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日本の高齢化はピンチなのか!?

村上です。

会員さんと話していて、
よく話題に出るのはやはり、融資のことです。

よく訊かれるのでお教えすると、
フルローンもオーバーローンも、
今でも引けている人はいます。

ただし、別の人が同じ銀行を訪ねて、
それができるかといえば、
まったく別の話です。

不動産投資というのは、
数ある投資手法の中で、
再現性が高い方だといわれます。

それは否定しません。
株や為替よりは、
そういう傾向は強いと思います。

ただし、再現性が高いといっても、
別の人のやり方がそのまま当てはまる
ということは、絶対にありません。

属性も違えば、物件も違うのです。
今は半年とか一年、時期がずれるだけでも、
融資の情勢も大きく変わります。

ですから、著名な大家さんなどの手法は、
「参考」程度に捉えるくらいがいいのです。

では、本なんて読まない方がいいのか?
というと、そうではありません。

楽しみとして読むのはいいと思います。
「この人にできたなら、オレもできる!」と
やる気がアップすることもあるでしょう。

税理士さんの書いた本や、
私の本のように(笑)、
数字やロジックが中心で、
参考になるものもないわけではありません。

大事なのは、
自分も同じやり方ができるとは思わないで、
ということです。

じゃあ、どうすればいいのでしょう?
答えは簡単です。
自分で銀行を回ってください。

誰かのやり方をなぞるのではなく、
自分の足で銀行を回り、
自分だけの成功ストーリーを作るのです。

きっと、本で読んだとおりにはいかない
場面がたくさんあると思いますが、
行動すれば、必ず学びが得られます。

ダメなら、「なぜダメだったのか?」を
考えて、次に生かせばいいのです。

失敗に見えても、
何もしないでいるよりもずっと、
前に進んでいるのは間違いありません。

寒くなると、出かけるのが億劫ですよね。
窓口の空いている時間に銀行を訪ねるのって、
なかなか大変ですよね。

それでも、足を動かしましょう。
それができる人は、壁を超えられると思います。

高齢化はビジネスチャンス!?

さて、本題です。

急速な少子高齢化は、
日本の将来にとって切実な問題。

総務省統計局の人口推計によると、
今年9月時点での概算値では、
65歳以上の高齢者人口が、

・約3,575万人
・総人口の28.4%

となり、実に「4人に1人が高齢者」
という状態です。

そこへ輪をかけるように、

・少子化による人口減少
・地方の深刻な過疎化

もう、待ったなしの状況ですよね?

不動産業界にとっても、
大きなインパクトがあることは、
間違いありません。

でも、オーナーのみなさん…
心配しなくていいですよ。

なぜそんな、楽観的なことが言えるのか?
ちょっと話を聞いてください。

未来はホントに先細り?

賃貸不動産のオーナーが、
少子高齢化について心配しているのは、

・物件の供給に対して需要が減り
・入居率や家賃相場も下がり
・資産価値も下がって売れなくなる

という、負のスパイラルに陥ることでしょう。

「これから先細りだから
不動産投資は危険だ」

こんなことを言う人だって、実際に多くいます。

でも、よく考えてみてください。

大地震や津波のように、
少子高齢化はある日突然、
私たちを襲うわけじゃないですよね?

10年20年という長期のスパンで、
徐々にそうなっていくんです。
つまり、

・時代の変化に合わせて
・自分たちのビジネスを見直す
・時間的な余裕は大いにある

私はそう言いたいんです。

時代の波に乗れ!

時間に余裕があるんですから、

・ビジネスを真剣に取り組み
・時代の変化についていく!

という気構えさえあれば、
どんな状況でも、それなりのニーズを
つかむことができるはずです。

例えば、都内の有料老人ホーム。

現在、入居待ちが非常に多く、
深刻な供給不足になっています。

さらに、こういった有料老人ホームは、
高所得者向けで費用が高く、
誰もが住めるわけじゃありません。

となれば、比較的低所得な高齢者でも、
安心して暮らせるような
高齢者向けのアパートを作り、
提供すれば需要はあるはずです。

将来の入居率なんて、
気にしなくて良くなりますよね。

確かに、孤独死など
高齢者特有のリスクは増えるでしょう。

でも、探せば対策はあるんです。
例えば、ガス会社などと提携して、
メーターが止まると安否確認の連絡が届く
といったサービスだって存在します。

保険もリスクヘッジになるはずです。

要は、オーナー自らが、
時代の波に乗れるかどうか、
そうする気概があるか、
そこが大切なんです。

高齢者はますます元気になる

さらにもうひとつ。

現在は、65歳以上をまとめて
「高齢者」と呼んでいますが、
よく考えてみてください。

昔の65歳と今の65歳って、
若々しさが全然違いますよね?

うちの親も72歳ですが、
まだピンピンしてます(笑)

つまり、今後はこういった
「元気な高齢者」が
より一層増えていくということ。

バリバリ働き、バリバリ稼ぐ高齢者だって
珍しくなくなるんです。

もちろん、体力やお金があれば

・趣味やスポーツ
・旅行やレジャー

に費やしたいと考える高齢者も、
今以上に増えるでしょう。

車好きな人には「ガレージ付き」物件、
ガーデニング好きには「庭付き」物件など、
特定のニーズに専門化した
高齢者向けアパートを検討するのも、
十分にアリだと思います。

予測できる未来、できない未来

未来は、予測できることと、
予測できないことがあります。

スマートフォンは後者でしたよね?

昔は誰も使っていなかったのに、
今じゃ、スマホがないと
日々の暮らしにも困る世の中。

そんな状況を、
10数年前に見通せた人なんて、
スティーブ・ジョブズは別として、
ほとんどいなかったでしょう。

少子高齢化が予測できたとしても、
10年20年先の日本がどうなってるかなんて、
私はもちろん、誰にもわかりませんよ。

それよりも、

・いま予測できること
・いま使えるサービス
・それを組み合わせてチャンスにしていく

こっちにフォーカスすることです。

高齢者社会も、テクノロジーも、
どんどん変わって行くんです。

オーナーの皆さんも遅れずに、
ビジネスチャンスを探っていきましょう。

古ぼけた昭和のアパートみたいに、
時代に取り残されちゃダメですよ。

がんばりましょう!

村上

P.S
私の著書は以下リンクから電子書籍が購入できます。
まだ読んだことの無い方は、ぜひ読んで参考にしてみてください。
https://note.com/casegood/n/n1ba9ad6d3c78

 

 

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