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使えない融資担当者について

村上です。

ここ数年のインフレについて、
みなさんはどのような
印象を持っているでしょうか?

物価が高くなったことを、
感じる機会が増えただけでなく、
本業から得られる給料が、

物価上昇に見合うほど貰えていない

ことに不満を覚える方も、
少なくないのではと思います。

言うまでもありませんが、
インフレが加速すると、

お金の価値が下がる

わけで、金利の付かない預金を
頑なに守り続けたとしても、
その価値はじりじりと目減りしています

インフレの状況下で最も有利なのは、
資産価値のあるモノを保有すること。

不動産はその際たるものでしょう。

保有しているだけで、
勝手に含み益が増えて行きますし、
銀行の積算評価も良くなって来ます。

10年前に2億円で買った不動産が、
現在では3億円4億円という、
大幅なインフレになっていれば、

1パック数百円の鶏卵が大幅値上げ

なんてニュースを聞いても、
保有する資産の価値が増えていれば、
そんなに怖くはありません。

おそらく、インフレが継続する限り、
大都市部に不動産を保有する方は、
今後も更に富が増えて行くはずです。

一方、地方の不動産はどうでしょうか。

少子高齢化で人口は明らかに減少し、
住まなくなった空き家ばかりが目立つ

そんな光景は現在も、
全国の至る所で当たり前となっています。

・価値がどんどん高くなる不動産
・どんどん安くなっている不動産

どちらがこれから重要なのか?
みなさんも良くご存知でしょうから、

数十年先の日本を見据え、
資産が増える物件を仕込んでおく!

この繰り返しこそが、
未来の自分を経済的に支えてくれる、
貴重な収入源になることは
言うまでもありません。

デフレが長く続いた日本は、
すでに過去のものとなっています。

今後のさらなるインフレに備え、
今出来ることをやっておきましょう。

使えない融資担当者について

さて、本題です。

******

某銀行の担当者が代わった影響で、
これまでは上手く行っていた、
融資の相談が難しくなりました。

前の担当者は融資を打診しても、
速やかに回答を得られたのですが、
今回の担当者は若くて経験も浅く、
何かと時間が掛かったり、
意思疎通もなかなか出来ないため、
非常に困っています。

******

以前、このような
お悩みを伺う機会がありました。

みなさんもご存知のように、
融資の担当者は基本的に、
投資家が選べるものではありません。

それまで親身になって
相談に応じてくれた融資担当者が、
他の支店に異動してしまい、
ご相談者さんと同様に、

後任の担当者が全く使えない

なんて話が、世の中には
本当に数多くあるんですね。

というわけで今回は、
融資担当者のレベルについて
少し語ってみたいと思います。

こちらのレベルに問題あり?

まず始めに、ちょっと厳しい
言い方になるかも知れませんが…

使えない融資担当者を
充てがわれてしまう背景には、

融資を受ける側のレベルが低い

ということを、
言っておかなければなりません。

もちろんこれは、
私たち業者も同じであって、

・事業規模がまだ小さい
・業績が振るわない
・純資産がまだ少ない

そんな零細企業に対して銀行は、
まともな担当者を付けようとしません。

それとは逆に、
不動産投資家のレベルが
どんどん上がれば上がるほど、
優秀な融資先として認識され、
銀行も使える担当者を回しますから、
結局は、

投資家のレベル=担当者のレベル

という等式になるんですね。

銀行も良く分かっている

担当者が優秀かどうか?

このことについては、
私たち融資を受ける側以上に、
金融機関の側もそのことを
良く分かっているはずです。

私自身もいち不動産屋として、
銀行と長年付き合って来ましたが、
都内の不動産業としては、
まだまだ小さい規模ですから、

充てがわれる担当者もそれなり

というケースが、
これまで数多くありました。

使えない担当者だった場合、
こちらに有利な融資は
なかなか望めませんから、

その支店との付き合いが減る

ことにもつながります。

一方、少ない確率ながら、

優秀な担当者を回してくれる

というラッキーもたまに有ります。

その時は逆に、
積極的にその支店とお付き合いして、
より多くの物件に融資してもらうとか、
条件の良い融資を出してもらうとか、
色んな展開が期待出来ますから、
こちらのテンションも上がります(笑)

融資先を開拓せよ

結局、不動産の融資については、
優秀な担当者を回してもらえるか否かで、
投資の成績が大きく変わるのです。

もちろんこれは、
融資を受ける側がどうこう出来る
話ではありませんし、
運やタイミングにも左右されますから、
私たちが出来ることと言えば、

より多くの金融機関を回り、
1つでも多くの融資先を開拓する

ことが、何より
重要なポイントのはずです。

開拓した支店の担当者が良ければ、
そことしばらく付き合えばいいですし、
ダメな担当者に変わってしまったら、
別の銀行と仲良くするといった、

柔軟なスタンスで融資に向き合う

ことが求められるのです。

また、融資担当者だけでなく、
支店長も数年単位で異動しますから、
過去に使えない担当者を回された
支店であっても、

しばらくたって訪問したら、
優秀な担当者を付けてもらい、
以前の付き合いが復活した

なんて事が良く起こります。

そういう意味でも、
定期的に金融機関を回ることが
良い結果を生むことになるのです。

融資先もピンキリ?

もちろん、
一括りに金融機関と言っても、

全国規模のメガバンクから
地場の信金や信組まで

その規模はピンキリですから、
付き合い方も大きく変わります。

たかだか数千万円レベルの融資で、
地銀から使えない担当者を
充てがわれるぐらいなら、
信金の担当者に話を振るだけで、

喜んで相談に乗ってくれる

こともありますから、
自分の身の丈に合った融資先を、
選ぶことも大切だと思います。

担当者を選ぶことは難しいですが、
金融機関を選ぶことは出来ますよ。

がんばりましょう!

村上

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