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融資条件が厳しくて無理?

村上です。

人間という生き物は、
何らかの節目にあたり、

これまでの歩みを振り返る

ことが多いものです。

例えば、

・卒業式
・結婚式

などの節目では、
これまで育ててくれた親や、
友人などに感謝するでしょうし、

・結婚記念日
・定年退職

などでは、これまでの日々を思い出し、
パートナーや自分を労うことが、
多いと思います。

しかし、私自身はそういった、

何かの節目に過去を思い出す
ということを一切しない

珍しいタイプの人間なんです。

例えば、会社を立ち上げて
1年目という節目に際しても、

自分でも不思議になるくらい、
何の感情も持ち合わせなかった

と記憶しています。

あくまで節目は通過点に過ぎず、
振り返る気持ちもありません。

事務所を移転した時もそう。

新しく広々とした
オフィスを目の前にしながら、

「ここまで頑張って来たな」
「やっとここまで来れたな」

などと物思いに耽ることは、
まずなかったです。

そもそも、そんな思いを
他人が持っているかどうかさえ、
私には想像出来ません。

本当はウソじゃないの?
うわべだけじゃないの?

そんな勘ぐりさえ、
時にはしてしまいます(笑)

さらに、

相手の気持ちに寄り添う

なんてことも苦手ですね。

他人は他人
自分は自分

それでいいじゃんという感じ。

ただし、ビジネスは話が別で、

自分の利益を探求しつつ、
相手の利益も考える

ということは得意です。

そもそもビジネスというものは、
自分の利益を独占したところで、

安定的な継続は見込めない

わけで、
この業界で生き残るためには、
お互いの利益を考えることも、
時には重要なのです。

まぁ、そんな性格の私ですが、

私のことを理解してくれる、
社員や取引先に恵まれている

ことは確かだと思います。

過去を振り返らない私ですが、
こんな経営者に付いて来てくれる人たちを、
これからも大切にしたいですね。

え?うわべだけの言葉だって?
そんなことは断じてありません(汗)

融資条件が厳しくて無理?

さて、本題です。

先日、地方都市に住む
ビギナーの不動産投資家さんから、

*****

最近、大家仲間と話していると、
4月に入り融資が厳しくなった
などという噂を聞いています。

その人の属性にもよりますし、
金融機関次第なのも分かりますが、
積極的な金融機関でも
自己資金2割が必要だったりと、
まだまだ弱小大家の自分にとって、
厳しい道のりのようにも感じます。

*****

このようなコメントを
いただく機会がありました。

不動産投資をやりたいにも関わらず、
融資条件が厳しいために、
手が届かないというジレンマ。

これは、多くの不動産投資家が、
一度は経験していると思います。

でも、押してもダメなら
引けば良いという諺どおり、

融資開拓においても、
あらゆる模索を続ける

ことの方が、
より重要ではないでしょうか?

今回はそんな、
金融機関の融資条件について、
解説してみたいと思います。

厳しくて当たり前なの?

まず、融資条件を語る前に、
押さえておくポイントがあります。

それは何か?というと、

融資は厳しくて当たり前

ということです。

確かにここ数年は、
○ルガの不正融資をきっかけに、
金融庁の融資引き締めが入り、

・自己資金2割が当たり前
・返済期間も耐用年数以内

といった金融機関が増えました。

それ以前といえば、

・フルローン
・オーバーローン

などの融資条件も、
難しくはありませんでしたし、
耐用年数超えの返済期間も、
銀行次第で可能でしたから、
現在より緩かったことは確かです。

緩ければ成功するとは限らない

しかし、モノは考えようで、

・以前がある意味異常だった
・今は逆に正常な融資に戻った

という見方も出来るんですね。

事実、以前のフルローンや
オーバーローンで物件規模を
急速に拡大した結果、

財務状況が一向に改善されず、
資金繰りに窮して市場から撤退する

という個人投資家や自称コンサルが、
数多く存在していました。

中には、全く儲かってないにも関わらず、
フルローンを引くために虚偽の資料を提出し、
不正に融資を引き出していたケースも、
少なくなかったのです。

つまり、融資条件さえ緩ければ、
誰もが物件を買えて成功出来る!
というわけではなく、むしろ

・財務的に問題の多い投資家が増える
・不正行為を生み出す温床になる

要因にもなっていたのです。

押してダメなら引いてみる

とはいえ、融資が出なければ、
たとえ良い物件を見つけたとしても、
指をくわえて見逃すしかないわけで、
属性や実績に乏しいビギナー投資家が、
現状を打破するためには、

行動と努力で融資を引き出す

ことが求められます。

例えば、自己資金が足りなければ、

・頑張って地道にお金を貯める
・年収の高い企業に転職する

あるいは、金利が多少高くても
頭金の条件が緩いと思われる

・ノンバンク
・信金や信組

を、小まめに当たってみるなど、
方策は色々あると思います。

また、どうしても自己資金が、
欲しい物件の頭金に届かなければ、

低価格帯の小ぶりな物件

にシフトする戦略も有りですね。

背丈に見合った投資

私がここで言いたいのは、
自分が融資条件に見合わないなら、
頑張って背伸びをしているより、

自分の背丈に見合った投資

をすれば良いということ。

極端な背伸びをしたり、
下駄を履いて背丈を盛った結果、

足元がグラグラですぐコケた

なんてことになれば、
投資はもちろん人生だって、
再起不能になってしまいます。

どうしてもやりたい投資があるなら、
その物件が買える人間になれるよう、
自己資金を地道に貯めることや、
属性を上げる努力をしましょう。

それが叶わないようであれば、
自分の背丈に見合った物件を
選べばいいんです。

そうやって実績を積めば、

自分がやりたかった投資が、
いつの間にか出来るようになる

ケースも多いです。

大家仲間やSNSの情報も大事ですが、
まずは、自分の立ち位置を把握し、
今出来るベストを尽くして下さい。

がんばりましょう!

村上

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