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税金は絶望でしかない

村上です。

オンラインセミナーを
時々するんですが、
新しい人が増えていますね。

Q&Aの内容を見れば、
どの程度の知識の人なのか、
こちらは手に取るように
わかります。

リストラの話題なども
相変わらず多いですから、
皆さん、危機感があるんでしょう。

私から見ると、
まだ知識がない状態で、
精神的に焦っている時って、
危険なんです。

いつもお客さんを探している
サンタメ屋さんやワンルーム屋さんって、
こういう人を探していますから。

不動産投資のことをまだ
よく理解していないけれど、
不安が強くてお金を欲している
人たちですね。

こんな話をすると、

「私はこれまで騙されたことがない」
「悪意がある人は見抜けるから大丈夫」

という人がいますが、
そんな単純な話じゃありません。

実は、サンタメ屋さんもワンルーム屋さんも、
お客さんを嵌めようとしている
自覚がある人ばかりではないんです。

それどころか、
「自分は良いものを売っている」
と信じ込んでいる人もいます。

実際に物件を保有したり
長期運用したことのない人ばかりなので、
その物件の実際のキャッシュフローなんて
わからないんですね。

売ったらサヨナラですから、
その後でオーナーが苦しんでいたとしても、
彼らには全く関係ないわけです。

ですから、儲からない物件を、
「どうして、こんなにいい
物件を買わないんですか?」
と本気で営業してきたりするんです。

その結果、
この人がここまで言うなら、
いい商品なのかもしれない…
と買う人が一定数は出てしまうわけです。

何を言いたいかというと、

「儲からない物件を売っているのは
怪しい奴らに違いない」
「騙されるのは、素人ばかり」

なんて思っていると、
足元を救われるということです。

最近、不動産業界でも
新築アパートの工事業者等の
倒産が増えつつあります。

じわじわと
景気の影響が出ているんですね。

お金に困る人が増えれば、
モラルハザードが起きて
トラブルが一気に増えるのが世の常。

初心者の方はもちろん、
経験者もより一層、
気を引き締めていきましょう。

こんな時に自分を守ってくれるのは、
なんといっても正しい知識です。

このあたりは
私の勉強会でガッチリお教えします。
よろしければご参加ください。

税金は絶望でしかない?

さて、本題です。

不動産投資家に限らず、
すべての社会人にとって
「税務知識の把握」は、
必須とも言えるスキルです。

特に、会社を経営していると、

・多額の法人税
・10%の消費税

など、何千何億もの税金を払う
ことになりますし、

役員報酬の半分ほども
税金で消えてしまうのですから、

行って見れば、
税金を払うために働いている
ようなもの。

絶望感しかありません(笑)

そうなると、
税務の知識を身につけ
いかに大きく節税をするか?
を考えるのは当然ですよね?

今回はそんな、
税務の話題について
触れてみたいと思います。

稼いだお金が無くなる!?

私は2014年に独立し、
1人で会社を立ち上げたのですが、

初年度から
何億という売上げを
計上することができました。

しかし、おかげで、
いきなり30%以上の税金
を払った上に、役員報酬からも
半分くらい税金を引かれました。

そして、その結果、
「最終的にお金が手元に残らない」
ということが起こりました。

もともと数字が得意なので、
自分がどれだけ税金を払うのか?
は、ある程度把握してはいました。

それでも、
実際にお金が減っていくのを
目の当たりにするのは、
大きなインパクトがありましたね。

税務を知らないとアウト!

もしこれが、
税務をよく知らない経営者
だったらどうなったでしょうか?

儲けたお金を使い込んだ挙句
高額の納税が出来なくなり
差し押さえを食らって飛んでいた
かもしれません。

そう。
「黒字倒産」です。

こんな話をすると、
「申告しなければいいじゃん」
と言い出す人が現れます(笑)。

しかし、
売上や所得を一切申告しない
「無申告」は、犯罪です。

以前、お笑い系の芸能人がやって
大きなニュースになりましたよね?

無申告はある意味、
「最強の税金対策」
とも言えますが(笑)

法律的に言えば、「アウト」。
それが許されるなら、
全員そうしていますよ。

ですから、
絶対に真似をしてはいけません。

無知は許されていいの?

無申告でよく問題になるのは、
・八百屋などの個人商店
・レストラン
といった現金商売の業態。

他にも
・アフィリエイト
など、
数字が目につきにくい業種
ではよく起こります。

「あのお笑い芸人は相当悪質だ」
なんて報道もありましたが、
私はそうは思いません。

芸能人のような有名人が、
法人を作って税理士まで雇って
無申告なんて、ありえない!

ある意味、
税務に全く無知でなければ
出来ない芸当だと思っています。

ただ、
なんで逮捕されないのかは、
不思議でしょうがないです(笑)

バブルの残像が続く

税金の話を続けますが、個人的に
「この税金はおかしいんじゃないの?」
と思うものがいくつもあります。

個人で確定申告している人は、
よくご存知かとは思いますが、

「土地の購入でローンを組むと
支払った金利に課税される」

というものも、その1つです。

通常、ローンで支払った金利は、
経費に参入出来るのですが、
土地分の金利については

過去の特例が長年適用され続け
経費として扱ってくれない
ことになっているんです。

どうして、そんな事が
続いているのかと言うと、

「バブル期に起こった土地転がしを規制」

するために作った特例が、
そのまま残っているんですね。

30年近く前の特例ですよ。
「そんなもん残しておくなよ!」
と、言いたくなります。

どっちがプラスになる?

ちなみに以前、本で読みましたが、

・税務調査をやる署員の人件費 と
・脱税などで追徴課税した金額 は

税務署員の方が高いらしいです。

つまり、
署員をリストラした方が
脱税よりプラスになるという
皮肉な結果を生んでいるんです。

もちろん、それが
脱税行為の抑止力になっている
わけで、

野放しにしていたら、
それこそ大変なことになるのですが、
何だかおかしな話ですよね?

早く税務署も、

・ブロックチェーンを導入して
・情報をシステマティックに共有する

ようにして、
無駄な人件費を減らす
努力をしてもらいたいものです。

知識を身につけて備えよ!

まぁ、基本的に税金は
上がり続けるものであり
下がり続けることはない
ことは理解していた方がいいでしょう。

サラリーマンの年収は下がり続け
税金や不動産価格は上がり続ける
わけです。

いよいよ
スタグフレーションの時代
が到来したのかも知れません。

いち経営者として、
日本の未来を悲観せざるを得ない
ですが、

それでもなお、
税務の知識を身につけて
節税対策を万全にしておく
ことは必須です。

その点はみなさんも心得てください。

がんばりましょう!

村上

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