者と
・どんな話をしたか
・見込みはどうか

といった記録を、
エクセルなどの表にまとめて、
訪問する度にアップデート
しておいて下さい。

そうしておけば後日、
一覧をチェックしながら、

「A支店は融資に前向きだったから、
当て物件を持ち込んで感触を探ろう」

といった、具体的な銀行回りの
プランニングが容易になりますし、
電話だけで終わった金融機関も
別シートにリスティングしておけば、

「B信金の反応は思わしくなかったけど、
2ヶ月後に改めて電話してみよう」

というフォローも出来るはずです。

銀行回りに終わりはない

以前のメルマガでも
たびたび解説していますが、
金融機関の担当や融資姿勢は、

常に変動し続けている

ものです。

支店長やブロック長などは、
数年単位で異動を繰り返す上に、
金融機関の決算期などを控えて、
それまで渋かった融資姿勢が、
大きく好転するようなことが、
結構な頻度で起こるんですね。

仮に、銀行回りで良い感触が
得られなかったとしても、
その数ヶ月後、半年後には
融資に前向きになっていた…

そんなケースを、
私自身も数多く経験しています。

つまり、不動産投資家にとって
銀行回りとは、
終わりのない営業活動
のようなもの。

私たち業者も、

同じ支店を毎月訪問する

ぐらいの頻度で、
銀行回りを続けているのです。

日頃から融資先を開拓しておき、
いざというタイミングに備えて下さい。

がんばりましょう!

村上

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