村上です。
これまで何度か
お話ししたと思いますが、
私はリーマンショック後に、
不良債権の処理会社で4年ほど
働いた経験があります。
何をするかというと、
借金が返せなくなった人に
破産手続きをさせる手伝いです。
通算で、100件くらいは
破産に立ち会ったと思います。
相手の素性はさまざま。
・経営者
・サラリーマンやOL
・公務員
・警察官や消防士
立派な肩書を持つ人も多く、
どうしてこんな人が!?
というケースも、
結構ありました。
当然、相手は
お金の工面に行き詰まり
精神的に追い詰められた
人ばかり。
理屈なんて通じない世界。
罵倒されるのは日常茶飯事。
年末年始も関係ありません。
ゴミ屋敷に住む人もいて、
はっきり言って
精神的にキツかったです。
でも、破産なんて、
手続き自体はすごく
簡単なものなんですね。
弁護士に一任してしまえば、
あとは自動でやってくれますから。
その結果、
人格が変わってしまうほど
自分を苦しめた借金が
チャラになるんです。
その後の人生だって
・クレジットカードが作れない
・数年間は借金できない
といった程度のペナルティ。
世間から爪弾きされることなく、
ごく普通に働くこともできます。
なのに、債務者の多くは
感情的になるあまり、
それが受け入れられないんですね。
自殺してしまったケースも、
3件くらいあったかと思います。
それも、第一発見者からの通報が、
警察の110番じゃなく、
私のケータイあてに
かかってくるんです(笑)
人間とは上手く出来たもので、
そういったキツい案件も
数をこなしていくうちに、
何とも思わなくなってきます。
でも、さすがにこの仕事は
長くは続けられませんでした。
ただ、つらい仕事でしたが、
現在の仕事をする上では、
プラスになってくれています。
不動産投資における、
最悪の結果は「破産」です。
私はそれがどんなものか
知っているので、
「必要以上に恐れることはない」
と人に教えてあげることが
できるんですね。
どんな経験でも、
役に立つことがあるのです。
逆に言うと、
誰かの役に立てていくことで、
当時のつらい記憶を
昇華させているのかもしれません。
稼ぐ力を鍛えよう!
さて、本題です。
日本の未来や老後に関する話題が、
ここ数年、さまざまなメディアで
大きく取り上げられています。
特に、老後の2千万問題など、
「お金」に関する問題は、
雑誌で特集が組まれるなど、
注目度の高いテーマです。
そこで現在は、国が主導する形で、
副業や兼業、投資を推奨するなど、
・国の年金制度などに頼らない
・個人の「稼ぐ力」を向上させる
取り組みが始まっています。
しかし、これまで
国や会社に依存しがちだった
日本の社会や制度から脱却し、
どれだけの個人が「稼ぐ力」を
身につけることができるのか?
なかなか難しいですよね?
今回は、「稼ぐ力」を鍛えるために
どういったマインドが必要なのかを、
一緒に考えてみたいと思います。
稼ぐ力は生きる力
最初に、「稼ぐ力」とは、
一体どんな力なのでしょう?
私は、
「生きる力」と一緒
ではないかと思うんです。
例えば、大きな災害などで
命の危機に瀕した時、
「絶対に死んでたまるか」
と、あらゆる可能性を考え、
生き残るために行動する。
「稼ぐ力」もそれと、
同じではないでしょうか。
稼ぐ力を養え!
世の中がどうなろうと
勤めていた会社が倒産しようと
自分の力だけで食べていける。
そんな能力が今後はより一層、
日本で求められていきます。
「そんなの当たり前だ」
と、思う方もいるかもしれません。
そういう人はすでに、
自分のビジネスを持っている人
ではないでしょうか。
私の感覚では、
意外に多くの方が、稼ぐ力を
持っていないように思うんです。
若い方は二極化が進んでいて、
稼ぐ力を付けたい人たちと、
まったく興味がない人に
分かれています。
どちらが多いかと言えば、
残念ながら、後者です。
しかし、若い人こそ、
稼ぐ力をどんどん養うべき。
20代や30代の方であれば、
まだまだこれからですよ。
逆に、50代・60代の人は、
今から、稼ぐ力を
養うことは難しくなってきます。
そういう世代の方なら
やっぱり、不動産投資が
向いているんじゃないかと
思います。
才能や資産はいらない
稼ぐ力をつけるためには、
・才能があったり
・資産があったり
する必要はありません。
・畑を耕して種をまき
・大きく育てて
・収穫して食べる
・余ったら人に売る
これができればいいんです。
例えば、
・ツイッターでも
・フェイスブックでも
・ブログでも
世界中の人に向けて、
自分のメッセージを
伝えることができますよね?
いいコンテンツを書いて
自分のファンを作り、
そこから有料のNoteなどに
お客さんを誘導する。
それだけの作業で、
お金が入ってくるんです。
高い品質で生き残れ!
もちろん、行動さえ起こせば、
お金を稼げるかというと、
それは絶対ではありません。
それは、野菜などを
作っている農家も同じです。
私は若い頃、農家に住み込みで
働いた時期がありましたが、
美味しい野菜を作るって
本当に大変な手間暇と
ノウハウが必要になります。
収穫だってそう。
美味しいレタスを収穫するには、
まだ暗い3時頃から、
一生懸命働かなければなりません。
日が昇ってからでは、
市場で高く売れるレタスを
出荷することができず、
美味しいレタスを出荷した
他の農家に敗れ去るのです。
つまり、「稼ぐ力」とは、
・高い品質を提供し
・市場競争に勝ち残る
ことでようやく得られるんですね。
「好き」をお金に換える
お金を稼ごうと思うなら、
・自分の好きなこと
・自分の得意なこと
の品質を高めてください。
社会的に認められるものなら、
どんなものでも構いません。
相手にとって価値のあるものを
こちらから提供できれば、
それがお金になるんですから。
今ほど、自分の「好き」を
お金に換えられる時代はないと、
私は考えています。
・食料や物に困らず
・国や法律にも束縛されず
・情報を得たいだけ得られる
最強とも言える時代です。
そのチャンスにもかかわらず、
何も行動しないで、ただ
自分の老後やお金に
漠然と不安を抱える
なんて、すごくもったいない。
あとはやる気次第!
今の世の中は、
・どんなモノも
・どんなプロセスも
商品化できます。
・炎上した
・倒産した
こんなエピソードだって、
読んでくれる人がいる限り、
お金に換えられるんです。
お金を稼ぐステージは、
すでに用意されています。
あとは、
あなたのやる気次第ですよ。
がんばりましょう!
村上