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賃貸か、それとも売却か

村上です。

先日、うちのスタッフから

北海道のニセコで
バブル現象が起きている

というニュースを、
教えてもらいました。

https://newsdig.tbs.co.jp/articles/-/958295

ニセコエリアの人気は、
今に始まった話ではありませんが、
その勢いはコロナの収束以降、
どんどん加速しているようです。

今回の報道によると、
ニセコエリアの観光客数は、
コロナが一段落した2022年度で、
約260万人に上るとのこと。

いちエリアのスキーリゾートで、
この人数はすごいですよね?

そんな勢いもあって、
ニセコの物価はかなりの
インフレになっているようです。

・駐車場が1日2万円
・牛丼が1杯2千円
・ホテルが1泊170万円

という、日本とは思えない
高値が付いているのです。

日本の超円安で、
割安感があるだけでなく、
海外のインフレを考えれば、

牛丼が2千円でも
高いとは思わない

というのが、海外客の
本音なのかも知れません。

私自身、ニセコに
行ったことはありませんが、
中学生の頃から盛んに
スキーをやっていたので、
興味が無くはないです。

とはいえ、そんな流行で
ザワザワした所に行くより、
静かにスキーを楽しみたいな…。

だったら軽井沢でもいいし、
群馬の水上あたりもいいし、
という気がするんですね。

そもそも、
流行に乗っかったところで、
いい思いなんて出来ませんよ。

モノは高いし
競争は激しいし
客の質は悪くなるし

だったら、流行を追わず、
ニッチを探した方が、
よほどマシじゃないかと、
個人的に思うのです。

ニセコのバブルが
いつまで続くのか?

誰にも予想は付きませんが、
少なくとも
このブームが収束するまで、

ニセコへスキーに行くことは
当分無いだろうな…

というのが本音ですね。

賃貸か、それとも売却か

さて、本題です。

以前、こんな
ご相談をいただきました。

******

村上社長の動きと
似ているかも知れませんが、
子供の進学に伴い、
都内の3LDKマンションを
売るか賃貸に出して、
郊外に引っ越す予定です。

相場を見ていると、
それなりの金額で
貸し出せそうですが、
都内における
ファミリー区分の賃貸相場や、
高級賃貸の動きに関して
情報があれば教えてください。

******

とのこと。

ご存知の方も多いでしょうが、
私自身も都心のマンションを
引き払い、郊外のマンションに
引っ越す計画を立てています。

ある意味、この方と似たような
境遇にあるかのも知れません。

そんなわけで今回は、
都心におけるファミリー区分や、
高級賃貸の現状について
少し解説してみたいと思います。

高級賃貸は恵まれている

まず始めに、
高級賃貸物件について。

都心の不動産価格と連動して
賃料相場が上がりつつある現在、
富裕層向けの高級賃貸は、
非常に恵まれた状況にあると
言えるでしょう。

以前であれば、
月100万円以上の賃貸物件は
ものすごく豪華という
イメージがありました。
しかし、インフレが
進んだ現在の相場では、

100万円ならそこそこ豪華

ぐらいな感じです。

さらに、このクラスの
高級賃貸物件は供給が
ごく限られていますから、

借りたい人の需要より
供給が圧倒的に不足している

という現状は今後も、
そう変わらないと思われます。

賃貸で回し続ける

次に、ご相談者さんが保有する
都内の3LDKマンションについて。

都内の3LDKという、
ざっくりレベルの情報なので、
はっきりした事は言えませんが、
仮に23区内とした場合、

資金的に余裕があるなら、
賃貸に出して保有を続ける

という選択が、
もっとも有利だと思います。

東京23区内に限って言えば、
現在の不動産価格高騰は、
今後もしばらく続きますから、
焦って売却するより、

相場並みの賃料で回し続け、
残債を徐々に減らしておく

ポジションを取っていれば、
純資産を大きく増やせますし、
老後のためにも安心です。

確かに、お子さんの進学で
それなりの出費が嵩むのは
致し方ないと思いますが、
物件価格が安かった頃に
購入した物件であれば、

ある程度高めの賃料で、
キャッシュフローを増やす

方向に持って行くのが、
個人的におすすめですね。

都内の3LDKは人気

では次に、
売却という選択肢について。

先ほど述べたように、
ある程度良い立地であれば、
資金に余裕のある限り、
保有を続けた方が有利です。

しかし、お子さんの教育資金や
新しいマンションの購入において、
まとまった資金が必要であれば、
思い切って売却することも
構わないと思います。

その点において、

都内のファミリー物件が
常に不足している

ということは、大きな
アドバンテージでしょう。

買いたい客が多数いますから、
相場並みの価格で売るより、

時間を掛けて高値売却を目指す

ことを目指してください。

特に3LDKの区分は、
若いファミリー層にとって
一番人気の間取りですから、
よほどの高値でもない限り、
客付けに苦労することは
無いと思います。

後悔先に立たず?

ちなみに、高年収の共稼ぎ夫婦、
いわゆるパワーカップルの場合、
年収の合計が2千万円前後という
ケースが多いですから、
1億円前後の物件価格でも、
住宅ローンを組める客は多いはず。

もう少し背伸びして1億2千万円、
親からの援助で1億5千万円ぐらい。

その辺が、一般のサラリーマンが
買える価格帯の上限だと思います。

立地や建物の状態にもよりますが、
この辺の価格帯にフォーカスして
高値売却を目指してみて下さい。

ただし、賃貸に出して
保有し続ける選択肢のほうが、
今後の純資産形成において
はるかに有利であることは
間違いありませんから、
今後に必要となる資金と、

・賃貸で得られるキャッシュフロー
・将来の値上がりで得られる売却益

を天秤に掛け、
現時点で何が最適解なのかを、
慎重に判断して下さい。

相場が高騰した10年後に、
「手放してなければ今頃は…」
ではダメですよ。

がんばりましょう!

村上

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